警察庁国会担当の間抜けさに「役人てこんなにバカなの?」の声

2014/05/17 06:10
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【お詫びとお断り】国会の法案が絡む小難しい話です。全部に細かい説明を入れると訳がわからなくなってしまうので、「一般的知識のある素人がぎりぎりわかる最小限の説明」にとどめました。
 もし、永田町や霞ヶ関、政治担当の方で、「この記事意味がわからない」とか「説明加えた方がいい」という箇所がありましたらお教えくださいm(_ _)m
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 みなさんは、超党派の国会議員による、通称「ダンス議連」というものがあるのをご存じだろうか。細かい事は他の報道に譲るとして、要は何かと言えば、「風俗営業法の適用からダンスホールを外せ」という議員立法を作って、ダンスを広めようという議員連盟なのだ。
    
 ダンスホールといっても、社交ダンスをやる「ダンスホール」もあれば、六本木とか麻布の「シャブ、バカ、タトゥー、チンピラまがいやオレオレ詐欺とバカ女」が集うような「クラブ(この記事に出てくるクラブは全部語尾が上がる方)」だの「ディスコ」だのも、風営法上では、「ダンスホール」となる。ダンス議連は風営法適用除外のところで、そこまで細かい事を決めていない。
「何がよくて何がダメなんて閣法みたいなものをこの規制緩和の世の中につくってもしょうがない。議員立法なのでダイナミックに作っていく」
 という方針らしい。
  
 ただし、国会議員はいわゆる危ない奴が集う「クラブ」の実態を知らないからひとくくりにして法律を作ってしまっている。我らのように「ああいうクラブがいかに危ないか」がわかってないから危ないとは思うのだが、そうはいってもまぁ、国会議員の立場としては正しいだろう。いくら六本木の「クラブ」に、見た目がアホそうでタトゥーある奴が出入りしていても、それだけでは取り締まれない。確かにどんなものでも「ダンスホール」でひとくくりにして法案を作るのは国会議員の立場としてならわかる話だ。 
 
 で、「とにかく議員立法でダンスホールの規制を外してやろう」ということで、もうすぐ内閣委員会(=警察を担当する国会の常任委員会)に委員長提出(=超党派議連なので、委員会決議は一瞬で通過し、本会議もそのまま通過するので法案として成立する)で行われようとしている。
  
 これに今更慌てたのが警察庁だ。アホ丸出しなのだが・・・。
 
「2,3日前ですよ。ダンス議連も議員立法も、前からやっているのに、今更出てきて文句を言ってきたんですよ。警察庁の国会担当は『どうせ議員に法律なんか作れない』タカをくくっていたようなんですが、そんあことはありません。別に警察庁も何も言ってこないので、提出しようとしたら文句を言われた。能力が低いのでしょうか?(ダンス議連幹部)」

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