【人民解放軍61587部隊】の命令書について

2017/04/25 12:04
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<TKUさんより>人民解放軍61587部隊の命令書が出ていましたが、これは2015年4月1日に中央軍事委員会で習近平が初めて人民軍改革として8項目を言い出したうちの一つ、対外有料サービス停止に関連しています。

 人民軍が、

対外有料サービスを行うことが汚職の温床、特に病院経営を通じ臓器移植に繋がっているとして、2016年3月には、3年を目途に全面的に停止の命令を出したものに対応するのもだろうと思います。どこから3年以内とするか明確ではないのですが2018年3月ないし2019年3月が期限になります。
 
 2016年から、済南、天津、北京、四川地区司など次々と停止命令が出されていましたが、上海地区にも波及したということでしょう。
 
 この命令書の元が、軍司令部の命令ではなく、上海市委員会が上海市駐在部隊に命令しているということが注目されます。
 
 上海の人民軍は、地区軍司令部の下ではなく、上海市委員会の下にいたことになり、サイバー攻撃で有名な61398部隊も従来言われていたような総参謀部第3部に属しているというより江派の私兵だった可能性が高く、中国通信、電子技術を牛耳ってきた江沢民の息子の江綿恒の影響下にあったのでしょう。
 
 江沢民および江沢民一族を守ってきた上海地区人民軍が習近平に恭順の意を示したということで江派の人民軍への影響力がなくなったことを示す象徴的な出来事だと思います。
 
 ちなみに61587部隊は上海で高層マンション建設、販売など手広くいろいろやっていたようです。
 
 

2024-03-29 03:38:19

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