*はじめに 2017年6月8日の英庶院議員の総選挙の結果は英・保守党にとって厳しいものとなった。英・庶民院650議席の過半数である326議席に届かない318議席の獲得に終わった。メイ英首相・メイ政権・英保守党は、本格的なEU離脱交渉の開始を前にして、「選挙の敗北」と「ハング・パーラメント」という厳しい現実を突き付けられたことになる。 ただでさえ、英国の政治・経済・社会情勢の変化、英国を取り巻く国際情勢・国際経済の変化、それらに伴い連動した形で浮上した「EU離脱」問題を目の当たりにした英国は、先の国民投票、そして今回の英庶民院の解散・選挙を見てわかるように、英国は「最終決断」をためらっているように見える(踏ん切りがつかない英国)。
この記事は会員限定です。サイトにログインが必要となります。
*はじめに
2017年6月8日の英庶院議員の総選挙の結果は英・保守党にとって厳しいものとなった。英・庶民院650議席の過半数である326議席に届かない318議席の獲得に終わった。メイ英首相・メイ政権・英保守党は、本格的なEU離脱交渉の開始を前にして、「選挙の敗北」と「ハング・パーラメント」という厳しい現実を突き付けられたことになる。
ただでさえ、英国の政治・経済・社会情勢の変化、英国を取り巻く国際情勢・国際経済の変化、それらに伴い連動した形で浮上した「EU離脱」問題を目の当たりにした英国は、先の国民投票、そして今回の英庶民院の解散・選挙を見てわかるように、英国は「最終決断」をためらっているように見える(踏ん切りがつかない英国)。