【インテリジェンスA】「第2期・習近平体制の構築にむけ最終局面に突入した習近平氏に関する一考察」

2017/09/03 12:41
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はじめに

2017年8月31日、中国共産党は中国共産党中央委員会政治局会議において、10月11日に「中国共産党第18期中央委員会第7回全体会議(第18期7中全会)」の開催と10月18日に「中国共産党第19回全国代表大会(党大会)」を北京で開催することを決定した。
通常であれば、10月18日に開催予定の「中国共産党第19回全国代表大会(党大会)」は一週間弱で日程を終えて閉会し、引き続き「中国共産党第19期中央委員会第1回全体会議(第19期1中全会)」が北京で開会されるものと思われる。
「中国共産党第19期中央委員会第1回総会(第19期1中全会)」で「中国共産党中央政治局委員(25名前後)」と「政治局常務委員会委員(現行は7名。いわゆるチャイナ・セブン。だが第二期・習近平体制では5人に減員される可能性も)」が選出さる。
そしてはじめて「第二期・習近平体制」が公式に発足し、本格始動する。

習近平体制が選出された前回の「中国共産党第18回全国代表大会」が2012年11月8日に開会されたことを考えると、「中国共産党第19回全国代表大会(党大会)」が2017年10月18日に開会が決定されたことは、習近平氏が習近平体制の二期目への体制整備を急ピッチで、5年前より強気に、前のめりに進めていることがわかる。
今後もその動きは加速するであろうことは想像に難くない。

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