【インテリジェンスA・ミサイル関連情報】「万景峰号を巡るロシア・北朝鮮間の動きと日露協働の糸」

2017/10/07 01:11
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 2017年10月2日、港湾使用料の問題でロシア当局により停止されていた「万景峰号」による「ウラジオストク〜羅先」間の定期航路が再開されたことが報道された。
 
 当面は貨物だけの不定期運航として万景峰号による「ウラジオストク〜羅先」航路が運航されることとなった。
万景峰号による「ウラジオストク〜羅先」航路は、ロシア・ウラジオストク港湾当局により、2017年8月25日のウラジオストック発を最後に入港許可を出すことが停止されていた。
 
 その後、万景峰号は北朝鮮・羅先港に係留されていた。ロシア当局・ウラジオストク港湾当局は港湾使用料の未払い等を理由に入港許可を出すことを停止したといわれていたが、当該航路の運営にかかわっているロシアの「インベスト・ストロイ・トレスト」社の説明に関する各種報道・情報によると、北朝鮮情勢の変化を受けてロシア当局・ウラジオストク港湾当局により港湾使用料が値上げされ、港湾使用料を巡る問題となった模様。
 
「万景峰号」による「ウラジオストク〜羅先」航路の「開始」、「停止」、そしてこのタイミングでの「再開」の流れは、プーチン大統領、ロシア・モスクワ、クレムリンがすすめる「シベリア・東アジア政策」や「北朝鮮政策」、そして「対日政策」や「北方領土問題」を考えるうえで大きなヒントを与えるものであると思われる。
 

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