【インテリジェンスA】「第2期・習体制」

2017/10/20 18:59
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はじめに
 
 2017年10月18日、「中国共産党第19回全国代表大会」が開幕した。
 この「中国共産党第19回全国代表大会」を前に、2017年10月11日から四日間、「中国共産党第18期中央委員会第7回全体会議(7中全会)」が開催されており、大雑把に言えばそこで「第1期・習体制の総括」と「第2期・習近平体制の方針と人事の方向性」が確認され、事実上、承認されている。
 
「中国共産党第19回全国代表大会」では、これまでの5年間の党と第1期・習体制の総括と今後の党と第2期・習体制の基本方針が示され、重要政策課題、党規約の改正等が討議・承認され、中国共産党の幹部である約200人前後の「中央委員」と200人弱程度の「中央委員候補」が投票で選出されることになる。
 
「中国共産党第19回全国代表大会」は、2017年10月24日に閉幕の予定。
 翌日の2017年10月25日には「中国共産党第19期中央委員会第1回全体会議(1中全会)」の開催が予定されている。
 
 この「第19期・1中全会」において、「中国共産党第19回全国代表大会」で選出された「中央委員」の中から、第2期・習体制における25人の「政治局員」が選出され、加えて、その「政治局員」の中から中国共産党の最高指導部である「政治局常務委員(前回は7人=いわゆるチャイナ・セブン)」が選出されることになる。
 
 中国共産党のトップと最高指導部が公式に決定され、第2期・習体制がスタートすることになる。
 そして、「中華人民共和国」としては、来年の2018年3月に開催が予定されている「全国人民代表大会」において、正式に第2期・習体制が承認され、スタートすることになる。
 

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