【インテリジェンスA】宋濤・中国共産党中央対外連絡部部長の訪朝と今後の北朝鮮情勢をズバリ!!!

2017/11/21 12:17
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はじめに

2017年11月17日、宋濤・中国共産党中央対外連絡部部長は習近平・中国共産党総書記の特使として平壌・北朝鮮入りした。
宋濤・中国共産党中央対外連絡部部長は2017年11月17日、「崔竜海」朝鮮労働党副委員長と会談し、中国要人が過去に訪朝した際に行われてきた慣行にのっとり金正恩氏への贈り物を手渡した。
翌日、2017年11月18日、宋濤・中国共産党中央対外連絡部部長は「李洙墉」朝鮮労働党副委員長と会談した。
北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会は2017年11月18日、宋濤・中国共産党中央対外連絡部部長とそのデレゲーションをもてなす宴会を開催した。
その宴会には「李進軍」駐北朝鮮中国大使や大使館員もまねかねていた。
宴会のホストは、「李洙墉」朝鮮労働党副委員長であった模様。
宋濤・中国共産党中央対外連絡部部長の「訪朝日程」は、11月20日までの予定とされているが、宋濤・中国共産党中央対外連絡部部長が金正恩氏と会談・面談等を行ったか否かに関する信頼できる情報は流れていない模様だ。
金正恩氏が習近平氏の特使である宋濤氏との面談の有無にかかわらず(金正恩氏が宋濤氏に「公式」に会うことはないと思われる)、宋濤氏の今回の訪朝は、いわゆる「北朝鮮問題(北朝鮮の核とミサイルの問題)」を巡る「中朝間の交渉」がようやく公式に本格稼働を開始するといった象徴的なものになるものと思われる。
だが、象徴的な動きにとどまるとしても宋濤氏の今回の訪朝は大きな意味を持つものとなり、北朝鮮が今後展開する「外交」上、大きなポイントとなるものと思われる。

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