【インテリジェンスA】我が国の安全保障政策を巡る動き

2017/12/20 04:56
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はじめに

我が国・日本政府は当初、「イージス・アショア(陸上配備型迎撃ミサイルシステム)」導入に関して来年度予算案に盛り込む予定を前倒しして、今年度の補正予算案に約20億円の関連経費を盛り込み、米国・米国防総省との契約と導入・配備(米国防総省の有償軍事協力・FMSを通じてイージス・アショアを導入)を急ぐことを正式に決定し、2017年12月19日の閣議で閣議決定される運びとなった。
「北朝鮮情勢を中心に変動する東アジア情勢や戦略環境」と「我が国の対外政策(我が国の対北朝鮮政策、対米政策、対中政策、対露政策、対韓政策、対台湾政策等の個別の外交政策、我が国の東アジア政策、ユーラシア政策、アジア太平洋政策等の地域政策、そして我が国の世界戦略等を踏まえた「最適解」)」等から、安倍首相・首相官邸が導き出したこのタイミングでの当該「閣議決定」である。
この「閣議決定」は我が国を取り巻く周辺諸国に向けたバロンデッセでもあり、安倍首相・首相官邸が切った「外交安全保障カード」の一つでもあることは、明らかだ。

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