独裁で滅びの始まり!習近平国家主席・王岐山国家副主席の選出

2018/03/20 10:33
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はじめに
 
 2018年3月17日、中国の全国人民代表大会(全人代)は、全会一致で習近平氏を国家主席に再選した。また、王岐山氏を国家副主席に選出した。国家・政府として「第2期・習近平体制」がここに公式にスタートしたことになる。
 習近平国家主席が、全国人民代表大会において全会一致(反対票・棄権票・無効票が全くない)で再選された意味は重い。
 また、中国共産党の中央委員等の役職に就いておらず、定年問題(「七上八下」=役職への推薦・選出は67歳以下であることが求められる。68歳以上なら引退・定年)、スキャンダル問題(不正蓄財=2兆元レベル、海航集団・HNAグループ等との不適切な関係等に関する米国在住の郭文貴氏等による告発)等、様々な批判にさらされた王岐山氏が、全国人民代表大会(全人代)で「反対・1票」という圧倒的大多数の支持(習近平氏の全会一致での再選を際立たせるために反対・1票が演出された可能性が高い)で国家副主席に選手されたことも、今後の中国の世界戦略・外交安全保障政策・各種国内政策を考える上で重い意味を持つであろう。

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