日曜日スペシャル・《225F》あす18日の事前ストラテジー&マーケットパワーバランス数理解析

2013/02/17 17:15
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引けてみれば先週末金曜日のナイトセッションでは大きな切り返しを見ることができました。独自分析でもずいぶん気をもんでマーケットのだらしなさに対するイライラぶりが行間に表れていましたが、夜になってどうにかこうにかやることはやった東京市場、との印象です。

値動きは日中が<O:11240   H:11270   L:11060   C:11170>でしたが、ナイトセッションで<O:11170   H:11340   L:11120   C:11310>との派手な切り返しでした。

G20を巡り その声明に日本名指しの批判があるとかないとか、次期日銀総裁人事がどうなるこうなる、とまわりは相変わらず喧しいところで、そのたびにマーケットは一喜一憂で上げたり下げたり、下げたり上げたりです(笑)。

東京市場はしかし、為替の反応や米国市場を受けて(見てから)の、いってみれば自力での走行ではなく、補助輪つきで背中を支えられ押してもらってリバウンドがやっとできたようなもので、なんとも危なっかしい限りです。

東京市場はよくも悪くも、この頓珍漢ぶりが特徴で、よく言えばトリッキーで面白いとも言えますが、時々、いやしばしば何を考えているのかわからないケースが見られます。事が起きてからの強気解説や弱気解説がさらにマーケットの真の姿をさらに見えにくくしている気がします。
マーケットに対して「何を考えているのですか?」と尋ねたくなることも頻繁に起きますが、そのたびに「なにも┐('〜`;)┌」という答えが返ってきそうで困惑します。

さて、独自解析からの運用術はすこぶる好調の一途です。勝率100%の意味も徐々に浸透してきたかなと自負しますが、相場の怖さはここで増長しないこと。まさに勝って兜の緒を締めよ、の連続です。

それぞれの時間軸別ポジション構築も小気味良く利益確定が売りも買いも進んでいることと思います。

気になるその後。ポジション状況とあわせ、次のステージとしてのシグナル(事前戦略、本来あるべき基本的投資マインド、本来あるべき基本的投資スタンス、本来あるべき基本的考え方)を見てみましょうか。


《225F》
J-GATE(超短期波動)
変化:売りへ

※予告買い→利確は、結果として先週末ナイトセッション中に完結しています。買いコストは11140あたり→11240利確、は紙面でも書いていた通り、高値11340へのマーケットのリバウンドの過程でミッション完結でした。あす18日に待ち受ける次のミッションはこうして新規ショートですからまたまた「指値出来ず引け成り、不成り」を駆使しての対応、売り姿勢です。


SWING(短中期波動)
変化:売りへ、but

※ゆったりと週またぎのつもりでしたが、11170買い→11300アッパーの130円利幅は、あの一度テーマとした「とるもんとっとととれるうちとっとととっとけ」の利益確定至上主義の掟にも抵触することとなりそれを重視し11310で やはり利益なるでミッション完結でした。オーバーウィークした方も、その後のシカゴCMEのNikkei225Fは、11310としっかりで帰って来たようですから、まずまず利確は明日の寄り付きでも決められそうです。一旦はロングの利確、そして新規ショートな!ここまでは現在決定事項ですから、明日の午後3時までにまたまた「指値出来ず引け成り、不成り」でショート弾発進です。が違うのは「but…」の部分の有無。これは「再変化:買いへ」が共存していることを示しています。つまり、明日は売りだが明後日は「買い」になる、ここまでがこの「短中期波動」の対応が含まれています。まだまだこれからの未来、マーケットがどのように動くのか未知数ですが、「18日は売りで」「翌日19日には買い
戻し、どてん!買い」であると、そこまで見通していることになります。
マーケットの動きとしては明日の18日の相場は高いが、明後日19日は反落した、などとなればまたそれは拍手喝采気味の動き、理想的となるわけです。


《OPTION/e-Warrant》
put意識へ
レベル2★★


バトルポイント
11700  11480   11260
11200  11980   10760
コアポイント
11257


※好評のマーケット珍味度、このマーケットは食えば旨いか不味いか(買いか売りか)のジャッジですが、やはりいったんは不味い判定です。<珍味レベル2☆☆→不味い★>との過渡期。しかし、SWING(短中期波動)と同じようにこちらも「but…」付きであり、<再変化:珍味☆☆>がそのあとに続きます。

相場の世界が例えば三角定規で線を引いて、右は買い左は売りなどとその線が引ければ分かりやすいでしょうが実際にはまさにグラデーションのように徐々に変化しているとしか言えないので、売り買いの判別も臨機応変な姿勢が求められています。その場合も、あのくらいこのくらい、と固定観念にとらわれすぎるのも危険です。
まず大事なのは、一連の買いシグナルはいったん利食いが望ましい、これは言えるでしょう。


週足ベースバトルポイント
12110   11710   11310
11210   10810   10410
週足ベースコアポイント
11277



《米国市場:戦略と解析》
ダウ
買い
レベル2☆☆

バトルポイント
14160   14060   13970
13940   13850   13750
コアポイント
13963


ナスダック
変化:買いへ
レベル1☆

バトルポイント
3240   3220   3200
3190   3170   3150
コアポイント
3194

※先週末は-6ポイントと調整を見ましたが、独自解析ではまだまだあと1ポイント割高です。シグナルはこれで売り戦略から買い戦略への移行となりますが、3190以下への下げを期待し そこで買い戻し利益確定&どてん!新規ロングのスタートとの流れです。ダウ、ナスダックともにこうして「買い戦略へ」となるわけですが、期待しているのは「マーケットは下げる」です。買いの種蒔きですからよりやすい場面を予想し期待しているのです



〜〜ネット拾い読み〜

NEVADAブログ
格下げと破たん処理
2013.02.16
株式が買われています【シャープ】、【富士通】ですが、S&Pは以下のように格下げをしています。

シャープ B (さらに格下げ方向へ)
富士通  A−(クレジットウオッチに指定:格下げ方向へ)

シャープは次には「C格」となり、事実上の債務不履行という段階に来ており、後がない状態に追い込まれています。
株を買い上げるのも良いのかも知れませんが、ある日突然、『倒産』となり、紙くずになる恐れが高まってきたと言え、上がっても下がってもマネーゲームとなる段階に来ています。

また、中山製鋼所も2月末までに再建策をまとめないと重大な局面になるとも言われていますが、支援する側もお金がなく下手に支援に動けば、共倒れとなる可能性もありますので動けない状態になりつつあると言われており、
この3月末にかけて、上場企業が複数倒産する可能性もあり、銀行が株高でお金ができつつある今、延命のための支援より潰して処理した方が安くつくと判断することもあり得ます。

金融緩和、円安で浮かれている日本ですが、世界でも株式市場から目をそらせば様相が一変します。
EU各国のGDPマイナス成長という、世界の3割を占める経済圏がマイナス成長に陥り、しかも借金返済のためにこれから本格的に増税・支出削減となれば、経済がこれから本格的に悪化するのは避けられません。
それで株を買い上げるのですからバブルそのものと言えます。

イギリスやアメリカの末端の経済状況を見れば訪れるたびに悪化しているのがわかりますが、そのような姿は一切報じられません。

世界がいったん経済悪化に眼覚めた時、株式市場も気が付くのでしょうが、その時にはファンドたちは逃げてこのように言うはずです。

『Thank you 安倍』、そして、『さよなら、安倍』
http://blog.m.livedoor.jp/nevada_report-investment/article/4401046?guid=ON

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