《225F》18日のナイトセッションから明日19日へ/事前戦略とマーケット数理解析

2013/02/18 18:13
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奇しくも独自解析では、上がる下がるの予想ではなくその基本的スタンスが、ドル円と《225F》は、今回同じような戦略となっています。つまり本日18日はどっちに転ぼうが売り=上げてよい、上がってよし=∵上がったらショートだから、です。そしてさらには本日18日は売りなのだが明日19日は買いへ(ショートの買い戻しで利益確定狙い)と素早い変化となる、まで全く一緒です。

忙しいことこの上なしです。

実際にも、本日東京タイムの日中はまずドル円が< H:94.21 L:93.70 >の値動きで一時94.20辺りの高値示現となるなど、94.00円台前半での円安推移でした。これを拠り所として、追い風に受けて《225F》も上伸となり、<O:11330 H:11460 L:11320 C:11410>の「やや強い」値動きを見せたものでした。

なぜ?本日上がったのか?一般的にも学術的!?にも、ニュースで伝えられた通りでしょう。「G20でアベノミクスに対する具体的な日本名指しの批判がなかったから」「はい、その通り」。「ドルが買い戻され再び円安になったから」「はい、その通り」となります。

そして実は独自解析ではもうひとつの「理由」がここに加わります。
それは「先週始め買いついた向きが、(もしかしたら)逃げたかったから」との独自波動理論です。

先週の流れを独自解析コアポイントの流れで見てみると、12日は<日中:11397→ナイト:11373>13日<11273→11317>14日<11310→11267>15日<11167→11257>となり、先週始めに買いついた向きにはこの通りのじり貧相場で「まずいよこのままでは、ヤバイよヤバイよ」の連呼だったでしょう。

実際にも、チャートからはあのままなら10800円コースをたどる可能性が高かったとみますからなおさらです。

そんな逃げ遅れ利食い損ない買い方組(メジャープレイヤーの一角)のコストが独自試算では11350辺りでしたから、これをマーケットには越えてもらわなければならない。そうできないようなら、あの10800をみすみす評価損拡大として迎えてしまう可能性があった、そんな構図も考えられます。

はい。独自解析ではなんとなくですが、再びの「強いふり作戦」だったのではないか、にも見えてしまうわけです。逃げるための一世一代のbull演出か、の疑いも持ちながら見ていきます。
もちろん買い方派としてここからこのまま狙いたいのはさらに売り方の踏み上げ、買い戻しをさせることによる上値追いでしょう。それほどに相手を怖がらせ上昇のエネルギーとして巻き込みたい、もあったでしょうが、その目的はどうやら現段階では観測できていません。

むしろ共倒れという表現はこの場合ふさわしくはないですが、ドル円が反転で円高に転じ、連れて《225F》も利食い先行で指数は失速へ、がノーマルな形でしょう。

先走って書いていますが、そうした状況下、つぎのステージ、早速シグナル(事前戦略、本来あるべき基本的投資マインド、本来あるべき基本的投資スタンス、本来あるべき基本的考え方)と照らし合わせながら見てみましょうか。

ナイトセッションも始まりました。<O:11430 H:* L:* C:*>と買い方派はやる気満々ですが、怖いのは「立ち往生」であり「失速」といういつものパターンです。この症状が出れば、いつものようにそんな買い方の自爆スイッチON、投げ売りで自らが苦しくなる、となります。



《225F》事前ストラテジー

J-GATE(超短期波動)対応ならば…

売り
レベル4★★★★

※今晩の米国市場は記念日で休場だそうですが、そんな米国タイムには、独自解析ではあの【嵐】改め【暴走モード】観測です。これは「荒れる」を前提に考えますが、上に荒れるか、下に荒れるかは現段階ではなんとも言えません。ただし、マインドを揺さぶるなにかはあると心してマーケットに対峙します。ポジショントーク的には「反落」が理想ですが、これもまだなんとも言えないいわば10時間後くらいの未来の話です。前述のように現状の買い方派には「立ち往生」や「失速」が許されないという、むしろ攻めているようで実は苦しい現状でしょう。その判定はマーケットが11400にタッチするかどうか、11400タッチ後に11300円台に入っていくかどうかで判断します。
bullなら(上値追いなら)売り乗せで対応します。まだ両建てにはなりません。下げなら利益確定です。30円、70円、130円、それぞれにリスク許容度に応じて自分のコストに当てはめて計算してみてください。これによれば、ショートの買い戻しの参考値は11380、11340、11280あたりになります。


SWING(短中期波動)対応ならば

売り→買いへの過渡期
★★→☆

※神経を使うのはむしろこちらの波動です。プログラムとしては11410コストでのショートですが、すでにシグナルとしては「買い戻せ」が点灯していきますから、1ティックの11400以下でも買い戻しを図っていくことになります。心理的葛藤の時間となります。時間的には明日19日がまるまる買い戻しのための時間になりますから反落時を見逃さないようにします。買い戻しができるような相場反落というチャンスがなければ明日から心理的に面倒な両建ての対応になります。

《OPTION/e-Warrant》
変化:putは利確へ、予定

※好評のマーケット珍味度。<まずい→珍味の過渡期>つまり、こちらも<売り→買いへの過渡期>といった状況です。しかもレベルが★と☆のやり取り、非常に変化しやすい形です。逆に言えばタイミング次第、もっと言えば勝敗がタイミングのみとも言えます。不安定と写るか、トリッキーか。その鍵を握るのが、買い方派の気持ちです。キーポイントは繰り返しますが、「立ち往生」や「失速」が観測できるかどうかです。

バトルポイント〜デイリー
bullサイド節目
11690
11550
11410

bearサイド節目
11370
11230
11090

コアポイント
11397

※株の重鎮の評論家が語るところによれば「200円以上上がった日は買わない、逆に200円以上下がった日は売らない」というパターンが今年2013年の大発会からの鉄則だそうです。つぎの日は確率高く、というよりこれまでは100%の確率でつぎの日は反対の動きになっているとのことです。だとすれば、本日の11407.87の日経平均は、+234.04円ですから、買ってはいけない日だったとなりそうです。さてさて。


〜〜気になったニュース〜〜

ニュース本文
ドル93円後半、G20通過後の円売りで一時94円前半
[2013/02/18 15:43]
〓記事の写真

[東京 18日 ロイター] 東京外為市場午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル高/円安の93円後半。
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明で日本の政策が名指しで批判される事態が回避されたことで、短期筋の円売りが復活し一時94円前半まで上昇したが、午後に入って上昇モメンタムが失速気味となった。短期筋中心の値動きで東京勢は概して様子見だった。
安部首相の外債購入発言を受けて、ドルは朝方の安値93.62円付近から短期筋のドル買い/円売りが進み、一時94.22円付近まで上昇した。しかし、その後は94円前半でのもみあいとなり、93円後半まで反落した。
安倍首相は参院予算委員会で、デフレ脱却への金融緩和手段をめぐり「外債を購入するという考え方もある」と述べた。
ユーロは125.01円付近から125.67円付近まで上昇した。「ユーロは不安定になりつつあるが、円安トレンドはとりあえず続いているので、ユーロ/円の大きな下押しリスクは当面限定的だろう」(外銀)との見方が出ていた。
G20会議は16日、競争的な通貨安を回避する方針などを盛り込んだ声明を採択して閉幕した。
「とりあえず(日本)名指しの批判はなかったが、額面どおりに受け取っていいのか微妙だ」(FX会社)との声が出ている。ここからは「これまでのように円安が一本調子で進むとは考えづらく、円安のスピードが増せば、ドイツ、フランス、新興国など諸外国から円安けん制の声が再び上がってくるだろう」(同)という。また、ドルは「近々95円の節目をトライすることがあるかもしれないが、当面は92─94円台の水準にほぼ収まる」(同)という。
ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次チーフエコノミストは、G20声明を受けて「今週について、95円の壁は相当厚くなった」とみている。声明文から「(円安について)現状に不満は残るが、今のところは許容する。ただ、この流れがもし続けば話は違う」といった印象を受けたとし、追加の材料が出なければ、今週95円を回復するのは難しいとの見方を示した。
他方、「一連のG20関連の報道では、理屈さえつけば何でもやっていいという印象を受けた。今後はそういう国が日本だけでなく、他にも出てきて、地政学的リスクも含め、世界の緊張感が高まるだろう」(機関投資家)という。
市場の関心は日銀総裁人事に注がれているが、安倍首相は、参院予算委員会で次期日銀総裁について「私と同じ考え方を持ち、強い意思と能力を持った方にお願いしたい。政府の意思は、近々行われる人事で示していきたい」と語った。
通貨オプション市場では、1カ月物ドル/円リスクリバーサル(RR)25%デルタが0.275/0.700の気配。同RRは今月6日に一時ビッドサイドで0.875まで上昇していたが、その後続落している。
一方、1カ月物ドル/円オプションボラティリティは12.55/12.90%の気配。同ボラティリティは1月後半に10%を下回っていたが、その後徐々に水準を切り上げ、前週半ばに13.15%付近まで上昇している。しかし、現在は上昇が一服している。
「ボラとRRが同時に下がってきたことで、円ショートの利食いが出ている可能性がある」(外銀)という。
(ロイターニュース 森佳子)


〜〜ネット拾い読み〜

NEVADAブログ
2000億ドルの負担増(米国家庭)
2013.02.18

今、アメリカの一般家庭が今年負担する税負担増が2000億ドル、円換算で19兆円にも上るとして、その負担を緩和させるために、金融緩和をして株高・不動産高を演じていますが、一般家庭で年間10万円程手取りが減る影響は、ガソリン高と共に一般家庭へ打撃となり、消費が次第に落ち込むことになります。


また、財政赤字強制削減で、国防費が10兆円以上削減されることもあり、この面で軍事産業への影響が出てきていますが、現場でもすでにアメリカ海軍は中東に展開させていました空母2隻を一隻に減らす決定をしており、沖縄海兵隊もグアム・ハワイへ集約させ、すでに沖縄基地は必要ない状態になりつつあります。
*この面もあり、アメリカはイランへの攻撃準備はしていないと言えます。

アメリカはお金を出すところには、軍隊を駐留させますが、そうでない赤字になっているところからは軍隊を引きあげており、今年は韓国から米軍は赤字になっている主力部隊を事実上撤退することになるはずであり、朝鮮半島のパワーバランスが崩れはじめています。
即ち、韓国の総合的な力が落ち、北朝鮮が主導権を握り始めてきています。

米国政府は自国のタックスペイヤー(納税者)が納得できる軍事費の使い方を考え始めており、日本の防衛をアメリカ人が納得できるかどうか、重大な岐路に立たされています。

日本人の多くは、アメリカの軍事基地がアメリカが勝手に作り、アメリカが勝手に駐留しているものだと思っているとしたら、アメリカはこのように述べるはずです。

『では、日本の防衛は日本で勝手にどうぞ。アメリカはグアム・ハワイ・フィリピン・オーストラリアラインに引き下がり、シーレーンも日本で防衛するように』

シーレーン防衛がアメリカにより放棄されれば、日本向けタンカーも貨物船も海上で襲われ、海上保険料も跳ね上がり、日本への物資(貨物)が滞ることになり兼ねません。

オバマ政権の4年間はアメリカ経済を筋肉質にすることであり、切り詰めることが出来る軍事費は削れるだけ削るはずです。

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