《225F》14日ナイトセッションのstrategyと考え方

2013/03/14 20:30
6928950926a7

>
>
> 本日14日の東京タイムは大変「みどころや収穫」の多い値動きを見せました。それは日銀の新体制への期待でもなく、またTPP交渉参加への期待感といった類いのものではありません。
> マーケットのパワーバランス、つまり売り方VS買い方という対立構造で考えてはじめて浮かび上がる勝負論の世界であり、読んでいただいている皆さんもこの欄以外ではあまり見たことのない代物かもしれません。
>
> 値動きは日中が<O:12270   H:12330   L:12180   C:12330>となりましたがベクトルとしては12270→12180→12330となった切り返しての高値引けです。先程始まったばかりのナイトセッションは<O:12360   H:*   L:*   C:*>と、日中の大引けよりも30円高い12360の寄り付きを見ています。この動きも実は納得がいきます。
>
> どういうことなのか?
>
> 戦略を振り返りながらこのナイトセッションの攻略を考えていきます。
>
> まずは朝の寄り付き前版で「…※整理します。まず本日やることは、寄り付きの売りスタンス、これに私的には尽力します。…」としていたように、買いシグナルに取り囲まれたなかで、まずは「新規売り、新規ショート」に精力を注いだわけです(通常なら昨晩からの持ち越しオーバーナイト買い建て玉の利食いの意味です)。上述のように12270でしたから、以前書いたように約定後は狙う利幅、30円、70円、130円に当てはめる作業を瞬時に行い自分の満足感を加味しながらサクッ!ととっていく、ここまでが朝一番の作業でした。首尾よく指数はまず下落していきましたから、12200の買い返済指値(12270−70=12200)は12180をつけにいく過程で約定となりました。まず決めてしまう、これはやはり以前ここでも書いたあの「一撃」の感覚です。 また、「利益確定至上主義の掟」「脱け殻」などの独自用語もこれでリアルに分かりやすく伝わるかな、などと考えていたものでした。
> その後のマーケットは前場はヨコヨコ気味の値動きでまたまたモチベーションが低下、あとはもう大引けを待つばかりとなり、静かに待つつもりでした。
>
> が、後場から情勢に変化が生じました。理由はもしかしたら冒頭のように「日銀の新体制への期待」や「TTP交渉参加への期待感」なのかもしれませんが、なんとヨコヨコの動き=keeping、から12270復帰、さらに12280タッチへと攻防がliftingへと踏み上げのセオリーへとマーケットは進みました。
>
> そうです、ここなのです。つまり、この11280をつけさせたこと、これがのちの高値引けを呼び込んだ力学になったと言えるでしょう。買い方の技あり!!の瞬間です。つまりこれが「脱け殻から」「踏み上げへ」の力学なのです。本日のケースもですが、ニュースで語られるような理由ももちろんあるのでしょうが、これはむしろあと講釈。どちらに転んでも使われる材料でありニュースです。ですから事実として評価すべきは12180から12280へとリバウンドを見せたことで、一転して慌てまくりの売り方のギブアップ買い戻し(ロスカット)が入った!、だったでしょう。つまりkeeping→liftingのなかでまたまた売り方の買い戻しが皮肉にも上伸びの原動力になった(させられた)と見ることができます。買い方+売り方の買い戻し=上昇力倍増の構図です。
>
> これらを踏まえてからの、このナイトセッションの攻略法です。まずはシグナルをつらつらと並べて、その後に解説します。
>
>
> 《225F》14日ナイトセッションのstrategy
>
>
> J-GATE(超短期波動)
> 売り
> レベル11★★★★★★★★★★★with黄信号
> MAX!!★with黄信号
>
> SWING(短中期波動)
> 買い
> レベル2☆☆with黄信号
>
> 《OPTION/e-Warrant》
> ニュートラル
>
>
> バトルポイント
> 12570   12420   12270
> 12240   12090   11930
> コアポイント
> 12280
>
> ※※上記のようにJ-GATE(超短期波動)、SWING(短中期波動)ともにミッションとしては利益確定済みの「脱け殻」です。特に、リアルタイムで味わった本日のケース、12270ヤリ→12200買い戻し利益確定は身近に感じた脱け殻誕生の瞬間でもありました。この「脱け殻」の特徴としては、本日のように余裕をもって利益確定の場面を手中にしながらもそれを実行せずにいて、買い方に突け込まれる水準までの逆転を食らうと、売り方の買い戻しが皮肉にも更なる上昇になる、こうしたケースが起きやすいとなります。逆も真なりです。こうしたケースを私は何度も味わってきたので、「脱け殻」という考え方を取り入れるようにしたわけです。最終的には今回を含めてこの売りのミッションは勝利するのですが、勝負が長引くとの弊害も背負い込んでいくことになりますから、まず精神的にも余裕がなくなります。まず利食い、まず利確、その重要性も学べた一日だったように思います。
>
> ※好評のマーケット珍味度判定はなおしぶといです(笑)。<珍味!!/レベル4☆☆☆☆/買い/レベル4☆☆☆☆>、となっています。ただし、私ならまず明日を想定して、次に今晩の対応を考えます。すでに上記のように売り方のギブアップ買い戻しが始まっていますから、これはもう上値追いは確率が高いですから、上での待ち伏せのショートを指値で狙います。第一候補は上記バトルポイントの上段真ん中、12420か12430辺りでのショート、です。第二候補が12570です。週間ベースでは12500のちょい下辺り、これを狙うために今晩中に12400を上方クリアしてくる可能性は高いと見ています。明日は典型的な「逆張りの日、逆張りday」と見ていますから 今晩のナイトセッションの大引けが高いならまたまたショートでのオーバーナイトを謀ります。明日は高寄りなら反落、安寄りなら反発、こう見ていますから、朝のような決め撃ちはしにくいです。それもこれも土台、《OPTION/e-Warrant》がニュートラルですから
> 、ここ数日書いているように、マーケットに柱がない、軸はない。上滑り気味の値動きであるから、それなりの評価、それなりの対応に徹する、となるからです。
>
> まずは、12430ショート、そして指値出来ず引け成り不成りで12470不成り、を狙います。
>
> 執筆時18:20PM現在は<O:12360   H:12420*   L:12360*   C:*>、です。*は未確定暫定です。
>
> 今週の高値12400はこうしてクリアしています。力学的には12470~480があってしかるべしですが、原動力が売り方の買い戻しメインならちょっと難しいですね。逆に今度は買い方が高値掴みにビビっているなら、12330にタッチしてくると今度は買い方派のギブアップ売り(投げ売り) が出てくることになります。
>
> ※総じて、「脱け殻」「脱け殻」、そして「ニュートラル」ですからシグナル本体には「実体がないゴースト、ghost」とも言えます。
> 無理はしない、これが結論です。
>
> Michael Jackson's Ghosts (Full Version)
> http://www.youtube.com/watch?v=2avhzmmWQM0
>
>
>
> ~~気になるニュース~
> ニュース本文
> 焦点:輸入インフレに追い付かない賃金上昇、円安との兼ね合い難しく
> [2013/03/14 16:15]
> 〓記事の写真
>
> [東京  14日  ロイター]  今年の春闘では、一部大手企業が一時金を満額回答する動きが相次いだが、専門家によると、今年の賃金全体を押し上げる効果はわずか0.5%程度にとどまる。円安による輸入物価の上昇の方が大きく、輸入インフレで吹き飛んでしまう計算だ。
> 円安がさらに進行すると一部企業や資産家だけにメリットが集中するとの分析もある。2%の物価目標達成には4%程度の賃上げによる購買力向上が必要との見方もあり、賃金の増加を伴う物価上昇への道のりはまだ遠い状況だ。
> <目線は新興国賃金、賃金上昇広がりはまだ見えず>
> 今年の春闘の結果が久しぶりにサラリーマンのマインドを明るくしたのは確かだ。賃金増加と物価との間には明確な因果関係があるとの実証分析もあり、安倍政権が掲げる2%の物価目標達成には賃上げが何よりの近道だ。
> しかし話題となっている賃金増加の動きは、ごく一部の企業にとどまる。円安が業績に追い風となった大手輸出型企業、あるいは内需好調の恩恵がある小売・流通業が中心だ。ロイター2月企業調査(大・中堅企業400社対象)では8割の企業で13年度の賃金は据え置き、9割の企業が安倍政権による賃上げ促進政策を踏まえても、賃上げには前向きになれないと回答している。今や企業は、国内企業間での横並びではなく、新興国企業との比較で給与をとらえているためだ。調査への回答には「グローバルに見て日本の人件費は割高」(電機)、「新興国に比べて給与水準は相当高い」(機械)、「人件費はできる限り抑制」(情報通信)といった声が目立つ。
> しかも、春闘ではボーナス(一時金)要求に対して満額回答が目立ったものの、定期給与の体系は据え置きがほとんどだ。クレディスイス証券のチーフエコノミスト、白川浩道氏の試算では、一時金が全産業で一律5%増加すると仮定しても、日本全体の給与総額はわずか0.8%しか上がらない。
> 他方で、購買力の拡大により2%物価目標を成し遂げようとすると、4.3%の名目賃金上昇が必要になると日本総研・山田久調査部長は試算している。しかし、これほどの上昇はバブル崩壊後の日本にはない。
> 定期給与の2カ月分程度しかないボーナスで名目賃金をこれだけ押し上げようとするには限界がある。やはり定期給与の水準を引き上げるベースアップの実施が広がらない限り、物価上昇にはつながりにくい。
> <輸入インフレで実質賃金はむしろ目減り>
> 一方、急激な円安により輸入型企業などでは原材料高が収益を圧迫。法人企業景気予測調査では1─3月期の景況感は、大企業非製造業を除き、大企業製造業でも中堅・中小企業でも軒並み悪化した。日銀が公表している輸入物価指数は1月、2月とも前年比で2ケタの上昇を続けており、企業は価格転嫁できる商品は値上げに動き始めている。家計にとっては、エネルギー輸入コスト増大による燃料価格の上昇に加えて、食卓にも値上げの波が及んでいる。直近の例では、今年春以降、日清食用油が10─15%、はごろもフーズのツナ缶が最大6%程度値上がりすることになった。
> 専門家の見通しでは、消費者物価(除く生鮮食品)は輸入インフレの影響もあり10─12月ごろには0.8%程度上昇するとの見方が大勢。これに対し、今年の給与総額は春闘の結果を踏まえても概ね0.5%程度の上昇にとどまるとみられ、賃金増加よりも日常品の価格上昇幅の方が大きくなる可能性が高い。2014年度からは消費増税も実施され、家計の可処分所得はいずれ増税幅5%分目減りすることになる。円安による値上げ分と合わせると、所得の実質的な減少を補うことは、容易ではなさそうだ。
> 円安進行は輸出企業の収益拡大や数量効果による生産増をもたらす効果もある。輸入原材料高を通じて輸入インフレをもたらすデメリットと合わせて勘案すると、1ドル91─93円程度でネット効果が最大になると、山田氏は分析している。しかし2%の物価目標が達成できず、日銀が緩和を継続していくことで円安が一段と進む可能性も否定できない。
> 埼玉大学・客員教授の水野和夫氏は「円安のメリットは一部の大企業だけに集中し、生活必需品は高くなる。日本国民全体の幸福にはつながらない」と懸念する。
> (ロイターニュース  中川泉  編集:石田仁志)
>

この記事は会員限定です。サイトにログインが必要となります。

「【トレーダーMASAKIの当てたい相場予測!】」の最新記事

アクセスランキング