《225F》22日ナイトセッションから週明けへ

2013/03/22 19:34
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株価がこうして下がると、否、下がったあとから今度はテレビ株番組 「キプロスが…」「ですのでユーロが…」ともっともらしい解説のオンパレードでした。が、いやらしく何度も書きますが(笑)、上げていた日は「地中海の小さな国の出来事だから」とか、「額もとるに足らない」だとか、「じきに終息してまたあげ始める」などと専門家のプロとされる方々が異口同音におっしゃっていたのです。いわば軽視していたことで 昨日の今日ですから、半笑いで「これまで上げてきましたからねえ」などという始末です。

私たち個人投資家は、ですので、投資をする際にこうした環境下にこのマーケットは置かれているのだと言うことを再認識すべきでしょう。

本日22日の値動きは<O:12430 H:12460 L:12270 C:12320>となり、しばらくは、それこそしっかりした動きを見せていたものです、あるポイントを切るまでは。

はい、これも書いておけばよかったのですが、昨日の売りスタンスの時は「ズバリ!12530を切ってくると買い方派のギブアップ売りが出やすい」状況でした。明けて本日は 独自解析では「12390を切るとさらに買い方派のギブアップ売りが出やすい」状況になると試算済みでした。昨日は売り方派として「崩れろ」の思惑 一方本日は買い方派として立場は180度反対側でしたから「守れよ、keepingしとけよ」の思惑でマーケットに対峙していました。

チャートの日足で一目瞭然ですが、やはりこの12390をkeepingしていた時間はよかったのですが、引けにかけて下方ブレイクするやいなや、あれよあれよと加速度がついたように12270の安値を見たものです。
概論としては、昨日も本日も、いわばマーケットの主役は買い方派にあり「一人相撲」での右往左往といってよいでしょう。

そもそも論になれば、買い上がり方が強引すぎたからこうなったのか、そのたの市場を単純にカンニングしたからこうなったのか、そのあたりは卵が先か鶏が先かとなりそうで、あまり追求の意味はありませんが、いずれにしてもこのままの冒頭のようなあとだしあとから起きてから解説が横行したままでは、日米市場の質的な開きがますます起きてしまうでしょう。

思い出したことがひとつあります。まだ日本が失われた10年、20年になる前の話です。シンガポールに一大金融拠点を作るとしてSGXが華々しくデビューした頃、我が国は「天と地がひっくり返ってもそんなことになるわけがない」とふんぞり返っていたものです。立場の逆転などあり得ないと豪語していたものです。ところが…は誰もがいま感じていることでしょう。

そうしたある種の驕り昂りがまだまだあるのか、国際競争力すらいまやこの「ざま」ではないかと思うものです。

私的には既述のように、<TPPのメインターゲット>はこの国のズバリ!<金融>と見ています。農業でもなければ不動産とも言い切れない、「金融」の分野が狙われていると読んでいますが、傍観する限りは偉いさん、当事者にその意識や危機感はまだまったくといっていいほどないようにみえます。

またまたことが起きてから、起きたあとに、食われたあとに(笑)、「アノとき左に避けていればよかったのです」的な解説をしている頃は、「TOO LATEな!!」と言われないようにしておかなければならないと思っています。

さて、大きくまた横道に反れていました。早速、今晩ナイトセッションの戦略、シグナル(事前戦略、本来あるべき基本的投資マインド→スタンス、本来あるべき基本的考え方、心構え)を見てみましょうか。



《225F》22日ナイトセッションのstrategy


J-GATE(超短期波動)
買い
レベル16☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆with黄信号
MAX!!☆with黄信号

※厳密に言えば、「脱け殻」での買いシグナルです。昨晩からの持ち越しの買いポジを逃げること、撤収がメインでしたが、寄り付き12430を追撃買い(ナンピン買い)してコストを12440にし、ワンティックの12450で逃げる作業をわずかに3分以内にやっておかなければなりませんでしたから、大半の買いポジ派はつかまったままになったと思います。マウスで板に直接入力形式でなければ、また、「逃げるぞ」の意思がなければとてもではないが出来なかったでしょう。手入力でなどと悠長には構えていられない今朝でした。さて、ですので一旦は評価損を抱え込み、買い方として長期戦も覚悟、またはシグナルによっては面倒な両建てすらも考えていかなければならなくなるかも知れませんが、今晩のところはこのJ-GATE(超短期波動)対応は、ナンピン買いの追撃をMAX!!で、となっています。コストを12350辺りにまで下げることが理想です。
ナイトセッションは途中経過<O:12350 H:12360* L:12290* C:*>と「やや弱い」展開のままです。またまたその他の市場の奮起奮闘待ちなのでしょう。


SWING(短中期波動)
売り→買いへの過渡期
★→☆

※「指値できず不成り」にしておけばよかったのですが、こちらは予告通り崩れたあとからの大引け午後3時、安値圏の12320からの売りスタートでしたが、早くもシグナルへんかで「」が出ましたので、今晩中に12310以下での買い戻しを狙います。執筆時は12280の指値で待ち伏せですが、先ほどは290で届かずでした。

《OPTION/e-Warrant》
call(脱け殻)
レベル1☆


バトルポイント
12770
12580
12390
12350←コアポイント
12340
12150
11960


※好評のマーケット珍味度判定はまたまたヒット!ビンゴでマーケットの崩落不時安を見ることができました。ただし、すでにこれを受けて判定は進化しています。<珍味!/レベル1☆/買い/レベル1☆>です。


※※※結論です。珍味度判定にもあるように、ここでのいわゆる「弱気」はナンセンスとの最終判定です。本当は上げやすいのだ、上げやすいのに、と感じてのマーケットへの対峙です。
ですから上記のように売りポジは利確を急ぎたいですし、買いポジも、かといって「強気」になるほどでもなく12390±20ほどへのナチュラルリバウンドを期待した上で撤収!が理想です。売りポジの買い戻しは12310以下でor better 買いポジは肩入れしたいもののこうして「一人相撲」で腰の引けたそんな買い方にどこまで期待できるか、期待してよいものか、そんなジレンマです。

買い方に元気玉でも誰か注入してくれればよいですが。

映画『DRAGON BALL Z 神と神』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=tAyLJq08lZo



〜〜気になるニュース〜

ニュース本文
期待感と警戒感が交錯、ネガティブ材料に反応しやすくなった市場
[2013/03/22 16:22]
記事の写真

[東京 22日 ロイター] 期待感と警戒感が交錯するなか、市場は一進一退となっている。日米の金融緩和期待が流動性相場を支えているが、実体経済の回復は遅く、大きく先行する市場の期待とのギャップが鮮明になると利益確定売りが強まる展開だ。
ネガティブ材料にも反応しやすくなってきた。週末を前にくすぶるキプロス問題やさえない米企業決算が投資家にポジション調整を急がせている。
<週末前に手仕舞い急ぐ投資家>
悪材料に対するマーケットの反応が強くなってきた。通年利益見通しを引き下げたフェデックスに続き、オラクルの12─2月期決算でソフトウエア販売が予想を大きく下回ったことが嫌気され、21日の米株市場でダウの下落幅は一時100ドルを超え、ナスダックも1%超下落する場面があった。「パニック売りはないが、これまでと異なり、ロングオンリーからの売りが増えた」(米系証券)という。
米株市場はダウ<.DJI>は史上最高値圏にあるが、売買ボリュームが低下する中での高値更新であり、短期的な調整局面入りも警戒されている。バリュエーション面で過熱感が強いわけではないが、日本、欧州、中国で景気がもたつくなか、米経済だけが例外的に堅調とみられていただけに、米国の悪材料は失望を誘いやすい。
米フィラデルフィア地区連銀が発表した3月の製造業業況指数はプラスに転じたが、「水準は2.0と低く、景気回復のスピードは遅いと言わざるを得ない」(大手証券)という。足元の住宅や消費は堅調だが、財政問題に伴う悪影響は懸念要因だ。「コア資本財受注は昨年の反動で伸びているが、この勢いはいつまでも続かない。設備投資はこれから減速する可能性がある」(SMBC日興証券チーフエコノミストの牧野潤一氏)との指摘もある。
米スポーツ用品大手ナイキや米食品大手ゼネラル・ミルズなど堅調な決算を発表した企業もあり、全体として収益環境が悪化しているわけではない。財政問題の影響は懸念要因だが、家計のバランスシート改善を背景に住宅市場や消費も回復基調をたどっている。しかし、上昇相場ではポジティブ材料の陰に隠れがちだったネガティブ材料にマーケットが強く反応し始めているのも事実だ。
東京時間では、キプロスがロシアに要請した金融支援を得られないとの報道を手掛かりに円高が進行。日経平均<.N225>は300円近い下落となった。キプロス問題は不透明感を強めており、週末を前に投資家は「何が出るかわからないとポジションの手仕舞いを急いでいる」(国内銀行)という。
<海外勢はボトムフィッシング姿勢>
ただ、金融緩和期待が市場心理を下支えするとの安心感が崩れたわけではない。「日米ともに金融緩和が経済を後押しする。景気循環的にも依然、回復基調の中にある」(マネックス証券チーフ・エコノミストの村上尚己氏)という。株式市場では「週末に向けてポジション調整の動きが強まっているが、海外勢はボトムフィッシング(押し目買い)姿勢だ。ブルーチップ(国際優良株)銘柄を安値で買いたいという海外勢は依然多い」(大手証券トレーダー)との指摘も出ていた。
実際、日銀の国債購入期待に加え、外部環境の悪化で金利はさらに低下し、経済活動を支えている。国債先物は海外ファンド勢の買いを巻き込んで上げ幅を拡大。国債中心限月6月限は一時前日比18銭高の145円75銭と全限月ベースの最高値を連日で更新。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時0.565%と9年9カ月ぶりの水準に低下した。
黒田日銀総裁は21日の就任会見で、より長期の金融資産購入でイールドカーブ自体をもっと下げていくことが必要と発言。市場では「総裁会見でイールドカーブをフラット化させたい意図がひしひしと伝わってきた。基金方式と輪番方式を統合すれば、日銀は長期・超長期ゾーンの国債買入枠が増えるとの思惑が浮上。カーブがつぶれないうちに買いたいとの心理が働いている」(国内金融機関)との指摘があった。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券・債券ストラテジストの稲留克俊氏は「債券市場は引き続き、早期デフレ脱却の実現性に懐疑的である一方、日銀が国債買入を一段と積極化させることの影響を織り込む動きを続けている。規模や年限がどこまで拡大するか決め打ちできない状況なので、相場の先高観が消えないのは致し方ない」との見方を示している。
(ロイターニュース 伊賀大記;編集 山川薫)

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