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パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学 単行本 – 2017/8/10
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・ISBNコード:9784861013430
・出版年月日:2017/10/15
- 本の長さ308ページ
- 言語日本語
- 出版社クレヨンハウス
- 発売日2017/8/10
- 寸法12.8 x 1.2 x 18.9 cm
- ISBN-104861013437
- ISBN-13978-4861013430
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
ウソをつけたら「サル」から「ヒト」へ 脳研究者による娘の成長記録
池谷裕二氏の最初の本『記憶力を強くする』(二〇〇一年)の書評に、米原万里さんはこう書いた。
「読み始めたら止まらない面白さなのだ。脳科学について全く無知な人でも理解できるように、基本的な事柄や今までの研究の足取りを、目も覚めるような鮮やかさで整理してくれる」
最新作の本書にも、この評はそっくり当てはまる。
内容は、結婚十一年目にして授かった愛娘の、生後一カ月~四歳に到る成長観察記録。「育児? 関係ないよ」と言うなかれ。池谷氏が「3歳までの脳は、ヒトではなく、サルに近い」と冗談ぽく書いているように、これは我々がいかにしてサルからヒトになるかというサイエンス・ノンフィクションなのだ。子育て、孫遊びに関わる人はもちろん、かつて赤ちゃんだった人なら、自らの無意識のアルバムを開くような驚きと不思議さにとらわれるだろう。
記述は一カ月単位。一歳の「指差し」、一歳八カ月での「イヤイヤ期」など、成長に応じたキイワードが示される。たとえば二歳一カ月での消防車の話。「消防車は何色?」と聞くと「赤」と答える。ところが、大人と違って、日陰に入った消防車は「黒」だと言う。
「娘が言うことは光学的には『正しい』のです」「これは『色の恒常性』と呼ばれる現象です。娘は最近、消防車が日陰に入っても、夜道で見かけても、『赤』と言うようになりました」。……なるほど。そう言えば私の孫にも同じことがあったぞ。
「明日」と「明後日」の区別は三歳四カ月までできなかった。「明後日」は、いったん「明日」の時点に視点を移動させなければ理解できない。サルには到底無理なのだ。そうか、「アサッテの方向」って、「明日」の視点が飛んじゃってるわけかと深く納得。
ウソもまた高度な認知プロセスだという。ウソをつくためには、(1)何かをしたいという目的がある。(2)自分は真実を知っているが、相手は知らないという認識を持つ。(3)目的達成のための手段を思いつく。――の三つの認知が必要だ。「予測と対処」こそが、人間の脳の本質なのである。子供がウソをつくようになれば、めでたくヒトになったということか?
冷静な観察と同時に、本書は男親の温かな視線が溢れている。二歳六カ月、保育園で月見団子を作ったとき、愛娘の団子は驚くほど小さかった。「これは何?」と聞いたら、「アリさんのために作った」との答え。思わず「可愛い! 」と言いたくなる叙述が、全編に満ちている。
優れた観察も、優れた表現も、対象への愛が不可欠だと気づかせてくれる本でもある。
評者:平尾 隆弘
(週刊文春 2017.11.23号掲載)出版社からのコメント
脳研究者・池谷裕二さんが、
娘さんの4歳までの成長を、
脳の発達と機能の原理から分析し、
子育てのコツとして惜しみなくご紹介!
専門家だから伝えられる「脳科学の育児術」は、
大人にとっても新しい発見があること、間違いなしです。
登録情報
- 出版社 : クレヨンハウス (2017/8/10)
- 発売日 : 2017/8/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 308ページ
- ISBN-10 : 4861013437
- ISBN-13 : 978-4861013430
- 寸法 : 12.8 x 1.2 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 77,134位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

─ 池谷裕二(いけがやゆうじ) 東京大学・薬学部・教授 ──
こんにちは、池谷です。脳の健康や発達、老化を探求する基礎研究を行いながら、脳に関する一般向けの本を書いています。
脳は知れば知るほど奥が深く、さらなる探究心がくすぐられます。研究現場は毎日がわくわくの連続です。この高揚感を自分だけにとどめておくのはもったいない ── 脳研究の最前線のトピックを、できるだけ噛み砕いて語ることで、「知の興奮」を皆様と共有したいと願っています。
初めて拙著を読まれる方は、高校生への講義シリーズ『進化しすぎた脳』『単純な脳、複雑な「私」』『夢を叶えるために脳はある』(講談社)の3冊を、まずはお手に取ってみてください。私の「脳観」を感じ取っていただけると思います。
『脳はこんなに悩ましい』(新潮社)、『脳はみんな病んでいる』(新潮社)、『ココロの盲点 完全版』(講談社)も個人的に大好きな本です。より手軽な本としては、『海馬』(新潮社)、『脳には妙なクセがある』(扶桑社)、『パパは脳研究者』(扶桑社)、『記憶力を強くする』(講談社)などもございます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
コラムが特にためになるし、おもしろいです。いろんな研究結果に基づいての話で、どっかの育児本よりも説得力があります。
「認知的不調和」(自分の決断を自分の内面心理から説明しようとする)のために、子供が自分で行動を決めるようにさせるのが良いとか、
好きでやっていることは褒めてはいけない(褒められると、「褒められるためにやっている」と思うようになってしまう)など、目からうろこでした。
『「虐待を受けた子は、将来、虐待をする親になる」は統計学的に否定されている。』も、知らなかったので印象的です。
著者の子は異様に成長が速い気がして、1人目の子育てとかの人が読んだら不安になってしまうのではないかと思い、★1つ減らしました。
こんなに成長が速いのは、著者がパパとして積極的に育児参加しているからかと思います。
うちは、旦那にこれ読んでと勧めたが、断られたので、内容をメモってから、友人にあげてしまいました。
そんな親なので、子供が4才になったらマシュマロテストをしてみたいですが、クリアできなさそうで、ちょっと怖くもあります。
1ページ1ページ
驚きがいっぱい。
池谷パパの愛情のこまやかさ、正直さにもじんとした。
響いた言葉の中から少し書かせていただきます。
・私が考える本来の姿は「親の希望通りの子に育て上げる」のでなく、
むしろ「親なんていなくても立派にやっていける子になる」ように導くことです。
・ごはんを食べる、トイレにいく、嫉妬する…ふだん何気なくやっていることが
決して当たり前のことではなく、脳回路がもたらした奇跡なのだ、と—――。
・私は娘が生まれる前から「イクメン」になると公言していて、仕事も以前より
早く切り上げるようにして、私が家にいる間は、オムツ替えは妻にはやらせません。
・コミュニケーションの最初の形態は「授乳」なのだと、改めて思いました。
・せめて「人並み」であってほしいという願望を、親として抑えることは難しいですね。
・最近娘は、見えるものに自分から手を伸ばすようになりました。
彼女の中で「この世界は3次元だ」ということに気づき始めた…
この世界のあり方がわかってきたと言ってもいいでしょう。
・クラシック音楽をかけたとたん、娘が静かになったので
「将来は音楽家か」…我ながらどうしちゃったんだろう。
そうはいっても、やめられないのが親なのでしょうか。
・恋愛はまるでわが子への愛情にそっくり。
・赤ちゃんは、ほんの一瞬で気分を変えることができる。
今この瞬間を生きている。
・わずか生後4カ月の赤ちゃんでも、先週受けたストレスを「覚えている」。
・「道具を自分で使いたい」という主体的欲求が、教えられずとも芽生える。
・マネという行為は、それ自体が快感なのです。
・ゴリラやチンパンジーに、ヒトと比べて欠けているものが
もしあるとすれば、それはきっと笑顔です。
・子どもはなんでもすぐ覚えられる、というのは間違い。
子どもは脳が未熟なために、正確な記憶しかできない。
・2語文でフシギなのは「ワンワンおいで」「ワンワンいる」などのように、
必ず名詞のあとに形容詞や動詞をくっつける。
・2歳5カ月。しかられたあとには、ニコニコと近寄ってくる。
見ようによっては、相手の心を読んでいるようにも見えます。
・私が考える「才能のある人」とは、反射力を上手に使える人のこと。
・家庭に子どもがいるということは、それ以前には
想像できなかったほど、ステキなことだった。
・「虐待を受けた子は、将来、虐待する親になる」という
虐待の世代間連鎖については、現在では統計学的に否定されている。
・赤ちゃんは、甘いもの、温かいもの、ふわふわしたもの、
丸いもの、赤みがかったものを、誰から教えられるともなく好む。
長く愛されている絵本には、こうした脳の
デフォルト嗜好にフィットする要素が、必ず含まれている。
・もちろんお父さんも君に負けないよう、
まだまだ成長するつもりだ。
これからもよろしく。
合わなかった点は、脳科学の視点から子育てについて書かれた本なのかなと思って買ったら、著者のイクメンアピールと、子どもの大まかな成長記録がメインだったこと。所々に挿入されている育児の「こぼれ話」は、どう微笑ましいでしょ?感が寒い。SNSでやったら?というレベル。お金を出して読むような内容じゃない。
子どもの脳の発達過程を詳しく知ることで、育児の参考にしようと思ったが、そういう目的で読むには内容が薄い。 脳科学と育児についてであれば、『子どものための精神医学』や、『その子育ては科学的に間違っています』『ママは悪くない!』『子どものイヤに困ったとき読む本』などの方が個人的には面白かった。
子育てをすることに特に大きなトラブルを抱えていない親が、自分の行っている子育てをブラッシュアップさせる目的で読むにはいいのかも。ただ、 ひらがなは早く覚えた方がよい、得意なことは放っておいてもそこそこのびるからさりげなくサポートするのみにして不得意なことを手厚くサポートしてバランスよく育てるのがよいといった意見や、しつけに関するコラム、 言語化を促すために著者が子どもに行っている質問の一部などに共感できない記載も多くあった(著者も、子育てに正解はないし自分のやり方が正しいかどうかわからないと注釈を入れてはいるが)。 愛情は十分に感じるが、著者の仕事柄、子に接する態度が実験やテストのように感じられる部分があるため、合わないと感じたのかもしれない。
あと気になったのは注釈の多さ。参考文献としての外国語の学術論文や、本文にあまり関係がない雑談等が3ページに一回くらいの割合で出てくるので読み進める中で非常に目障りに感じた。雑誌に掲載していたものを書籍化のため再編集したからなのか、本文に入れたらいいような記述もいちいち注釈の方に分けて書かれていて読みにくかった。期待はずれの本でした。
男性も子育てに参加するほど愛情ホルモンであるオキシトシンが分泌されることや、こちらに手を伸ばしてきたり足の裏をこそばされて足を引っ込めたりする動作一つを取っても脳の様々な回路の発達が関係していたり…
普段何気なく見ていた子どもの行動全てに意味があるんだなぁと子どもを見る目が変わるとともに、改めて人体の不思議を感じました。一つ一つの記載にしっかり引用文献が示されているのも嬉しい。
HONZで仲野先生のレビューを読んで購入しましたが、僕も仲野先生に倣って子どもの月齢が進むのと並行して読み進めています。
追記:
子どもの成長が待ちきれず、読み進めてしまいました。
1ヶ月毎の成長については流し読みしたのですが、間にあるコラムがどれも非常に役に立ちます。『脳が成長するのは「入力」より「出力」』、『ほめるべき?しかるべき?』等々、よく話題になるトピックを脳科学的に解説してくれていて、大変ためになります。
ネズミに学習させるためには次の3つの調教方法があります。
1. 報酬(ほめる)のみ
2. 罰(しかる)のみ
3. 報酬と罰のコンビネーション
この3つの調教方法で、ネズミが最も速く習得できるのはどれでしょうか?
という問題があり、僕は間違えました^^;
もちろん全てがエビデンス通りにいかないのが子育てだと思いますが、科学的な背景を知っておくのは自分の子育てを冷静に考える時の一つの指針になるのではないでしょうか。
適切な言葉ではありませんが、いわゆる他人の子育て日記を読んだのは初めての経験でした。
第一線で活躍されている脳の研究者がわが子に対して考察する毎日。
だけど、研究者も一人の父親で、実は「子どもに育てられる」脳科学でもあったりするわけで、とても興味深かったです。
なぜ子どもはある時を境に親に嘘をついたり隠し事をするようになるのか。
「ウソをついてはいけません!」と著者がなんとなく道徳的に済ませないのは流石です。
他にもたくさんありますが、ネタバレは避けます。気になる方は是非。
思いました。基本的には池谷さん目線から書いた1歳~4歳までの子育て日記で、
ところどころに専門的知見が織り込まれている感じ。
子育ての本質は、「親がいなくても立派にやっていける子」ということですが、
私も一人暮らしで両親とは年に2,3回食事、たまに連絡を取り合うくらいです。
そういう意味では私の両親の子育ては間違ってなかったということでしょうか(笑)。
私は独身ですし、子供もいませんが、面白かったです。両親に感謝したくなりました。
特にコラムはよくまとまっており、読み返しています。