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未来から選ばれる働き方 「会社がなくなる時代」のキャリア革命 PHPビジネス新書 Kindle版
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2016/4/18
- ファイルサイズ4178 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
(若山陽一)UTグループ株式会社代表取締役社長兼CEO
登録情報
- ASIN : B01F1TW868
- 出版社 : PHP研究所 (2016/4/18)
- 発売日 : 2016/4/18
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 4178 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 176ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 72,621位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 83位PHPビジネス新書
- - 158位労働問題社会学
- - 171位実践経営・リーダーシップ自己啓発
- カスタマーレビュー:
著者について

経営コンサルタント・作家・日本を代表する国際的マーケッター
アルマ・クリエイション株式会社 代表取締役
日本最大級の読書会である、一般社団法人リードフォーアクション 代表理事
上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。
大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済部に勤務。
戦略コンサルティング会社、米国家電メーカーの日本代表として活躍後、1998年、経営コンサルタントとして独立。
コンサルティング業界を革新した顧客獲得実践会(現在は「次世代マーケティング実践協会」)を創設。同会は、のべ2万人におよぶ経営者・起業家を指導する最大規模の経営者組織に発展、急成長企業の経営者、ベストセラー作家などを多数輩出した。
1998年に作家デビュー。分かりやすい切り口、語りかける文体で、従来のビジネス書の読者層を拡大し、実用書ブームを切り開いたため、出版界では「ビフォー神田昌典」「アフター神田昌典」と言われることも。
『GQ JAPAN』(2007年11月号)では、“日本のトップマーケター”に選出。
2012年、アマゾン年間ビジネス書売上ランキング第1位。
2014年5月、米国ウォートン校が主催する「ウォートングローバルフォーラム東京」における特別講座にて、唯一の日本人講師を務める。
11月、自ら開発した創造的問題解決スキル「フューチャーマッピング」を、米国研修企業の招聘によりセミナー開催。スタンディングオベーションが続く大絶賛を受ける。
2018年 国際的マーケティング賞として著名な「ECHO賞」の、国際審査員に選出。
ビジネス分野のみならず、特定非営利活動法人KNOWS理事を務めるなど、教育界でも精力的な活動を行っている。
著書に
『ストーリー思考---「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める』『稼ぐ言葉の法則――「新・PASONAの法則」と売れる公式41』『全脳思考』『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』『あなたの悩みが世界を救う!』(ダイヤモンド社)、『非常識な成功法則』『潜在能力でビジネスが加速する』(共著)(フォレスト出版)『成功者の告白』『人生の旋律』(講談社)
翻訳・監訳書に
『ザ・マインドマップ』『最後期まであと2年!次なる大恐慌』(ダイヤモンド社)『あなたもいままでの10倍早く本が読める』(フォレスト出版)『お金のシークレット』(三笠書房)など、ベストセラー多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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時代の大きな変化の中では、これまで常識とされてきたものが、非常識に変わることもあると驚かされました。
例えば、私の理解では、モノづくりであれば、借入をして整備投資をするというのがこれまでの常識ですが、
メーカーであっても、設備を持たず、外部に委託することでモノづくりを行う。
また、会社は事務所に従業員が同じ時間に出社し、顔をつき合わせて業務を行うという常識から
外部の専門に事務処理を行ってくれる企業へ委託することで事務所が不要になる。
これらは単なる変化ではなく、事業を行っていく上で、固定費を下げたり、借入が少なくなったり、専門家に依頼することで
処理スピードが上がりミスが少なくなるといった価値が向上する相乗効果があり、これらのサービスを組み合わせて利用することで、
自社の商品・サービスもより良いものが安価にスピーディに提供できる可能性があります。
これから生まれる新しいサービスや事業価値の創造方法を知らず取り組まずにいると当然、時代の進化や変化について行けず、社会から不要
になってしまいかねない。
それを避けるために、これまでの常識にとらわれない新しい着眼点が、具体的事例を通して気づくことができたのがとても大きいです。
また、これからの時代、コンピューターやロボットが人に代わってどんどんと仕事をする時代の中、
人はどうすれば、生き残り、未来から選ばれ飛躍していけるのかのヒントが第5章より得られます。
未来に向かってどのように考え行動すればよいかのヒントが得られましたので、星4つにしました。
マーケットライフサイクル(S字カーブ)
をもとに未来予測を的中させてしまう達人
という印象を、とても強く持っています。
前著「2022―これから10年、活躍できる人の条件」
の中では、その考えをもとに、例えば、
iPhoneは、いつ、上位機種が発売されるか、
そして、最終的にはいつiPhoneが消えるのか
といった点を含めて、詳細な予測がなされていて
とても興味深いものがありました。
そして、実際、かなりの精度で、その通りの
ことが起こってきたのも事実であるわけで、
私自身も、それにはかなり驚愕しました。
一方で、同著に書かれた、
「2024年に会社がなくなる」という予測
に対しては、理論的には分かるけれど、
そんなこと起こるはずないのではという思い
を持っていたのは事実です。
そんな中で、今回の本は、まさに、
そのようなあり得ないような予測の
途中経過について書かれた本だという印象も
受けました。
なるほど!
会社がなくなるというのは、こういうことなのか!!
今回の書籍の第1章には、まさにその答えが
書かれています。
この第1章を読むだけで、完全にもとがとれたな
という実感を持つことができました。
ここからは、私個人の本を読んでの解釈です。
これまでは、人材やお金を含めた
経営資源は、いかにして自社内に囲い込んで
奪われないようにするかの知恵を絞るような
時代だったと思います。
しかし、会社がなくなっていく時代というのは、
そういった経営資源をなんとしてでも、
自分の会社だけに囲い込もうとするのではなく、
逆に他社(他者)に共有することで、より広まり、
他社に使われることで進化して、その結果
新しく生まれたことを自社でも活用できる
ようになるのではないか?!
また、社員ではない、社外にいる人間も、
会社の理念に共感するのであれば、
その会社の発展のために、どんどん貢献しよう
という意識が高まっていく。
会社のために頑張るのではなく、社会のため
に力になっていこうとする人が増えていく。
それが、会社がなくなるということなのかな
と考えた次第です。
本を読みながら、そのような考えが深まり、
そして、普段使わない脳がどんどん刺激されて
新しいビジネスモデルのアイデアが次々と
生まれてきました。
共著者の若山氏の人材サービスも含めて
パラダイムが変わるような事例がたくさん
紹介されています。
読み込めば読み込むほど、新しいアイデア
が生まれるということで、
星5つをつけさせて頂きました!
気になったのは、あと10年程度で「現在の形の会社は消滅する」と書かれていたことです。ただ、どのような形になるのかは、具体的には書かれていなかったので、ずっとモヤモヤしていました。このモヤモヤ感は、神田氏も同様だったようですが、このたび、共著である若山氏との出会いにより、その形が見えてきて、この本の出版になったようです。
現在勤務している会社ではあまり感じませんが、オフィスの中に、派遣会社から派遣されてくる非正規社員が増えている様です。名刺は同じものを使っているので区別がつかないことも多い様です。
共著である若山氏が経営する派遣会社(UTグループ:2003年JASDAQ上場)は、グループ派遣を行う、きめ細かい等級制度、マネジメントに立候補制を導入・成績に応じて2割は入替、派遣会社の社員は正社員で持ち株もある、という業界の中では特徴ある展開を行っています。このような会社が発展していくことで、今までの会社は徐々に消えていくことになる、というイメージが私も湧きました。
以下は気になったポイントです。
・20年の間に私達は、人が生きていくためになくてはならないもの、「希望のストーリーを描く力」を失っていた(p4)
・シャープが台湾の鴻海精密工業に助けを求めることになったのは、経営問題というより、今までの会社という形態では、価値を生み出せなくなっている、と考えるべき(p25)
・会社の内で価値が生まれるのではなく、会社の外で価値が生まれるようになった。今やビジネスは、全世界の人材、資金、知識、技術に簡単にアクセスしながら、驚くほど短期間に事業価値を創り上げる時代に突入した(p26)
・社外の人がたくさん集まってくるプラットフォームをつくり、集まった人たちが勝手に行動することで価値を創り出す。そんなビジネスとして、「民泊」、「ウーバー」がある(p31、34)
・二つ目の変化(一つ目は、社外で価値が生まれる)は、社内で予算を獲得する時代から、社外で資金を調達する時代になった(p39)
・三つ目の変化として、人材育成の面にインパクトがある「コンピュータの進化」、学習しない社員を教育するよりも、バージョンアップできるロボットに置き換える、影響を受けるのはセールスパーソンや店舗スタッフ(p43)
・アマゾンは、「アマゾンエコー」という商品を開発し、アメリカで販売し始めた。話しかけるとインターネットにつながる(p49)
・会社をめぐる環境変化は、1)社外の活動も価値を生み出す、2)社外リソースも活用が容易、3)コンピュータも判断し始める(p54)
・プラットフォーム型のビジネスを展開する場合、会社内に必要な人材はそう多くない、ゼロから「1」を生み出すことができるプロデューサー、仕組みを機械に置き換えるシステムエンジニア、機械に置き換えれる一時的なオペレータ(p55)
・今後必要なのは、CI「コネクティング・インテリジェンス」、社内外を問わず、人々のネットワークを形成し、その人たちの能力を引き出せる能力(p56)
・今後のリーダーは、自己変容型のリーダー、過去の成功体験を持っていながら、それに縛られず、柔軟な発想をすることができる、問題が起きたら根本から問題を問い直す、自分が手掛けてきた事業を否定してまでも、新しい事業を立ち上げる(p59)
・1985年に人材派遣法ができて、2004年の法改正で技術職の派遣が1年まで可能、2007年には3年に延長、2014年改正では、派遣会社が派遣労働者に教育・訓練をすることが法的に義務付けとなった(p65,68)
・チーム派遣のメリットは、孤独感がなくなる、大勢のスタッフとコミュニケーションを取りながら働く能力が磨かれる、マネージャクラスは様々なケースのマネジメントが経験できる(p80)
・会社と違い、業務請負の関係は、残業という概念がなく、土日もない世界。24時間年中連絡が取り合えるのは、仕事好きには楽園である(p97)
・正社員は、組織ビジョンの実現を、自らのライフワークだと決めた人、他のメンバーは、自らのビジョンの実現のために、当社に関わる人(p108)
・重要なのは、自分のキャリアビジョンが明確かどうか、それがはっきりしていなければ自分に合った働き方は選び出せない(p118)
・ミッションを達成するために必要な価値観として、1)新たなことへ挑み続ける志、2)何事にも分け隔てなく公平である姿勢、3)唯一無二の強い存在感、4)全体のために動くチーム精神(p149)
・人は、挑戦と失敗の連続でしか、成長できない(p150)
・中途採用試験でチェックするポイント、1)コミットメント(何をしてくれるか)、2)エビデンス(今での仕事内容)、3)アップサイド(伸びしろ、前職の年収を超えられるか)(p161)
・ネアカな人は、ピンチに陥ったときに「まあ、しょうがないね」という感じで乗り切る、根暗な人は逃げ出す可能性がある(p162)
・個人の夢と会社の方向性が倫理的な面で違っていたら一刻も早くやめるべき(p192)
・自分の未来を創る人が、未来から選ばれる(p219)
2016年5月3日作成
めっきり減ったとは思いますが、終身雇用というシステムを信奉されている方には、いささかショッキングにもとれる言葉が並びます。
個人的な実感としては(10年後かは分かりませんが)雇用状況は遅かれ早かれ実際に本書の予測しているようになるでしょう。
もう既に始まってるといえば始まっていますが、本書の言うように「チーム自体の派遣」がメインになるかも知れませんし、契約社員や嘱託社員が増えるかも知るません。
いずれにせよ、現在の就労の形とは違うものになるでしょう。
正社員という道から弾かれた方や企業に見切りをつけて独立するためには?という方法論や提案が本書に欠けている所は否めません。
そこがマイナス1点です。
それを補完するのが、ベストセラーになった堀江貴文氏の『99%の会社はいらない』ではないかと思いました。
この2冊をセットとして読むと、今後の企業の姿、そして我々の労働の在り方を占うことができると思います。
私も小さいながらも経営者ですが、今後どのような形でビジネスを展開していけばよいかと考えるうえで、ハイブリッドな組織のビジョンの実現をライフワークとした正社員と専門的サービスを提供するプロフェッショナルとの組合せは非常に参考になる形態です。これからのいわゆる正社員のあり方、独立したプロフェッショナルのあり方を考えるうえでもコンパクトにまとまっており参考になると思います。
分かっていたつもりで、軽いショックを受けたのは、「もう誰もキャリアデザインしてくれない」という一節でした。
雇われるにしろ、独立して働くにしろ、キャリアデザインは自分で決めなければならない。
既にそういう世の中が到来しているにも関わらず、親世代の多くは、まだ学歴偏重社会の亡霊に取り憑かれたまま。
これは社会問題が増えるのは当たり前だと痛感しました。