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安倍三代 (朝日文庫) 文庫 – 2019/4/5
青木 理
(著)
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語られることなき、
もうひとつの系譜に迫る。
母方の祖父・岸信介を敬愛する安倍首相の、父方の系譜をたどるルポルタージュ。
庶民目線の政治家で、戦時中に反戦を唱えた 祖父・寛。
その志を継ぎ、リベラル保守の政治家として外相も務めた父・晋太郎。
周辺取材から浮かび上がる三代目・晋三の人間像とは――
-------------------------------
本書は、安倍晋三のルーツを丹念に探り、関係者への取材を重ねることで、その思想の軽薄さを明示することに成功している。(中略)関係者の生の声が記録されている点を含め、本書の功績は大きい。
しかし問題は、そんな「悲しいまでに凡庸」な人物が、長年にわたって日本政治の頂点に君臨し、この国の姿を変容させているという現実である。この逆説をどう解くかは、青木が世の中に投げかけた課題であろう。
(中島岳志「解説」より)
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もうひとつの系譜に迫る。
母方の祖父・岸信介を敬愛する安倍首相の、父方の系譜をたどるルポルタージュ。
庶民目線の政治家で、戦時中に反戦を唱えた 祖父・寛。
その志を継ぎ、リベラル保守の政治家として外相も務めた父・晋太郎。
周辺取材から浮かび上がる三代目・晋三の人間像とは――
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本書は、安倍晋三のルーツを丹念に探り、関係者への取材を重ねることで、その思想の軽薄さを明示することに成功している。(中略)関係者の生の声が記録されている点を含め、本書の功績は大きい。
しかし問題は、そんな「悲しいまでに凡庸」な人物が、長年にわたって日本政治の頂点に君臨し、この国の姿を変容させているという現実である。この逆説をどう解くかは、青木が世の中に投げかけた課題であろう。
(中島岳志「解説」より)
-------------------------------
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2019/4/5
- 寸法14.8 x 10.5 x 1.3 cm
- ISBN-104022619619
- ISBN-13978-4022619617
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登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2019/4/5)
- 発売日 : 2019/4/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 328ページ
- ISBN-10 : 4022619619
- ISBN-13 : 978-4022619617
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 1.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 204,178位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 562位朝日文庫
- - 3,082位政治 (本)
- - 35,077位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
政治家はそれなりに世の中を良くしたと思って熱い志から苦労して議員になるのだろうが、世襲議員はそのようなものがなく、周りに影響されながらあれよあれよとトップにまで上り詰めるようなことが起きるようだ。お父さん、おじいさんの不戦の強い志からは程遠い、反対の道を進んだようだが、そのような人が長期政権につくのだから恐ろしいことだと感じた。
2021年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たまたま読んだのですが、思ったより面白かったです
初代が軍事政権と戦って民主主義を勝ち取った政治の主役だったからこそ、多くの根強い支持者がいる。
しかし、安倍晋三はむしろ逆のことをしているのではないか?
それが著者の言いたいことなのかと思いますが、それだけだと単に個人の意見になってしまう。
そこで、山口の人たちに時間をかけて取材して本当のところを聞いていった。
初代が軍事政権と戦って民主主義を勝ち取った政治の主役だったからこそ、多くの根強い支持者がいる。
しかし、安倍晋三はむしろ逆のことをしているのではないか?
それが著者の言いたいことなのかと思いますが、それだけだと単に個人の意見になってしまう。
そこで、山口の人たちに時間をかけて取材して本当のところを聞いていった。
2022年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安倍晋三氏の祖父といえば岸信介氏という印象が強いが、ここでは父方の安倍寛を取り上げ、三代にわたる人物を追っている。特に安倍寛については全く知識がなかったので、その当時の政治状況も含めて興味深く読み進めることができた。
三代目とはとかく言われがちだが、安倍家に関しては祖父・父ともに就くことのできなかった総理総裁の地位に昇り詰め、長い在任期間を樹立している。そこから言えば、単に「出来の悪い三代目」とは言えない。
他の方のレビューでは、その晋三氏の章で物足りなさを感じる旨の記述があるが、私は晋三氏の部分を最も興味深く読んだ。多くの一致した人物評と中身の空疎さは、私を含めた多くの日本人そのものではないか。そして、もし晋三氏がそのような人物像の代表であるとしたら、他の政治家にも晋三氏に代わる「器」となり得る人々が普通に存在するということになる。
複雑な国の舵取りは時に妥協も必要だろうし、信念が必要だとしても、その中身にもよる。晋三氏は、総理在任中と辞任後でその主張が大きく変化していたが、それが取り巻きの影響によるものだとしたら、それは時には安全装置としても働き、危険な爆弾にもなる。本当の怖さはそこにあるのかもしれない。それだからこそ政治には可能な限りの情報公開や真摯な説明が求められるのではないだろうか。安倍晋三氏にはそこが欠けていた。
三代目とはとかく言われがちだが、安倍家に関しては祖父・父ともに就くことのできなかった総理総裁の地位に昇り詰め、長い在任期間を樹立している。そこから言えば、単に「出来の悪い三代目」とは言えない。
他の方のレビューでは、その晋三氏の章で物足りなさを感じる旨の記述があるが、私は晋三氏の部分を最も興味深く読んだ。多くの一致した人物評と中身の空疎さは、私を含めた多くの日本人そのものではないか。そして、もし晋三氏がそのような人物像の代表であるとしたら、他の政治家にも晋三氏に代わる「器」となり得る人々が普通に存在するということになる。
複雑な国の舵取りは時に妥協も必要だろうし、信念が必要だとしても、その中身にもよる。晋三氏は、総理在任中と辞任後でその主張が大きく変化していたが、それが取り巻きの影響によるものだとしたら、それは時には安全装置としても働き、危険な爆弾にもなる。本当の怖さはそこにあるのかもしれない。それだからこそ政治には可能な限りの情報公開や真摯な説明が求められるのではないだろうか。安倍晋三氏にはそこが欠けていた。
2022年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安倍家とはなんなのかが良くわかる。
2017年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
祖父の安倍寛は戦時中に反戦を掲げ翼賛選挙を闘った信念のひと、父の安倍晋太郎は生き別れた母の面影を追いつつ、ライバルの林義郎と苦闘し、天衣無縫の魅力で在日コリアンらも味方につけて闘い抜いたりリベラリスト、それに比べ安倍晋三は「相当質の悪いカーボンコピー」である。 本書を大約すればこんな内容だ。現地に赴き当時を知る人や晋三の同級生にも取材していて、労作といえる。ただ、同級生のインタビューを引き合いに出して安倍晋三がいかに凡庸でつまらない男であると強調しても、そこから引き出せるインプリケーションは少ない。そんな人物を総理にしてしまういまの政治システムに切り込むべきだし、安倍晋三自身も第一次政権の挫折や難病との闘いでひとには言えない苦しみや成長もあったと推測するが、その辺りの言及はほとんどない。凡庸なやつは何をやってもだめで、ひとの上に立ってはいけないといいたいのかもしれないが。消化不良ぎみに終わってるのは残念だ。続編に期待したい。
2021年7月15日に日本でレビュー済み
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今の政治を考える時読んでおくと材料になる。
2020年11月11日に日本でレビュー済み
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安倍晋三元首相というと、母型の祖父である岸信介をその政治のルーツとみてしまうのだが、父・安倍晋太郎や父型の祖父・安倍寛に焦点を当てて論じているのが本書。論旨としては岸信介ばかりを追いかけて、何故に安倍寛を追いかけないのか? という感じなのだが、晋三が生まれてころには安倍寛はもう逝去していたわけで、特に思い入れがないのは致し方ない。著者が安倍寛の思想に共感しているのはわかるのだが、それを安倍晋三に押し付けるのはいかがなものか…。安倍寛/晋太郎・善、安倍晋三・悪、という二項対立で書きすぎているので若干論理の展開に無理があるのだが、安倍家のもう一つのルーツがわかって面白い本でした。
2020年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
青木理の著作では、本書以外に、「絞首刑」・「トラオ」・「ルポ国家権力」・「日本会議の正体」・「情報隠蔽国家」を所有しているが、これまでなかなか目を通す機会がなく、ようやく初めてページを繰ったのが本書になる。TV番組におけるコメントや振舞いを通して、氏のジャーナリストとしてのスタンスや技量は、十二分に把握していたつもりだが、実際に著作物のひとつの言説に触れ、その卓抜した手腕を再認識させられることになった。
まず、驚かされるのは、トークにも増して、高い国語力をベースにした平明(平易かつ明晰)な文章表現力だ。ワードの選択も的確で、言わんとすることが、過不足なく端的に伝わってくる。真意を正しく解釈するための努力や余計な想像力は一切必要なく、読者にとっては、極めてストレスフリーな読み物だと言える。混沌とした事実や複雑な主張を、難解に表現することは容易いが、平易に語るのは生易しいことではない。そういうことを、改めて思い知らされる。
世襲というアングルから、親子孫3代の事績を追いつつ、3世代それぞれの人物像を対比するという着想も新鮮で、読者の興味を唆るものだろう。この手法は、異質(ある意味で異様)な3代目を際立たせ、結果として奏功しているが、結局青木がしたことは、3代目を掘り下げた評伝ではないとしながらも、3代目の辛辣な評価に収斂している(自然な成り行きであり、本人もそれを否定ていしない)ように思える。
決してストレートな批判はしていない。同じDNAを持つ祖父・父を丹念に描くことで、周辺を塗り潰し、3代目の輪郭を浮かび上がらせるテクニックなのだが、面白いのは、それを突き詰めるほど、政治的な人格は、実像が明確になるどころか、逆に輪郭がぼやけ、益々影が薄くなる(裏返せば、逆に空疎な実体が炙り出される)ことだ。
安倍家の政治家の系譜を、ルーツまで遡った青木をして、3代目への評価が否定的になるのは当然の話なのだが、これが心ならずも本書が辿り着いた到達点であり、同時に偶然が仕組んだ絡繰りだと言ってもよいだろう。実のところ、この絡繰りは強く意識され、意図的にそれを隠してる公算が高いが・・・。
繰り返しになるが、本書の紙面の大半は、丹念に取材したインタビュー相手の生の声で構成されており、青木自身の論評は最小限まで削ぎ落とされている。そして、インタビュイーの声の間を繋ぐコメントも、相当に抑制的な筆致に自制されていることを付記しておく。優れたルポルタージュは、労を惜しまぬ幅広い取材(フットワーク)と、それを客観視できる度量(知性と良識)に支えられていることが、手に取るようにわかる。(「私たちは~」という言い回しは、取材チームが存在していることを示すもので、意外な印象を受けた。理由はあとがきで明らかにされるが、いずれにせよ賛辞を妨げるものではない。)
残された証言者たちも確実に高齢化しており、このタイミングでの歴史の宝の掘り起こしは、今しか成し得ない貴重な記録に結実した。かつてのアオシスが砂漠化する直前に虹を見た感がある。寛という人物を知らしめてくれたことを、本書に感謝しよう。
世の中は、遅速は違えど、進化の方向に進む。おそらくこれからもそうだろうが、これまでは間違いなくそうだった。しかし、少なくとも安倍ブランドについて言えば、政治家としての資質・力量・品性は、劣化してきたと言わざるを得ない。代を重ねるほど深まる世襲の弊害も計り知れず、父親から掛け替えのない遺伝子のバトンを受取りながら、不肖の倅へのパスをしくじった2代目を責めるわけにはいかないが・・・。
祖父(言うまでもないが、岸ではない)と見事なまでのコントラストを描く3代目は、矢鱈と国難を持ち出したがる。しかし、本当の国難とは、この国の政権が、この3代目の手中に留まり続けていることを指すのかもしれない。多少ニュアンスは異なるが、「売り家と唐様で書く三代目」という川柳が、脳裏を過る。
まず、驚かされるのは、トークにも増して、高い国語力をベースにした平明(平易かつ明晰)な文章表現力だ。ワードの選択も的確で、言わんとすることが、過不足なく端的に伝わってくる。真意を正しく解釈するための努力や余計な想像力は一切必要なく、読者にとっては、極めてストレスフリーな読み物だと言える。混沌とした事実や複雑な主張を、難解に表現することは容易いが、平易に語るのは生易しいことではない。そういうことを、改めて思い知らされる。
世襲というアングルから、親子孫3代の事績を追いつつ、3世代それぞれの人物像を対比するという着想も新鮮で、読者の興味を唆るものだろう。この手法は、異質(ある意味で異様)な3代目を際立たせ、結果として奏功しているが、結局青木がしたことは、3代目を掘り下げた評伝ではないとしながらも、3代目の辛辣な評価に収斂している(自然な成り行きであり、本人もそれを否定ていしない)ように思える。
決してストレートな批判はしていない。同じDNAを持つ祖父・父を丹念に描くことで、周辺を塗り潰し、3代目の輪郭を浮かび上がらせるテクニックなのだが、面白いのは、それを突き詰めるほど、政治的な人格は、実像が明確になるどころか、逆に輪郭がぼやけ、益々影が薄くなる(裏返せば、逆に空疎な実体が炙り出される)ことだ。
安倍家の政治家の系譜を、ルーツまで遡った青木をして、3代目への評価が否定的になるのは当然の話なのだが、これが心ならずも本書が辿り着いた到達点であり、同時に偶然が仕組んだ絡繰りだと言ってもよいだろう。実のところ、この絡繰りは強く意識され、意図的にそれを隠してる公算が高いが・・・。
繰り返しになるが、本書の紙面の大半は、丹念に取材したインタビュー相手の生の声で構成されており、青木自身の論評は最小限まで削ぎ落とされている。そして、インタビュイーの声の間を繋ぐコメントも、相当に抑制的な筆致に自制されていることを付記しておく。優れたルポルタージュは、労を惜しまぬ幅広い取材(フットワーク)と、それを客観視できる度量(知性と良識)に支えられていることが、手に取るようにわかる。(「私たちは~」という言い回しは、取材チームが存在していることを示すもので、意外な印象を受けた。理由はあとがきで明らかにされるが、いずれにせよ賛辞を妨げるものではない。)
残された証言者たちも確実に高齢化しており、このタイミングでの歴史の宝の掘り起こしは、今しか成し得ない貴重な記録に結実した。かつてのアオシスが砂漠化する直前に虹を見た感がある。寛という人物を知らしめてくれたことを、本書に感謝しよう。
世の中は、遅速は違えど、進化の方向に進む。おそらくこれからもそうだろうが、これまでは間違いなくそうだった。しかし、少なくとも安倍ブランドについて言えば、政治家としての資質・力量・品性は、劣化してきたと言わざるを得ない。代を重ねるほど深まる世襲の弊害も計り知れず、父親から掛け替えのない遺伝子のバトンを受取りながら、不肖の倅へのパスをしくじった2代目を責めるわけにはいかないが・・・。
祖父(言うまでもないが、岸ではない)と見事なまでのコントラストを描く3代目は、矢鱈と国難を持ち出したがる。しかし、本当の国難とは、この国の政権が、この3代目の手中に留まり続けていることを指すのかもしれない。多少ニュアンスは異なるが、「売り家と唐様で書く三代目」という川柳が、脳裏を過る。