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払ってはいけない 資産を減らす50の悪習慣 (新潮新書) 新書 – 2018/10/16
荻原 博子
(著)
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購入オプションとあわせ買い
お金が不安な人ほど、進んで財布を開いている。スーパー、病院、薬局、銀行――
やってはいけない無駄遣いを、経済ジャーナリストが次々指摘、甘い宣伝文句を一刀両断!
「まとめ買いを、してはいけない」「持病があっても入れる保険に、飛びついてはいけない」
「日本一売れている投資信託は、買ってはいけない」など全50篇で、お金の常識を更新する。
投資礼賛時代にバカを見ないために、家族で読みたい資産防衛術・決定版。
(目次)
はじめに――「どうすれば儲かるか」ではなく、「どうすれば損をしないか」
第1章 その悪習慣が散財のもと――節約、家計
処方箋の薬は、高いところで買ってはいけない
大病院に、いきなり行ってはいけない
病院に、遅れて行ってはいけない
スーパーは、野菜コーナーから入ってはいけない
「まとめ買い」を、してはいけない
カードポイントを、気にしてはいけない
大型家電はボーナスをあてにして買ってはいけない
「あったら便利なもの」は、買ってはいけない
昔の節約の常識を、そのまま使ってはいけない
「節約」に、時間をかけてはいけない
銀行の窓口に、行ってはいけない
カードの「リボルビング払い」は、使ってはいけない
第2章 そのお金の常識は、もう非常識――貯金、積立
妻が稼いだお金は、夫名義にしてはいけない
お金を残して、貯金しようとしてはいけない
利率の良い銀行をさがして、積立預金をしてはいけない
タンス預金を、してはいけない
複数口座に、お金を分けてはいけない
マイホームを、資産と考えてはいけない
老後に備えて、バリアフリー住宅を買ってはいけない
「普通」に暮らせば、なんとかなると思ってはいけない
給料の、額面だけを見てはいけない
第3章 入ってはいけない保険、頼れる保険――生命保険、健康保険
生命保険に、必要以上に入ってはいけない
「持病があっても入れる保険」に飛びついてはいけない
国の「健康保険」を、軽んじてはいけない
「高度先進医療」に騙されて、医療保険に入ってはいけない
子供が生まれても、「学資保険」に入ってはいけない
保険で、貯金しようとしてはいけない
専業主婦の妻の保険に、死亡保障などつけてはいけない
第4章 夫婦仲改善が家計にプラス――家庭、子供
節約したいなら、夫の小遣いを減らしてはいけない
妻との会話を、避けてはいけない
60歳過ぎて、離婚してはいけない
妻のパートの「壁」を、気にしてはいけない
子供に、大手携帯電話会社のプランを使わせてはいけない
教育費は聖域だなどと、思ってはいけない
子供にお金を、残してはいけない
第5章 「投資しませんか?」から破綻まっしぐら――投資、資産運用
投資しないと、資産が増えないなどと思ってはいけな
老後のための「マンション投資」など、やってはいけない
個人年金に、入ってはいけない
株式相場に、飛びついてはいけない
「長期投資」などという言葉に、騙されてはいけない
お金のことを、プロに相談してはいけない
金融機関が勧める投資商品は、買ってはいけない
日本一売れている投資信託は、買ってはいけない
年率1%以上の「預金」には、手を出してはいけない
銀行との交渉は、相手のペースで進めてはいけない
第6章 老後資金にまつわる大ウソ――定年後、老後
老後資金の心配は、50歳までしてはいけない
もらい損ねている年金を、見逃してはいけない
年金を、早めにもらい始めてはいけない
農業を、軽んじてはいけない
定年までに終わらないローンは、組んではいけない
やってはいけない無駄遣いを、経済ジャーナリストが次々指摘、甘い宣伝文句を一刀両断!
「まとめ買いを、してはいけない」「持病があっても入れる保険に、飛びついてはいけない」
「日本一売れている投資信託は、買ってはいけない」など全50篇で、お金の常識を更新する。
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(目次)
はじめに――「どうすれば儲かるか」ではなく、「どうすれば損をしないか」
第1章 その悪習慣が散財のもと――節約、家計
処方箋の薬は、高いところで買ってはいけない
大病院に、いきなり行ってはいけない
病院に、遅れて行ってはいけない
スーパーは、野菜コーナーから入ってはいけない
「まとめ買い」を、してはいけない
カードポイントを、気にしてはいけない
大型家電はボーナスをあてにして買ってはいけない
「あったら便利なもの」は、買ってはいけない
昔の節約の常識を、そのまま使ってはいけない
「節約」に、時間をかけてはいけない
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カードの「リボルビング払い」は、使ってはいけない
第2章 そのお金の常識は、もう非常識――貯金、積立
妻が稼いだお金は、夫名義にしてはいけない
お金を残して、貯金しようとしてはいけない
利率の良い銀行をさがして、積立預金をしてはいけない
タンス預金を、してはいけない
複数口座に、お金を分けてはいけない
マイホームを、資産と考えてはいけない
老後に備えて、バリアフリー住宅を買ってはいけない
「普通」に暮らせば、なんとかなると思ってはいけない
給料の、額面だけを見てはいけない
第3章 入ってはいけない保険、頼れる保険――生命保険、健康保険
生命保険に、必要以上に入ってはいけない
「持病があっても入れる保険」に飛びついてはいけない
国の「健康保険」を、軽んじてはいけない
「高度先進医療」に騙されて、医療保険に入ってはいけない
子供が生まれても、「学資保険」に入ってはいけない
保険で、貯金しようとしてはいけない
専業主婦の妻の保険に、死亡保障などつけてはいけない
第4章 夫婦仲改善が家計にプラス――家庭、子供
節約したいなら、夫の小遣いを減らしてはいけない
妻との会話を、避けてはいけない
60歳過ぎて、離婚してはいけない
妻のパートの「壁」を、気にしてはいけない
子供に、大手携帯電話会社のプランを使わせてはいけない
教育費は聖域だなどと、思ってはいけない
子供にお金を、残してはいけない
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投資しないと、資産が増えないなどと思ってはいけな
老後のための「マンション投資」など、やってはいけない
個人年金に、入ってはいけない
株式相場に、飛びついてはいけない
「長期投資」などという言葉に、騙されてはいけない
お金のことを、プロに相談してはいけない
金融機関が勧める投資商品は、買ってはいけない
日本一売れている投資信託は、買ってはいけない
年率1%以上の「預金」には、手を出してはいけない
銀行との交渉は、相手のペースで進めてはいけない
第6章 老後資金にまつわる大ウソ――定年後、老後
老後資金の心配は、50歳までしてはいけない
もらい損ねている年金を、見逃してはいけない
年金を、早めにもらい始めてはいけない
農業を、軽んじてはいけない
定年までに終わらないローンは、組んではいけない
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2018/10/16
- 寸法18.2 x 11.3 x 2 cm
- ISBN-104106107872
- ISBN-13978-4106107870
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10年後破綻する人、幸福な人 | 投資なんか、おやめなさい | 払ってはいけない―資産を減らす50の悪習慣― | 騙されてませんか―人生を壊すお金の「落とし穴」42― | 老後の心配はおやめなさい 親と自分の「生活戦略」 | |
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商品の説明
著者について
おぎわら・ひろこ 1954(昭和29)年、長野県生まれ。経済ジャーナリスト。大学卒業後、
経済事務所勤務を経て独立。経済の仕組みを生活に根ざして解説する、家計経済のパイオニア
として活躍。著書に『10年後破綻する人、幸福な人』『投資なんか、おやめなさい』『老前
破産』など。
経済事務所勤務を経て独立。経済の仕組みを生活に根ざして解説する、家計経済のパイオニア
として活躍。著書に『10年後破綻する人、幸福な人』『投資なんか、おやめなさい』『老前
破産』など。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2018/10/16)
- 発売日 : 2018/10/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4106107872
- ISBN-13 : 978-4106107870
- 寸法 : 18.2 x 11.3 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 179,814位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 430位新潮新書
- - 507位一般・投資読み物 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年12月2日に日本でレビュー済み
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孫が成人式をむかえたらプレゼントします。60歳で読むより18歳で。世間知らずは馬鹿を見ます。
2018年12月1日に日本でレビュー済み
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初心者にも分かりやすい内容でした!
とても勉強になりました。
とても勉強になりました。
2021年11月24日に日本でレビュー済み
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内容は同感できます
2018年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルのとおりですがひとつだけ誤りがあります。
「バリアフリーとはバリアを取り除いて自由になること」との記述は誤りです。
バリアフリーとはバリアが「ない」ことです。
なぜならフリーとは何かが「ない」ことを意味するからです。
シュガーフリーはシュガーがないこと。
自由のフリーは自由を妨げる要因がないこと。
プロ野球でよく聞く「自由契約」は free of contract ですから正しくは「無契約」です。
些細な部分はともかく自己責任で選択するために参考になる本です。
「バリアフリーとはバリアを取り除いて自由になること」との記述は誤りです。
バリアフリーとはバリアが「ない」ことです。
なぜならフリーとは何かが「ない」ことを意味するからです。
シュガーフリーはシュガーがないこと。
自由のフリーは自由を妨げる要因がないこと。
プロ野球でよく聞く「自由契約」は free of contract ですから正しくは「無契約」です。
些細な部分はともかく自己責任で選択するために参考になる本です。
2022年5月18日に日本でレビュー済み
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目新しい内容は特にありませんでした。作者は基本的に投資を推奨しないスタンスですが、投資対象と手数料をきちんと選べば、特に問題はないと思います。
2019年2月8日に日本でレビュー済み
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本にするほどでもないかな?良く雑誌で出てくる程度の内容でした。
2018年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経済ジャーナリスト荻原博子氏の最新刊である。もっとも個人の投資や貯蓄に関する著作が多いので、私は「庶民派の投資評論家」の肩書の方が合っていると思うのだが。
似たような立場として「経済アナリスト」を自称する森永卓郎氏が、10月に「ビンボーでも楽しい定年後 (中公新書ラクレ)」を出版している。こちらもテーマは「おカネ」だが、森永氏がやや「男性」「趣味」という立場であるのに対して、荻原氏は基本的に「主婦」「損得」という視点であることが相違点だと感じている。
まあどちらも「庶民の」目線からの、「身近な」おカネの話という点では同じなのだが。ちなみに表紙の帯に顔写真を出しているのも共通している。
荻原氏が8月に出た前作「投資バカ」(宝島社新書)では、具体的な投資不適格商品を取り上げて糾弾、「デフレ下では現金を積み上げるのが最善」とのアドバイスだったが、本書も基本的なスタンスは変わりない。まあ二ヶ月しか経っていないので当然ではあるのだが、内容も被る点が少なくないのは残念ではある。
ただ、資産運用、節約テクニックとなると巷にこの手の本や雑誌は溢れているので、差別化が難しいのが実態だ。
この状況は当然ながら著者も承知していて、「はじめに」で他のマネー本と違う点を強調している。具体的には、「どうすれば儲かるかではなく、損をしないか」「お金のことは人間関係を含めた家族のこと」「難しい経済・金融用語は使わない」の3点だ。
確かに、プラスを追求する「儲かる」と、マイナスを回避する「損をしない」では、最終的な目的は似ているが手段がまったく異なるのは事実。これは著者なりの見識であり特に異論はないのだが、私には荻原氏の「儲かる」投資本を読んだ記憶がない。
つまり著者は常に「損をしない」テクニック本のプロなのだろう。この意味で、すでに著者の本を読んだことのある人には、本書は既読感が拭えない。また「難しい用語を使わない」のも、これまでの著作に一貫する特徴である。
という訳で、個人的には2番目の「家族」という視点からの内容が参考になった。具体的には「夫婦で家計の現状を把握し、将来を話し合う」「子供に財産を残さない」などだ。老後の資金の使い道について「子供たちにただ贈与したり遺産として残したりでは、お金の有難みが伝わらない。家族旅行に使って思い出として残した方が良い」というのは説得力のある指摘で、是非将来実践しようと思った。
最後に本書の内容で、気になった点をいくつか指摘しておきたい。
178ページに「無料のセミナーでカモにならない」として、金融機関の開催する投資セミナーに参加することに否定的だが、最近の証券会社の説明会では、上場企業のIR責任者を招いて会社説明、質疑応答を設けているケースも多い。投資先の企業のナマの声が聴けるのは参考になる。
住所などの連絡先は書かされるが、コンプラの問題もあって執拗なセールスは鳴りを潜めているとも聞く。過度に警戒する必要はないかもしれない。
お薦めは、投資信託協会の「投信フォーラム」や東京証券取引所の開催する各種セミナーだ。こちらは基本的に住所や電話番号を書かされることもないし、一回のセミナーで複数会社の投資商品に一度に話が聞けたり、資料がもらえるので効率がいい。余録だが「お土産」のパフォーマンスも総じて悪くない。
また、「これはさすがにマズイ」と思ったのが、179ページ「投資力を身につけるのに一番いいのは株をひとつ買ってみること」。ここで具体的に取り上げている銘柄のひとつに「パイオニア(6773)」がある。
この会社直近二期は最終赤字で、今期はついに「事業継続リスクの注意喚起」を決算短信に載せるところまで追い詰められているという、先行きがかなり不透明な会社である(資本強化は進捗しているが)。株価は100円台なので確かに1万円台で買えるが、どう考えても株式投資が初めての初心者に勧める銘柄ではないだろう。
仮に一発逆転の大化けを狙うという考えであれば、そもそも著者の「無用なリスクを取らない」というポリシーと矛盾する。
以上、いくつか気になる内容はあったが、「おカネで損をしたくない」「荻原氏の著作を読んだことがない」という投資初心者には、参考になる内容が多い本だと思う、と今回も一応推奨しておく。
【追記】
12月7日、パイオニアは「アジア系投資ファンド、ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの傘下に入り、上場を廃止する」と発表した。既存株主からも約250億円で株式を買い取るが、買い取り額は1株あたり66.1円と7日終値(88円)よりも25%安い。
本書が出版されたころには100円ちょっとだったので、同株に投資した個人は大損だろう。
株式投資が自己責任であることは言うまでもないが、著作で具体的な銘柄をアドバイスする方にも一定の見識が求められると思うのだが。少なくともパイオニア株を推奨したことについては、何らかの見解を出すべきだと思う。
似たような立場として「経済アナリスト」を自称する森永卓郎氏が、10月に「ビンボーでも楽しい定年後 (中公新書ラクレ)」を出版している。こちらもテーマは「おカネ」だが、森永氏がやや「男性」「趣味」という立場であるのに対して、荻原氏は基本的に「主婦」「損得」という視点であることが相違点だと感じている。
まあどちらも「庶民の」目線からの、「身近な」おカネの話という点では同じなのだが。ちなみに表紙の帯に顔写真を出しているのも共通している。
荻原氏が8月に出た前作「投資バカ」(宝島社新書)では、具体的な投資不適格商品を取り上げて糾弾、「デフレ下では現金を積み上げるのが最善」とのアドバイスだったが、本書も基本的なスタンスは変わりない。まあ二ヶ月しか経っていないので当然ではあるのだが、内容も被る点が少なくないのは残念ではある。
ただ、資産運用、節約テクニックとなると巷にこの手の本や雑誌は溢れているので、差別化が難しいのが実態だ。
この状況は当然ながら著者も承知していて、「はじめに」で他のマネー本と違う点を強調している。具体的には、「どうすれば儲かるかではなく、損をしないか」「お金のことは人間関係を含めた家族のこと」「難しい経済・金融用語は使わない」の3点だ。
確かに、プラスを追求する「儲かる」と、マイナスを回避する「損をしない」では、最終的な目的は似ているが手段がまったく異なるのは事実。これは著者なりの見識であり特に異論はないのだが、私には荻原氏の「儲かる」投資本を読んだ記憶がない。
つまり著者は常に「損をしない」テクニック本のプロなのだろう。この意味で、すでに著者の本を読んだことのある人には、本書は既読感が拭えない。また「難しい用語を使わない」のも、これまでの著作に一貫する特徴である。
という訳で、個人的には2番目の「家族」という視点からの内容が参考になった。具体的には「夫婦で家計の現状を把握し、将来を話し合う」「子供に財産を残さない」などだ。老後の資金の使い道について「子供たちにただ贈与したり遺産として残したりでは、お金の有難みが伝わらない。家族旅行に使って思い出として残した方が良い」というのは説得力のある指摘で、是非将来実践しようと思った。
最後に本書の内容で、気になった点をいくつか指摘しておきたい。
178ページに「無料のセミナーでカモにならない」として、金融機関の開催する投資セミナーに参加することに否定的だが、最近の証券会社の説明会では、上場企業のIR責任者を招いて会社説明、質疑応答を設けているケースも多い。投資先の企業のナマの声が聴けるのは参考になる。
住所などの連絡先は書かされるが、コンプラの問題もあって執拗なセールスは鳴りを潜めているとも聞く。過度に警戒する必要はないかもしれない。
お薦めは、投資信託協会の「投信フォーラム」や東京証券取引所の開催する各種セミナーだ。こちらは基本的に住所や電話番号を書かされることもないし、一回のセミナーで複数会社の投資商品に一度に話が聞けたり、資料がもらえるので効率がいい。余録だが「お土産」のパフォーマンスも総じて悪くない。
また、「これはさすがにマズイ」と思ったのが、179ページ「投資力を身につけるのに一番いいのは株をひとつ買ってみること」。ここで具体的に取り上げている銘柄のひとつに「パイオニア(6773)」がある。
この会社直近二期は最終赤字で、今期はついに「事業継続リスクの注意喚起」を決算短信に載せるところまで追い詰められているという、先行きがかなり不透明な会社である(資本強化は進捗しているが)。株価は100円台なので確かに1万円台で買えるが、どう考えても株式投資が初めての初心者に勧める銘柄ではないだろう。
仮に一発逆転の大化けを狙うという考えであれば、そもそも著者の「無用なリスクを取らない」というポリシーと矛盾する。
以上、いくつか気になる内容はあったが、「おカネで損をしたくない」「荻原氏の著作を読んだことがない」という投資初心者には、参考になる内容が多い本だと思う、と今回も一応推奨しておく。
【追記】
12月7日、パイオニアは「アジア系投資ファンド、ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの傘下に入り、上場を廃止する」と発表した。既存株主からも約250億円で株式を買い取るが、買い取り額は1株あたり66.1円と7日終値(88円)よりも25%安い。
本書が出版されたころには100円ちょっとだったので、同株に投資した個人は大損だろう。
株式投資が自己責任であることは言うまでもないが、著作で具体的な銘柄をアドバイスする方にも一定の見識が求められると思うのだが。少なくともパイオニア株を推奨したことについては、何らかの見解を出すべきだと思う。
2018年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お金の悪い習慣を改めてお金に困らない豊かな人生を送ろうと、生活や医療、投資、保険、金融機関との付き合い方などがわかりやすく書かれています。
『車があると、車代だけでなく、車検代、保険代、ガソリン代、駐車場代と、様々な経費がかかります。月にならすと、5万円くらいはかかっている…。(中略)これが、もし月5万円タクシーに乗るとしたら、乗り放題になることでしょう。』(No.368,372)
あくまでも都市部の話だそうですが、そう考えるとタクシーを使うことに躊躇する必要ないなと思いました。
特に高齢者ドライバーの問題を考えると今後歳を重ねた時、タクシーに乗れるだけの経済力をつけておけば、事故を起こす心配もないし、家に引きこもることもなさそうです。
こんな発見ができ、老後の生活が明るく(⁉︎)なった気がします。
読んでよかったです。
『車があると、車代だけでなく、車検代、保険代、ガソリン代、駐車場代と、様々な経費がかかります。月にならすと、5万円くらいはかかっている…。(中略)これが、もし月5万円タクシーに乗るとしたら、乗り放題になることでしょう。』(No.368,372)
あくまでも都市部の話だそうですが、そう考えるとタクシーを使うことに躊躇する必要ないなと思いました。
特に高齢者ドライバーの問題を考えると今後歳を重ねた時、タクシーに乗れるだけの経済力をつけておけば、事故を起こす心配もないし、家に引きこもることもなさそうです。
こんな発見ができ、老後の生活が明るく(⁉︎)なった気がします。
読んでよかったです。