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蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫) 文庫 – 2019/4/10
恩田 陸
(著)
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近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。 自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。 かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。 楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。 完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。 天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。 その火蓋が切られた。
- 本の長さ454ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2019/4/10
- 寸法10.5 x 1.9 x 15.1 cm
- ISBN-104344428528
- ISBN-13978-4344428522
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商品の説明
著者について
一九六四年宮城県生まれ。九二年『六番目の小夜子』でデビュー。二〇〇五年「夜のピクニック」で吉川英治文学新人賞と本屋大賞、〇六年「ユージニア」で日本推理作家協会賞、〇七年「中庭の出来事」で山本周五郎賞、一七年「蜜蜂と遠雷」で直木三十五賞と本屋大賞を受賞。主な作品に『球形の季節』『三月は深き紅の淵を』『光の帝国』『ライオンハート』がある。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2019/4/10)
- 発売日 : 2019/4/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 454ページ
- ISBN-10 : 4344428528
- ISBN-13 : 978-4344428522
- 寸法 : 10.5 x 1.9 x 15.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 9,485位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。
1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。
ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。
イメージ付きのレビュー

3 星
新品ではありませんでした。
「中古」ではなく、「新品」として購入しましたが、カバー痛みと本文痛みが多数ありどう頑張っても新品とは言えないものが届きました。(写真は一部ですが、カバー折り込み部分のへたりや小口への引っ掻き傷、本文折れは少なくとも配送によって付くものではないと思います。)Amazonで書籍を買ってこんな事は初めてだったので驚きました。改めて見たら定価より若干安く、“そういうこと”なんだなぁと。元々この作品が好きで、近くの書店には文庫版しかなかったため人へのお勧め兼プレゼントでこちらで購入しましたが、これでは渡せないのと、急いでいたため改めて大型書店へ買いに行きます…お急ぎ便した意味…。美本を求める方は実書店での「新品」購入・もしくは中古の状態の良い本のが満足できるかもしれません。お気をつけください。出品者(書店?)には☆1の気持ちですが、作品は好きなので☆3にしておきます…。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画より本がいい。
2024年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普通
2023年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったです。一気に読んでしまいました。恩田陸作品好きです。
2023年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ピアノコンクールの興奮をここまで伝えられるとは驚き。
単行本で一気に読むのがお薦め(伝われば良いが・・・)。何故なら止まらないから。
恩田作品は連載から書籍化が普通なので、既読感なく、初読で一気読みできるのはラッキーな人ですよ。
長年のファンの方には申し訳ないが。
単行本で一気に読むのがお薦め(伝われば良いが・・・)。何故なら止まらないから。
恩田作品は連載から書籍化が普通なので、既読感なく、初読で一気読みできるのはラッキーな人ですよ。
長年のファンの方には申し訳ないが。
2023年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
音楽の仕事をしている娘の気持ちを理解できるようになるかなと思って読み出した。
「本屋大賞っぽいな」というのが今のところの感想。
「本屋大賞っぽいな」というのが今のところの感想。
2023年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フィクションでありながらも、ピアニストたちの世界やコンクールの裏側がどんな感じか、リアルな描写もあって楽しめた。
音楽という目に見えないものを、文章で描く表現が素晴らしかった。わくわくして読めました。
音楽という目に見えないものを、文章で描く表現が素晴らしかった。わくわくして読めました。
2023年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
定価より700円ほど安かったので購入。新品とは言いつつも、小さい黒ずみやシワ、折れなどが所々で見られました。
2022年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あとがきは必読だ。
本作は間違いなく大傑作であり、
こんな作品を書ける恩田先生は、
音楽の神様に愛されている風間塵のように、
小説の神様に愛されている天才だろうと思っていた。
あとがきを読んで、
大変な難産の末に本作が産み出されたことを知った。
それが分かると、一行一行がより大切なものになり、
愛おしくなってくる。
恩田先生、こんな素晴らしい作品をクリエイトしてくれて
ありがとうございます
という感謝の気持ちがこみ上げてくる。
自然から音楽が作られ、
作られた音楽から触発された感覚が
作家によって適切に描写されると、
自然に還元される。
読者は作家が触発されて描いた自然を読むことで、
音楽を感じる。
こんなことが可能とは、本作を読むまで知らなかった。
初めての体験で、とても心地よかった。
本作は上下巻合わせて1,000ページ弱の作品だが、
長さを全く感じなかった。
むしろ、終わりに近づくにつれ、
もっと続いてくれ、終わらないでくれ、と願うようになった。
これぞ作家。
筆一本で世界を創る。
音楽を読む楽しみを堪能させてもらった。
ところで、タイトルの「蜜蜂と遠雷」は何を意味すのか?
蜜蜂は風間塵だろうが、遠雷は?
遠雷に関する描写は、下巻p.239のみ。
風間塵が第三次予選で自分の演奏前に外出した時の描写で
“遠いところで、低く雷が鳴っている。
冬の雷。何かが胸の奥で泡立つ感じがした。”
遠雷はくすぶっている才能、栄伝亜夜を指している、
と考えるのが妥当だろうか?
誰かと話し合ってみたくなる。
才能に関連していえば、
上巻p236,237のスターに関する文書も面白かった。
“スターというのはね、以前から知っていたような気がするもんなんだよ。
なんというのかな、彼らは存在そのものがスタンダードだからね。
世の中には現れた瞬間にもう古典となることが決まっているものがある。
スターというのは、それなんだ。
ずっとずっと前から観客たちが既に知っていたもの、
求めていたものを形にしたのがスターなんだね。”
p.362のクラシック音楽界の話も興味深かった。
“才能は、当然のことながら富と権力が集まるところに引き寄せられる。
豊かなアメリカが巨大な音楽市場となってから、
良くも悪くもクラシック音楽界は大衆化されていった。
より分かり易くショーアップされたものが求められるようになったのだ。
それは、例えばオーケストラならピッタリと揃った曲の入りであるとか、
ピアノならばかっちりと粒の揃った明快な超絶技巧であるとか、
かつて特権的な観客の前で演奏されていたサロンとは異なり、
より多くの観客を収容するため桁違いに大きくなったホールの隅々まで聞こえるような、
大きくて華やかな音を出すことを意味していた。
当然、音楽家もマーケットの期待に応えるべく、
そういう需要を満たす方向に演奏を発展させるようになる。
もはや演奏家に即興性は求められず、観客は自分が知っている有名な曲を聴きに行く。
難解な曲や新曲には興味を持たず、癖のある演奏も敬遠する。”
中でも、サラリーマンのコンテスタントの高島明石の葛藤が描かれた箇所には、
思わずアンダーラインをした(p.198)。
“何よりもむつかしかったのはコンクールへのモチベーションを保つことで、
数週間に一度、この挑戦を虚しく感じる瞬間があるらしく、
今更誰にも頼まれもしないのにコンクールなんか出てどうするんだろうね、
と自嘲気味に呟くのだった”
私も在野の研究者。
論文が不採用になった時は、何をやっているんだ、と何度も思った。
親近感がわいた一番の登場人物は、彼だった。
本作は間違いなく大傑作であり、
こんな作品を書ける恩田先生は、
音楽の神様に愛されている風間塵のように、
小説の神様に愛されている天才だろうと思っていた。
あとがきを読んで、
大変な難産の末に本作が産み出されたことを知った。
それが分かると、一行一行がより大切なものになり、
愛おしくなってくる。
恩田先生、こんな素晴らしい作品をクリエイトしてくれて
ありがとうございます
という感謝の気持ちがこみ上げてくる。
自然から音楽が作られ、
作られた音楽から触発された感覚が
作家によって適切に描写されると、
自然に還元される。
読者は作家が触発されて描いた自然を読むことで、
音楽を感じる。
こんなことが可能とは、本作を読むまで知らなかった。
初めての体験で、とても心地よかった。
本作は上下巻合わせて1,000ページ弱の作品だが、
長さを全く感じなかった。
むしろ、終わりに近づくにつれ、
もっと続いてくれ、終わらないでくれ、と願うようになった。
これぞ作家。
筆一本で世界を創る。
音楽を読む楽しみを堪能させてもらった。
ところで、タイトルの「蜜蜂と遠雷」は何を意味すのか?
蜜蜂は風間塵だろうが、遠雷は?
遠雷に関する描写は、下巻p.239のみ。
風間塵が第三次予選で自分の演奏前に外出した時の描写で
“遠いところで、低く雷が鳴っている。
冬の雷。何かが胸の奥で泡立つ感じがした。”
遠雷はくすぶっている才能、栄伝亜夜を指している、
と考えるのが妥当だろうか?
誰かと話し合ってみたくなる。
才能に関連していえば、
上巻p236,237のスターに関する文書も面白かった。
“スターというのはね、以前から知っていたような気がするもんなんだよ。
なんというのかな、彼らは存在そのものがスタンダードだからね。
世の中には現れた瞬間にもう古典となることが決まっているものがある。
スターというのは、それなんだ。
ずっとずっと前から観客たちが既に知っていたもの、
求めていたものを形にしたのがスターなんだね。”
p.362のクラシック音楽界の話も興味深かった。
“才能は、当然のことながら富と権力が集まるところに引き寄せられる。
豊かなアメリカが巨大な音楽市場となってから、
良くも悪くもクラシック音楽界は大衆化されていった。
より分かり易くショーアップされたものが求められるようになったのだ。
それは、例えばオーケストラならピッタリと揃った曲の入りであるとか、
ピアノならばかっちりと粒の揃った明快な超絶技巧であるとか、
かつて特権的な観客の前で演奏されていたサロンとは異なり、
より多くの観客を収容するため桁違いに大きくなったホールの隅々まで聞こえるような、
大きくて華やかな音を出すことを意味していた。
当然、音楽家もマーケットの期待に応えるべく、
そういう需要を満たす方向に演奏を発展させるようになる。
もはや演奏家に即興性は求められず、観客は自分が知っている有名な曲を聴きに行く。
難解な曲や新曲には興味を持たず、癖のある演奏も敬遠する。”
中でも、サラリーマンのコンテスタントの高島明石の葛藤が描かれた箇所には、
思わずアンダーラインをした(p.198)。
“何よりもむつかしかったのはコンクールへのモチベーションを保つことで、
数週間に一度、この挑戦を虚しく感じる瞬間があるらしく、
今更誰にも頼まれもしないのにコンクールなんか出てどうするんだろうね、
と自嘲気味に呟くのだった”
私も在野の研究者。
論文が不採用になった時は、何をやっているんだ、と何度も思った。
親近感がわいた一番の登場人物は、彼だった。