中身についてはミスター・ディグ氏が、ほぼ完璧に評価している。
安倍首相に群がる、それこそウジ虫? のような人々。
彼らを一刀両断に1人ずつ俎上に上げて切って捨てる。
それも面白おかしくではない。
HANADAを初とする2、3の雑誌。彼らはここ以外ではほとんど書かない
(例外ももちろんいる)。
毎月同じ顔がおなじようなことを言っている。
一部の人は「それこそが真実で、世の中の意見はマスコミがでっち上げた」
などという。
そうではないことを、この本では理路整然と喝破しているのだ。
どなたかも書かれているがトンデモ本っぽいタイトルは賛否あるだろう。
しかし彼らは、とんでもない輩なのだ。
彼らの欺瞞を暴くことで安倍の欺瞞も見えてくる快著。
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「アベ友」トンデモ列伝 単行本 – 2018/12/17
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自民党総裁選「3選」を果たした安倍首相。
だが「親衛隊」を自任する多くの政治家、言論人たちはその馬脚をあらわし、姿を消した。
スキャンダルを連発する女性閣僚と「魔の3回生」、いまだ疑惑を払拭していない「総理腹心の友」、
悲惨な末路をたどった「総理のご意向」官僚たち、そして保守勢力からも批判される「御用作家・
ジャーナリスト」たちの醜聞。史上最低の「取り巻き」たちの化けの皮がいま、ここにはがされる――。
だが「親衛隊」を自任する多くの政治家、言論人たちはその馬脚をあらわし、姿を消した。
スキャンダルを連発する女性閣僚と「魔の3回生」、いまだ疑惑を払拭していない「総理腹心の友」、
悲惨な末路をたどった「総理のご意向」官僚たち、そして保守勢力からも批判される「御用作家・
ジャーナリスト」たちの醜聞。史上最低の「取り巻き」たちの化けの皮がいま、ここにはがされる――。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2018/12/17
- 寸法13.1 x 1.6 x 18.9 cm
- ISBN-104800291615
- ISBN-13978-4800291615
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登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2018/12/17)
- 発売日 : 2018/12/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4800291615
- ISBN-13 : 978-4800291615
- 寸法 : 13.1 x 1.6 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 443,048位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,485位日本の政治
- - 65,032位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年1月7日に日本でレビュー済み
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2019年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新聞、雑誌、ネットで流されるアベさんのことが、よくまとまって記載されています。この本を読んで、今まで「?」大いたことが、「そういうことか!」と納得させられました。アベさんの言動に少しでも違和感をもたれている方は、この本でその違和感の理由・訳に触れることができます。
2018年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安倍政権の片棒を担ぐ人達の問題点を実に分かりやすくまとめた本である。若干過去の本に既出の内容もあるが。
「はじめに」において、本書に登場する人物のほとんどは、歴史的に見て、「安倍政権時に一時咲いた徒花」に過ぎないと斬り捨てている。
本書は14本の記事で構成されている。以下、適宜紹介する。
1番目は小川榮太郎。適菜収が、小川を雑誌新潮45を潰したと手厳しく批判すると共に、小川のような人間を起用する言論界にも批判の矢を向けている。
2番目は、百田尚樹。40万部を超えるベストセラーになった『日本国紀』のパクリ騒動、著者である百田の言動、そして幻冬舎の対応について批判している。
3番目は、櫻井よしこ。元朝日新聞編集委員の山田厚史が、植村・櫻井裁判のおかしさについて、分かりやすく解説している。
4番目は、稲田朋美、青山繁晴など、森友事件において、実際には関与しておりながら、「私は関係ない」と否定した人達の「変節」ぶりに斬り込んでいる。
5番目は、安倍総理を持ち上げる本を書いていた元TBS記者山口敬之が、性犯罪を告発され、活動を休止するに至った経緯を解説。
6番目は、杉田水脈、豊田真由子など、2012年に当選した「魔の3回生」である自民党議員達の引き起こした問題、スキャンダルについて触れている。
7番目は、昭和57年に大蔵省に入省した人達の悪い噂について触れている。
8番目は、加計孝太郎と官邸の官僚達について。ノンフィクション作家の森功が、国民を騙し、問題を隠蔽し続けた官僚達を厳しく追及する。
9番目は、下村博文。自民党憲法改正推進本部長の下村の、改憲や、道徳・歴史の教科書の改悪、さらには安倍総理以上の加計学園への関与について触れられている。
10番目は、加藤康子など、安倍総理のブレーンについて。加藤は、本人曰く総理の幼馴染みであり、内閣官房参与の地位に就いているが、自分に近しい人物を要職に就ける安倍政権の問題が描かれている。
11番目は、読売・産経・NHKの記者達。朝日新聞のように森友問題でスクープを飛ばす事も出来ず、安倍政権の言いなりになってしまった3社の問題について言及。
12番目は、安倍総理の父親の代から続く、財界との密接な関係を描写する。
13番目は、菅義偉。安倍政権ナンバー2である菅官房長官の経歴・仕事ぶりについて。本書の記事の中では珍しく、ほとんど批判が無い。
最後は、アベノトリビアと題し、安倍総理に関する15のキーワードを挙げている。ここでは全部は挙げられないが、少しだけ紹介しよう。
・先祖は「安倍宗任」
・私邸暮らし
・散髪
過去に既出の内容もあったが、分かりやすくまとめた教科書のようで、非常に読み易かった。一読をおススメする。
「はじめに」において、本書に登場する人物のほとんどは、歴史的に見て、「安倍政権時に一時咲いた徒花」に過ぎないと斬り捨てている。
本書は14本の記事で構成されている。以下、適宜紹介する。
1番目は小川榮太郎。適菜収が、小川を雑誌新潮45を潰したと手厳しく批判すると共に、小川のような人間を起用する言論界にも批判の矢を向けている。
2番目は、百田尚樹。40万部を超えるベストセラーになった『日本国紀』のパクリ騒動、著者である百田の言動、そして幻冬舎の対応について批判している。
3番目は、櫻井よしこ。元朝日新聞編集委員の山田厚史が、植村・櫻井裁判のおかしさについて、分かりやすく解説している。
4番目は、稲田朋美、青山繁晴など、森友事件において、実際には関与しておりながら、「私は関係ない」と否定した人達の「変節」ぶりに斬り込んでいる。
5番目は、安倍総理を持ち上げる本を書いていた元TBS記者山口敬之が、性犯罪を告発され、活動を休止するに至った経緯を解説。
6番目は、杉田水脈、豊田真由子など、2012年に当選した「魔の3回生」である自民党議員達の引き起こした問題、スキャンダルについて触れている。
7番目は、昭和57年に大蔵省に入省した人達の悪い噂について触れている。
8番目は、加計孝太郎と官邸の官僚達について。ノンフィクション作家の森功が、国民を騙し、問題を隠蔽し続けた官僚達を厳しく追及する。
9番目は、下村博文。自民党憲法改正推進本部長の下村の、改憲や、道徳・歴史の教科書の改悪、さらには安倍総理以上の加計学園への関与について触れられている。
10番目は、加藤康子など、安倍総理のブレーンについて。加藤は、本人曰く総理の幼馴染みであり、内閣官房参与の地位に就いているが、自分に近しい人物を要職に就ける安倍政権の問題が描かれている。
11番目は、読売・産経・NHKの記者達。朝日新聞のように森友問題でスクープを飛ばす事も出来ず、安倍政権の言いなりになってしまった3社の問題について言及。
12番目は、安倍総理の父親の代から続く、財界との密接な関係を描写する。
13番目は、菅義偉。安倍政権ナンバー2である菅官房長官の経歴・仕事ぶりについて。本書の記事の中では珍しく、ほとんど批判が無い。
最後は、アベノトリビアと題し、安倍総理に関する15のキーワードを挙げている。ここでは全部は挙げられないが、少しだけ紹介しよう。
・先祖は「安倍宗任」
・私邸暮らし
・散髪
過去に既出の内容もあったが、分かりやすくまとめた教科書のようで、非常に読み易かった。一読をおススメする。
2019年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書のタイトルに惹かれて購入したが、なんともまあリサーチのレベルの低いこと。この程度のものをマスコミがリリースするという姿勢が問題。マスコミ全体ではなく「宝島社」だけの問題か。読者の期待に添った羅列のように見えるが、その実すでに報道され尽くされた内容であり、それ以上の追求や背景への踏み込みがない。久々に損をした感じが残る。わかりやすく表現することと内容を簡単にすることを混同すべきではない。
2019年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冷静に分析し、過去の事例も論じているあたり、どの章も読み応えがあり大変面白かった。
新聞報道等と大差がないという指摘があったが、これだけの分量を整理して読める書籍は他にないのではないか。
また、章ごとに対象を変え、生い立ち等にも触れているあたり大変素晴らしい。
新聞報道等と大差がないという指摘があったが、これだけの分量を整理して読める書籍は他にないのではないか。
また、章ごとに対象を変え、生い立ち等にも触れているあたり大変素晴らしい。
2019年1月1日に日本でレビュー済み
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安倍首相の周辺がいかにキナ臭いか、よくまとめられ、わかりやすく再認識しました。それでもなお日本国民は、安倍首相や自民党を支持しています。確かに、安倍首相たちの危険な右翼思想は日本の未来を危うくするかもしれませんが、そんなよくわからない遠い先のことよりも今現在が安定することを国民は選ぶのでしょう。税金を安倍友たちのため、いいように使われても、自分の懐が痛むわけでないので、気にしないのでしょう。アメリカにトランプ、日本に安倍晋三、彼らには政治家の資質が欠けているにもかかわらず、タカ派のため、日々不満をためている人々には絶対的なヒーローに見えるのです。不祥事など、大物には付き物、ご愛嬌。鬱屈した日常を変えてくれると信仰しているのでしょう。
2019年1月14日に日本でレビュー済み
鳩山由紀夫氏が首相の座についたのは2009年9月。つまり、この国はそれから約10年近くに亘って「民主党政権」「安倍政権」以外を知らないわけだ。この事は日本という国にとって、全くの大悲劇としか形容しようがない。
国民の期待を担って誕生した民主党政権が、わずか3年で混乱のうちに崩壊し、第2次安倍政権が発足したあのタイミングは、今思えば日本の政治がマトモさを取り戻す最後のチャンスだったように思われる。第1次政権での大失敗で失意のうちに退陣した安倍氏が、今度こそは失敗を繰り返さずに日本をマトモな国に「矯正」していくのではないかと信じていた人は多いだろうし、私もその一人だった。しかし・・・
あれから早6年。結局安倍氏が「進歩」したのは「世渡り術」と「自己保身術」の2点のみ。日本の政治家と有権者双方は、無残なまでに劣化してしまった。近年のこの国で、これほどまでに特定の権力者を無条件に賛美する事が「商業化」し、政権与党への検証や批判という、マトモな民主主義国家なら当たり前の事が「日本を滅亡させようと画策する反日分子の妄動である!」と罵倒されるような惨状に陥っているのは、「首相の無能」を罵っていれば良いというような呑気な状態では無く、まさに本当の意味での「国難」と思える。
本書で俎上に載せられている豪華絢爛な「アベ友」の皆々様の惨状自体には全く目新しさはなく、彼らが「批判されている理由」も普通の世界であれば全く「当たり前」の事ばかり。そういう意味では新鮮さは乏しく、1点減点の「★4つ」の評価に留めたのはそれが理由。
まあ、こんな当たり前の事ばかりにわざわざ問題提起をしなければならないという事自体、日本の劣化を端的に示しているようで哀しい気分に襲われる。ここにご登場する政治家のセンセイ方や加計氏らに「本当に日本を良くするために粉骨砕身して働こう」という「こころざし」のカケラも見られないのには、情けないやら呆れるやら。加計問題についての部分を今の視点から読むと、「コントですか?」と突っ込みたくなる程の惨状ばかり。特に加計氏の記者会見のバカさ加減は秀逸で、与党が彼を国会に呼ぶ事を頑なに拒み続けたのも何だか理解出来る。それにしても、「潔白だ!」と主張するなら、なぜ「ある」ものを「無い」と強弁し続ける必要があったのか、訊かれた事だけに簡潔に答弁する事が出来ないのか。わざわざ「怪しんで下さい」と言わんばかりのネタばかり自分たちでばらまいておきながら、御用ライターたちに「モリカケは反日メディアの捏造だ!」と吠えさせているのは見苦しさの極みだ。
そして「アベ様」に群がる「言論人」たちの醜悪さ。彼ら「アベヨイショ」の書き手たちは、安倍政権に批判的なメディアに対しては「結論ありきの偏向メディア」だと口を極めて非難するにも関わらず、自分たちの主張にとって都合の悪い事柄には何らの検証も行わない(櫻井女史の「それでも原発が必要な理由」あたりが代表例)というご都合主義丸出しの人々。
百田氏の「日本国紀」に対する批判は、これまた内容的には新鮮味が無く、その点は物足りないとは言え、ここで主張されている事はこの上なく真っ当である。要するに「どんな主張をしようが自由ではあるが、その『自由』には相応の責任と手続が伴う」という事だ。百田氏が単なる「商売」では無く、真に「日本の『歪められた歴史教育』を矯正する!」という覚悟であの本を上梓されたのであれば、是非即座に学会等のオフィシャルな場で、先行研究の「誤り」に鉄槌を下して頂きたいと切望するが、彼にそんな周到な準備や玄人筋と刺し違える覚悟はあるのだろうか。それすら出来ない癖に自著が売れた事に大はしゃぎして「これは私たちの反乱だ!」などと内輪で盛り上がっているのでは、単なるマスターベーションに過ぎないし、全く失笑を禁じ得ない。これだけなら「またやってくれたか」という「笑い事」で済むが、この程度の本を何らの検証も無しに「これこそ日本の正しい歴史」であり、「子供たちに教えるべき」と称賛している人々の能天気さは全く笑い事では済まされない。
今年(2019年)は参院選の年。まあ、この国のお人好しな有権者たちは、再び自公政権に安定多数の議席を与え、何をやろうが白紙委任する事になるのだろうと(残念ながら)予想はするが、本書をお読み頂ければ、今まさに日本は「マトモな国」に踏みとどまれるか否かの「崖っぷち」の惨状に陥っている事がご理解頂けるのではないか。「他よりはマシ」という意味不明な理由で安易に一票を投ずる前に、現政権与党の「何がどのようにマシ」であるのかを、キチンと有権者一人ひとりが熟考する事が必要だ。今の状態がダラダラと続いていけば、本当に日本は「オシマイ」になる。
国民の期待を担って誕生した民主党政権が、わずか3年で混乱のうちに崩壊し、第2次安倍政権が発足したあのタイミングは、今思えば日本の政治がマトモさを取り戻す最後のチャンスだったように思われる。第1次政権での大失敗で失意のうちに退陣した安倍氏が、今度こそは失敗を繰り返さずに日本をマトモな国に「矯正」していくのではないかと信じていた人は多いだろうし、私もその一人だった。しかし・・・
あれから早6年。結局安倍氏が「進歩」したのは「世渡り術」と「自己保身術」の2点のみ。日本の政治家と有権者双方は、無残なまでに劣化してしまった。近年のこの国で、これほどまでに特定の権力者を無条件に賛美する事が「商業化」し、政権与党への検証や批判という、マトモな民主主義国家なら当たり前の事が「日本を滅亡させようと画策する反日分子の妄動である!」と罵倒されるような惨状に陥っているのは、「首相の無能」を罵っていれば良いというような呑気な状態では無く、まさに本当の意味での「国難」と思える。
本書で俎上に載せられている豪華絢爛な「アベ友」の皆々様の惨状自体には全く目新しさはなく、彼らが「批判されている理由」も普通の世界であれば全く「当たり前」の事ばかり。そういう意味では新鮮さは乏しく、1点減点の「★4つ」の評価に留めたのはそれが理由。
まあ、こんな当たり前の事ばかりにわざわざ問題提起をしなければならないという事自体、日本の劣化を端的に示しているようで哀しい気分に襲われる。ここにご登場する政治家のセンセイ方や加計氏らに「本当に日本を良くするために粉骨砕身して働こう」という「こころざし」のカケラも見られないのには、情けないやら呆れるやら。加計問題についての部分を今の視点から読むと、「コントですか?」と突っ込みたくなる程の惨状ばかり。特に加計氏の記者会見のバカさ加減は秀逸で、与党が彼を国会に呼ぶ事を頑なに拒み続けたのも何だか理解出来る。それにしても、「潔白だ!」と主張するなら、なぜ「ある」ものを「無い」と強弁し続ける必要があったのか、訊かれた事だけに簡潔に答弁する事が出来ないのか。わざわざ「怪しんで下さい」と言わんばかりのネタばかり自分たちでばらまいておきながら、御用ライターたちに「モリカケは反日メディアの捏造だ!」と吠えさせているのは見苦しさの極みだ。
そして「アベ様」に群がる「言論人」たちの醜悪さ。彼ら「アベヨイショ」の書き手たちは、安倍政権に批判的なメディアに対しては「結論ありきの偏向メディア」だと口を極めて非難するにも関わらず、自分たちの主張にとって都合の悪い事柄には何らの検証も行わない(櫻井女史の「それでも原発が必要な理由」あたりが代表例)というご都合主義丸出しの人々。
百田氏の「日本国紀」に対する批判は、これまた内容的には新鮮味が無く、その点は物足りないとは言え、ここで主張されている事はこの上なく真っ当である。要するに「どんな主張をしようが自由ではあるが、その『自由』には相応の責任と手続が伴う」という事だ。百田氏が単なる「商売」では無く、真に「日本の『歪められた歴史教育』を矯正する!」という覚悟であの本を上梓されたのであれば、是非即座に学会等のオフィシャルな場で、先行研究の「誤り」に鉄槌を下して頂きたいと切望するが、彼にそんな周到な準備や玄人筋と刺し違える覚悟はあるのだろうか。それすら出来ない癖に自著が売れた事に大はしゃぎして「これは私たちの反乱だ!」などと内輪で盛り上がっているのでは、単なるマスターベーションに過ぎないし、全く失笑を禁じ得ない。これだけなら「またやってくれたか」という「笑い事」で済むが、この程度の本を何らの検証も無しに「これこそ日本の正しい歴史」であり、「子供たちに教えるべき」と称賛している人々の能天気さは全く笑い事では済まされない。
今年(2019年)は参院選の年。まあ、この国のお人好しな有権者たちは、再び自公政権に安定多数の議席を与え、何をやろうが白紙委任する事になるのだろうと(残念ながら)予想はするが、本書をお読み頂ければ、今まさに日本は「マトモな国」に踏みとどまれるか否かの「崖っぷち」の惨状に陥っている事がご理解頂けるのではないか。「他よりはマシ」という意味不明な理由で安易に一票を投ずる前に、現政権与党の「何がどのようにマシ」であるのかを、キチンと有権者一人ひとりが熟考する事が必要だ。今の状態がダラダラと続いていけば、本当に日本は「オシマイ」になる。
2018年12月27日に日本でレビュー済み
安倍晋三という政治家(レビュー編集時点では総理大臣)の人なりや言動、考えなどについてはいろんな人が著書にしたり、まとめているからそちらを参照するとして、彼の存在はいわゆる適菜曰く「彼に群がる『乞食』ライター」の正体を明白にしたことや、一部メディアが尖鋭化したことで、政治に詳しくない人間でも、安倍総理に群がる人間たちがいかに異常であるかを明白にした功績は大きい。小川榮太郎、百田尚樹(この人は「探偵!ナイトスクープ」の構成として知られる)、山口敬之各氏の転落劇については、起こるべくして起きたことであって、異常を異常と認識した良識によって検断されたのであって、その点でいえば、まだ日本には「異常を異常と認識する能力がある」ことに大いに安堵したものである。
適菜収氏が寄稿しているという理由で購入した人(購入を検討する人)もいるかもしれない。適菜氏は一連の「適菜本」で、安倍内閣およびアベ友の非常識ぶりに対して、厳しい言葉で検断してきた人である。とりわけ菅義偉長官の「仕事」によって、こちらに内閣に都合の悪い情報はほとんど流れてこないが、内閣が吹っ飛んでもおかしくないことが頻繁に起きているのに、びくともしない元凶、別な見方をすれば、「もり・かけ」の火消し成功を始めとする安倍内閣の最大の功労者が菅長官なのである。この人は「秋田出身のたたき上げ」としていい意味で紹介されていることが多く、本著では珍しく、菅長官の仕事ぶりを紹介しているが、安倍内閣や「アベ友」の異常ぶりを列記した文章の中では異質に思えるかもしれない。当然、菅長官の仕事は「安倍内閣やアベ友の非常識に手を貸している」という意味で嫌味を込めて書いたものだと考えれば、納得できる。だが、佐高信と岸井成格の対談本では「主殺しでは鈴木宗男とは一致している。いつ裏切るかわからない」と評されている。(菅は小此木彦三郎の秘書を経験しながら、梶山静六を持ち上げる行動をとっている)仮に安倍総理の寝首を掻くのは菅長官の可能性もあるとして、注意を怠らない方がいいだろう。
とまれ、安倍内閣の非常識ぶりや、書店の政治評論コーナーに「自称保守論壇」の本が積みあがっているのを見て、息苦しく感じている人にこそ、是非読んでほしい本である。
適菜収氏が寄稿しているという理由で購入した人(購入を検討する人)もいるかもしれない。適菜氏は一連の「適菜本」で、安倍内閣およびアベ友の非常識ぶりに対して、厳しい言葉で検断してきた人である。とりわけ菅義偉長官の「仕事」によって、こちらに内閣に都合の悪い情報はほとんど流れてこないが、内閣が吹っ飛んでもおかしくないことが頻繁に起きているのに、びくともしない元凶、別な見方をすれば、「もり・かけ」の火消し成功を始めとする安倍内閣の最大の功労者が菅長官なのである。この人は「秋田出身のたたき上げ」としていい意味で紹介されていることが多く、本著では珍しく、菅長官の仕事ぶりを紹介しているが、安倍内閣や「アベ友」の異常ぶりを列記した文章の中では異質に思えるかもしれない。当然、菅長官の仕事は「安倍内閣やアベ友の非常識に手を貸している」という意味で嫌味を込めて書いたものだと考えれば、納得できる。だが、佐高信と岸井成格の対談本では「主殺しでは鈴木宗男とは一致している。いつ裏切るかわからない」と評されている。(菅は小此木彦三郎の秘書を経験しながら、梶山静六を持ち上げる行動をとっている)仮に安倍総理の寝首を掻くのは菅長官の可能性もあるとして、注意を怠らない方がいいだろう。
とまれ、安倍内閣の非常識ぶりや、書店の政治評論コーナーに「自称保守論壇」の本が積みあがっているのを見て、息苦しく感じている人にこそ、是非読んでほしい本である。