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大前研一 世界の潮流2018〜19 ―日本と世界の経済・政治・産業 単行本 – 2018/4/12
30万部を超える『日本の論点』シリーズに続く、2018〜19年の世界を分析した大前研一氏の渾身の作が『大前研一 世界の潮流2018〜19』です。大前氏は、世界の経済・政治・産業を以下のように分析します。経済をみるとお金を刷りさえすれば景気はよくなるといった状況ではなくなりました。政治においては、独裁色の強いリーダーが目立ってきています。産業界は、クラウド、モバイル、IoT、AIといった新しい技術が急激な進化を遂げています。
中国の台頭やアメリカにおけるユニコーン企業の登場といった新しい変化に、日本はどのような対応をしていけばいいのでしょうか。大前氏は「21世紀は変化のスピードが激しく、たとえいまは良くても明日は自分自身が危機に陥る危険性をはらんでいる。今見えている世界から未来を読む必要がある」といいます。「この本では、自分の見えている世界が展開されているので、この本を読んだ後は、自分自身の頭で日本と世界について考えてみてほしい」というのが、今の大前氏の願いです。これからの世の中がコンパクトに分析されていますので、是非、ご一読頂けると幸いです。
【contents】
目次
まえがき
第一章 世界経済の潮流 世界中が低欲望社会に
かつてない低金利とカネ余りの世界経済
独裁化が進行する国々
ICT分野で急成長する中国
衰退へ向かう日本
中国とインドのGDP成長率は、六パーセント台
高まる新興国の存在感
株式市場に流入する巨額資金
アメリカは、量的緩和(QE)から出口戦略のフェーズに
二・五兆ドルがアメリカに還流
メイ首相が政権を維持できない危険性
EUは超低金利政策を当面維持
急拡大する中国のeコマース
日本の長期債務残高は一〇〇〇兆円を突破
世界のGDPを上回った通貨供給量
約一七〇〇兆円の個人金融資産の使い方
外出すらしない日本の若者
お金、家、土地があふれる日本
【第一章のキーワード】
第二章 世界政治の潮流 政治リスクが高まっており、二〇一八年は不安定に
世界各国・地域の政治経済情勢の見通し
真っ当な政治家、フランスのマクロン大統領
中東で衝突を繰り返すスンニ派とシーア派
途中で失脚する可能性があるトランプ大統領
ポピュリズムの台頭と強まる独裁化
アメリカの最後の良心、マティス氏とティラーソン氏
トランプ大統領と共和党
トランプ政権を揺るがすロシアゲート疑惑
トランプ大統領の弾劾訴追の可能性
ドイツで、極右政党が野党第一党に
フランス、マクロン大統領が打ち出す現実政治
ほとんどメリットがないEU離脱交渉
欧州各地に広がる分離独立の動き
存在感が増している中国の政治・経済
「中進国の罠」の手前にいる中国
「中国製造二〇二五」で重視される一〇大産業
トランプ大統領べったりは日本にとってリスク
福島原発の処理は、二一・五兆円に倍増
安倍政権肝いりの働き方改革、生産性革命
労働市場・社会保障改革の見本はドイツ
雇用環境の改善が数少ない成果
イノベーティブな人材を輩出できる社会、教育の仕組み
二〇年間マイナスの日本の名目賃金
一人当たりの労働生産性は、先進国で最低クラス
グーグルの初任給は、月給一六〇万円
ファーウェイ、新卒エンジニアの初任給は八三万円
イノベーションを起こせない日本のホワイトカラー
今後一〇年ももたない日本企業のビジネスモデル
人材が育つリクルートの三八歳定年制
若手に子会社の社長を任せるサイバーエージェント
【第二章のキーワード】
第三章 世界産業の潮流 クラウド・モバイル・AI隆盛のIoT時代へ
一〇年で大きく変わった世界の時価総額トップ企業
スウェーデン、エストニア、インド、中国のキャッシュレス革命
かなり遅れている日本のキャッシュレス化
世界で加速するEVシフト
日本の銀行の脅威は中国企業
存在感の薄い日本のベンチャー企業
二〇一七年の総括
中国の二一世紀型経済への移行と日本の長期衰退
二〇一八年以降の見通し
安倍首相への政策提言
【第三章のキーワード】
【質疑応答】
- 本の長さ168ページ
- 言語日本語
- 出版社プレジデント社
- 発売日2018/4/12
- ISBN-10483342276X
- ISBN-13978-4833422765
出版社より

世界「経済」「政治」「産業」の3つの潮流別に分析がされていて、不安定化する世界への対応策が書かれています。
(図1)要旨
主要国・地域のGDP成長率、主要国の金融・財政状況、世界のGDPと通貨供給量など仕事にすぐ使える資料が満載
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(図2)主要国・地域のGDP成長率 |
(図5)主要国の金融・財政の状況 |
(図6)世界のGDPと通貨供給量 |
トランプ大統領就任1年目の総括、イギリスのEU離脱交渉、中国周辺諸国との外交事案、など複雑な国際情勢も一目瞭然
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(図9)トランプ大統領就任1年目の総括 |
(図13)イギリスのEU離脱交渉 |
(図15)中国周辺諸国との外交事案 |
名目賃金の推移、平均月収の推移、世界で進むキャシュレス革命など、身近な経済問題、これからなすべきことがよくわかる
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(図20)名目賃金の推移(1995-2016年) |
(図22)平均月収の比較 |
(図26)世界で進むキャッシュレス革命 |
ゼロベースでも理解できる「最新のキーワード」 が、各章ごとに整理されている
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商品の説明
著者について
(株)ビジネス・ブレークスルー大学学長
早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。日立製作所、マッ キンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』(共に小学館)、『日本の論点』シリーズ(小社刊)など多数ある。
「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビュー ティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネスレビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の 問題、都市の発展を中心として拡がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。こ の功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、95年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号 を授与された。
英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピータースが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。 同誌の93年グールー特集では世界のグールー17人の一人に、また94年の特集では5人の中の一人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。
登録情報
- 出版社 : プレジデント社 (2018/4/12)
- 発売日 : 2018/4/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 168ページ
- ISBN-10 : 483342276X
- ISBN-13 : 978-4833422765
- Amazon 売れ筋ランキング: - 727,958位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,588位経済学・経済事情
- - 92,866位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

1943年、福岡県に生まれる。
早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。
「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。 マッキンゼー時代にはウォールストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネスレビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として拡がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。
この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。
英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピータースが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の一人に、また1994年の特集では5人の中の一人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。
2005年、「The Next Global Stage」がWharton School Publishingから出版される。本著は、発売当初から評判をよび、既に13ヶ国語以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。
趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。
ジャネット夫人との間に二男(長男:創希,次男:広樹)。
【略歴】
1943年福岡県に生まれる。
早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を取得。
1970年6月マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。
1970年(株)日立製作所へ入社。(原子力開発部技師)
1972年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。この頃書きためたノートを書籍「企業参謀」として1975年に出版。
マッキンゼー・アンド・カンパニーではディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長、を務める。
世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。
1992年政策市民集団「平成維新の会」を設立、その代表に就任。
1994年20年以上勤めたマッキンゼー・アンド・カンパニーを退職。
同年、国民の間に議論の場を作るとともに、人材発掘・育成の場として「一新塾」を設立し、2002年9月まで塾長として就任。現在はファウンダー。
1996年起業家養成のための学校「アタッカーズ・ビジネス・スクール」を開設、塾長に就任。
1997年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院公共政策学部総長教授に就任。
1997年~
1998年スタンフォード大学大学院経営学部(MBA)客員教授
1998年(株)ビジネス・ブレークスルー設立、代表に就任。2005年4月に本邦初の遠隔教育によりMBAプログラムとして大学院開校、学長に就任、2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学開校、学長に就任。
2002年中国遼寧省、及び、天津市の経済顧問に就任。
2006年大連の名誉市民に選出。
2007年3月財団法人大塚敏美育英奨学財団設立と同時に理事に就任。
2010年重慶の経済顧問に就任。
2011年CCTV (China Central Television(中国中央電視台))顧問に就任。
2012年4月公益財団法人の移行登記をもって公益財団法人大塚敏美育英奨学財団理事に就任。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
確かな分析力と知識。
新しい年を迎えるにあたりぜひ読みたい1冊です。
比較の対象がおかしい。
本当にマッキン○ー出身って感じ?
●経済では、市場にお金を豊富に供給しても、景気がよくならないという異変に、日本と世界中が見舞われている、●国際政治では、日本を含む各国で独裁色の強いリーダーが目立ってきている、そして、中国の躍進が著しい、●産業界では、クラウド、モバイル、IoT、AIといった新しい技術が急激に進化し、EC(電子商取引)、キャッシュレス、EV(電気自動車)シフト、自動運転、シェアリング・エコノミーなどが加速している――というのです。
私が個人的に注目したのは、●このまま、日本は衰退国家への道を歩んでいいのかという問題提起と、●真っ当な政治家、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、●世界一の金持ちは、ビル・ゲイツではなく、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領だ――という指摘です。
相変わらずの網羅性。合理性。
これをさらに深くしたシリーズが読んでみたい。
500円ぐらいでちょうどよい感じ
この人自分は天才だって言ってたけど、そういう感じはしなかった
例えば、101ページの直近20年の所得が、USやEU諸国は2倍に増えてるにもかかわらず日本は逆に下降気味との引用。 OECDデータの引用だが、欧米諸国の多くが僅か1-2%の富裕層だけに富が集中している現状を加味せず、このデータだけを日本と比較してもアップル-アップルにはならず、印象と結論付けを間違える。 一部企業の初任給だけを比較して日本企業がダメだといっても、これもまたミスリードであり、実際同業の所得に欧米と日本でそれほど20年前から変わらないのが現状ではないか? もう少し緻密な分析があって論ずるのがマッキンゼーではないのか、と疑ってしまう。