総理辞任後も「闇将軍」として政界に隠然たる力を持ち続けた田中角栄。ロッキード事件で刑事被告人の身となっても、復権を信じ、自派から総裁を出さずに歴代政権を裏から牛耳ってきたが、田中派の議員たちは、「我々は一体、いつまで他派の神輿を担ぎ続けなければならないのか」と不満がくすぶっていた・・・
本書は、裁判で無罪を勝ち取り、もう一度総理の座に返り咲こうとする角栄と、世代交代を進め、竹下登の政権を樹立しようとする、田中派内部の熾烈な対立の歴史を克明に描いていている。
登場する政治家一人一人の心中に深く切り込んでいくその中身は迫力満点であり、政治の世界の権力抗争の常軌を逸したとも言える過酷な戦いが生き生きと描写されていて、興奮しながら読んだ。特に、竹下グループと二階堂グループの心理戦は圧巻で、下手な小説よりも面白かった。
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田中角栄 最後の激闘 ―下剋上の掟 単行本(ソフトカバー) – 2020/2/6
大下 英治
(著)
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「きさまッ! 次の選挙で落としてやるッ! 」
いまもなお、理想の政治家、実行力の政治家として名が挙がる田中角栄。首相経験者に
してロッキード事件の刑事被告人でもある田中は、自民党内最大派閥・田中派を率いて、
大平政権、鈴木政権、中曾根政権をつくり、「キングメーカー」として君臨していた。
しかし、10年以上にわたり「最大派閥ながら総理を出せない」矛盾に、田中派内の鬱屈
は高まっていた。竹下登・金丸信コンビは小沢一郎、羽田孜、梶山静六などを率いて
ひそかにクーデターを画策。盤石の田中軍団に走る亀裂。「食うか、食われるか」の
激闘の末、ついに創政会(のちの経世会)を旗揚げする。しかし、田中派を二分し、
血で血を洗う全面抗争が待ち受けていた……。かつて政治は真のドラマだった!
権謀術数の政界で生き残りを懸け、暴力団稲川会もかかわる激闘を繰り広げた角栄と
男たちの、超ド級の権力闘争!
いまもなお、理想の政治家、実行力の政治家として名が挙がる田中角栄。首相経験者に
してロッキード事件の刑事被告人でもある田中は、自民党内最大派閥・田中派を率いて、
大平政権、鈴木政権、中曾根政権をつくり、「キングメーカー」として君臨していた。
しかし、10年以上にわたり「最大派閥ながら総理を出せない」矛盾に、田中派内の鬱屈
は高まっていた。竹下登・金丸信コンビは小沢一郎、羽田孜、梶山静六などを率いて
ひそかにクーデターを画策。盤石の田中軍団に走る亀裂。「食うか、食われるか」の
激闘の末、ついに創政会(のちの経世会)を旗揚げする。しかし、田中派を二分し、
血で血を洗う全面抗争が待ち受けていた……。かつて政治は真のドラマだった!
権謀術数の政界で生き残りを懸け、暴力団稲川会もかかわる激闘を繰り広げた角栄と
男たちの、超ド級の権力闘争!
- 本の長さ392ページ
- 言語日本語
- 出版社さくら舎
- 発売日2020/2/6
- ISBN-104865812369
- ISBN-13978-4865812367
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商品の説明
著者について
大下 英治(おおした・えいじ)
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。週刊文春記者をへて、作家として
政財官界から芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている。
著書には『昭和闇の支配者』シリーズ(全6巻、だいわ文庫)、『逆襲弁護士 河合弘之』
『専横のカリスマ 渡邉恒雄』『激闘! 闇の帝王 安藤昇』『日本のドン 血と弾丸の抗争』
『永田町知謀戦』(1~4)(以上、さくら舎)などがある。
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。週刊文春記者をへて、作家として
政財官界から芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている。
著書には『昭和闇の支配者』シリーズ(全6巻、だいわ文庫)、『逆襲弁護士 河合弘之』
『専横のカリスマ 渡邉恒雄』『激闘! 闇の帝王 安藤昇』『日本のドン 血と弾丸の抗争』
『永田町知謀戦』(1~4)(以上、さくら舎)などがある。
登録情報
- 出版社 : さくら舎 (2020/2/6)
- 発売日 : 2020/2/6
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 392ページ
- ISBN-10 : 4865812369
- ISBN-13 : 978-4865812367
- Amazon 売れ筋ランキング: - 680,327位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,306位日本の政治
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2020年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田中角栄の生きた昭和の時代と比べると、昭和、平成、令和と移行する過程で、
泥臭ささの残る昭和よりも、洗練されたスマートな生き方が、好まれ、世の中の全てにおいて、コンプライアンスが重視され、
ただでさえ、真面目な日本人が更に規律正しい世の中になった反面、政界だけではなく、どの業界社会でも豪快で魅力的な人が少なくなっていった。
立派な大人の社会人は、今や、自らが社会の一員として果たすべき義務よりも
個の権利ばかりを声高に主張する世の中になり、
田中角栄の熱く生きた時代は、一種異様に映るかも知れない。
裏事情はあるにせよ、ウグイス嬢に日当を倍払ったと言う事実で、議員辞職の可能性も出て来た
現在を、ロッキード事件の当事者は鼻で笑っているのではないだろうか。
コロナの蔓延する現在、
ソーシャルディスタンス、リーモート、キャッシュレスと
人との関わりに、どんどん距離をとる怜和の時代に
煙草の煙りが充満した一室で、感情の飛沫とゲンナマ飛び交う濃厚で濃密な昭和の漢たちの人間ドラマがここにはある。
洗練されたスマートな生き方に疲れたら「田中角栄最後の激闘」で昭和にまみれるのも一興だ。
泥臭ささの残る昭和よりも、洗練されたスマートな生き方が、好まれ、世の中の全てにおいて、コンプライアンスが重視され、
ただでさえ、真面目な日本人が更に規律正しい世の中になった反面、政界だけではなく、どの業界社会でも豪快で魅力的な人が少なくなっていった。
立派な大人の社会人は、今や、自らが社会の一員として果たすべき義務よりも
個の権利ばかりを声高に主張する世の中になり、
田中角栄の熱く生きた時代は、一種異様に映るかも知れない。
裏事情はあるにせよ、ウグイス嬢に日当を倍払ったと言う事実で、議員辞職の可能性も出て来た
現在を、ロッキード事件の当事者は鼻で笑っているのではないだろうか。
コロナの蔓延する現在、
ソーシャルディスタンス、リーモート、キャッシュレスと
人との関わりに、どんどん距離をとる怜和の時代に
煙草の煙りが充満した一室で、感情の飛沫とゲンナマ飛び交う濃厚で濃密な昭和の漢たちの人間ドラマがここにはある。
洗練されたスマートな生き方に疲れたら「田中角栄最後の激闘」で昭和にまみれるのも一興だ。
2020年4月19日に日本でレビュー済み
現役時代をよく知らないけど、良い意味でも悪い意味でも政治家、と言う感じがする。
ここまで行動力のある政治家は、なかなかいない。
個人的には保守とは何かがよくわからなかった。
本書に描かれた田中角栄は、考えも行動もとにかく具体的だ。手も加えるが、
それは生活環境の改善のように、客観的・物理的なものだ。そこにドグマーティクな理念はあまり感じられない。保守について、本書だけではわからなかった。
だが、今ある人や物を守るという点で、保守本流は案外リベラルとも気脈を通じるものがあるのではないか。
そのように感じた。
ここまで行動力のある政治家は、なかなかいない。
個人的には保守とは何かがよくわからなかった。
本書に描かれた田中角栄は、考えも行動もとにかく具体的だ。手も加えるが、
それは生活環境の改善のように、客観的・物理的なものだ。そこにドグマーティクな理念はあまり感じられない。保守について、本書だけではわからなかった。
だが、今ある人や物を守るという点で、保守本流は案外リベラルとも気脈を通じるものがあるのではないか。
そのように感じた。