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日本型組織の病を考える (角川新書) Kindle版
公文書改竄、セクハラ、日大アメフト事件……繰り返す不祥事の本質とは? 冤罪のち厚生労働事務次官までを務めたからこそわかった「日本型組織の病」とは何か。硬直化を打破する「静かなる改革」までを語り尽くす。
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2018/8/10
- ファイルサイズ2886 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
●村木 厚子:1955年高知県生まれ。高知大学卒業後、78年、労働省(現・厚生労働省)入省。女性や障害者政策などを担当。2009年、郵便不正事件で逮捕。10年、無罪が確定し、復職。13年、厚労事務次官。15年、退官。困難を抱える若い女性を支える「若草プロジェクト」呼びかけ人。累犯障害者を支援する「共生社会を創る愛の基金」顧問。伊藤忠商事社外取締役。津田塾大学客員教授。著書に、『あきらめない 働くあなたに贈る真実のメッセージ』(日経BP社)、『私は負けない 「郵便不正事件」はこうして作られた』(中央公論新社)などがある。
登録情報
- ASIN : B07G7Q5W6P
- 出版社 : KADOKAWA (2018/8/10)
- 発売日 : 2018/8/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2886 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 187ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 48,741位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 128位角川新書
- - 1,084位社会学概論
- - 1,529位社会学 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月2日に日本でレビュー済み
レポート
Amazonで購入
高齢ですがリスキリングして、働きたいと思います。その際に、村木さんをお手本にして以前より賢く生きたい。
役に立った
2018年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
官僚のトップである厚生労働省事務次官まで上り詰めた村木さんは、雇用均等児童家庭局長のときに、郵便不正事件で逮捕・起訴される。えん罪だ。本書はこのえん罪が作られる過程と事件の全容を当事者が詳らかにしている。拘留されていた状況も紹介しながら、そのときの自分の対処の仕方を客観的に著述していて、おそらく、逮捕者の状況をこうして自分のこととして、著わしたものは他にはあまりないのではないだろうか。密室で行われる取り調べの中で、検察に都合の良い調書が作成される様子は、拘留されたら犯罪者に仕立て上げられるというもの。しかも、本件では、証拠の改ざんも行われる。その改ざんを冷静に見破ったところから、村木さんは無実を勝ち取るのだが、普通の人だったら捕まった時点で、もうアウトだ。この事件をきっかけとして、取り調べの可視化の扉が少し開いていく。本書の前半はこうした記述が、本人が体験したことだからこそリアリティーを持って描かれていて秀逸だ。
しかし、中盤は、本書のタイトルである。検察も含み、この間の財務省や日大の不祥事に言及し、日本型組織社会の腐敗についての記述した部分は一般論であり、何かがあらたに示唆されるものではなかった。
後半、自身の仕事について、その時々の心の動きが語られる部分については、また興味深い記述が続いていく。均等法以前に厚生労働省に入省した村木氏は、キャリアであるにもかかわらず、お茶くみ仕事から始まったことを告白する。そのとき、「キャリアにお茶くみをさせて良いのか」「女だからお茶くみをさせよう」と侃々諤々の議論があったそうだ。2人の子どもを育てながら働き続けるなか、同僚である夫が単身赴任していたときもあるし、村木氏が子どもを連れて、地方に赴任したときもある。4カ月もの海外出張もある。そうしたことを経ながら、働き続けた来し方が語られる。
ある意味、均等法以降のキャリア女性の苦労がつづられている。
村木氏は退官後、家庭にも学校にも居場所を失い、「夜の町」でオトナの餌食になる少女を支援するNGOを立ち上げる。拘置所で見かけた少女がきにかかったからだ。「変わらない」「日本はこうなんだ」「組織は変わらない」と諦めないことがこの国を変える力につながるという。「市民」の力を信じて。
本書のおわりに村木氏は良い市民になることを死ぬまでの目標にすると述べている。
しかし、中盤は、本書のタイトルである。検察も含み、この間の財務省や日大の不祥事に言及し、日本型組織社会の腐敗についての記述した部分は一般論であり、何かがあらたに示唆されるものではなかった。
後半、自身の仕事について、その時々の心の動きが語られる部分については、また興味深い記述が続いていく。均等法以前に厚生労働省に入省した村木氏は、キャリアであるにもかかわらず、お茶くみ仕事から始まったことを告白する。そのとき、「キャリアにお茶くみをさせて良いのか」「女だからお茶くみをさせよう」と侃々諤々の議論があったそうだ。2人の子どもを育てながら働き続けるなか、同僚である夫が単身赴任していたときもあるし、村木氏が子どもを連れて、地方に赴任したときもある。4カ月もの海外出張もある。そうしたことを経ながら、働き続けた来し方が語られる。
ある意味、均等法以降のキャリア女性の苦労がつづられている。
村木氏は退官後、家庭にも学校にも居場所を失い、「夜の町」でオトナの餌食になる少女を支援するNGOを立ち上げる。拘置所で見かけた少女がきにかかったからだ。「変わらない」「日本はこうなんだ」「組織は変わらない」と諦めないことがこの国を変える力につながるという。「市民」の力を信じて。
本書のおわりに村木氏は良い市民になることを死ぬまでの目標にすると述べている。
2022年2月22日に日本でレビュー済み
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著者のわかりやすい表現と、実体験に基づいた客観的な目線が、非常に読みやすい文章を構成しています。
とても良い本でしたので、家族にプレゼントします。
とても良い本でしたので、家族にプレゼントします。
2023年4月21日に日本でレビュー済み
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官僚組織はある意味でプライベートセクターである民間企業へもその歪んだ構造を確固たるものにしているのではないかと思わせる内容。その是正の為に、日々官僚は誠意を尽くしている人たちもいるという了解はあるものの、それでもその雰囲気・空気は変わらないのではないか? 打開策は何か? 等々ブレーク・スルーする為の手段の提示がもっと全体調和の中で語られても良いのではという所感を持った。
2018年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章には、書き手の品性が反映されると常日頃思っているのだが、本書を一読したあとの著者へのイメージは、「真面目で冷静だが人情に厚い」だった。
大阪地検特捜部の強引なシナリオによって突然逮捕され、1年3カ月の法廷闘争の結果、無罪を勝ち取り、逆に国と検察を相手に国家賠償請求訴訟を起こし、事実上勝訴している。その後厚生労働省に復職、事務方トップの事務次官まで務めた。
キャリア官僚として労働省に入省後、順調に出世を進める途中で「逮捕・拘置」という言わば「地獄」を味わった官僚ですらわずかだろうが(最近はやや目立つが)、その後復職して組織の「頂点」に上り詰めたという経歴の持ち主は、男性も含めて他にいないだろう。
著者の特徴は、こうした極めて異例な経歴を持ちながら、それを自分流に誇張することもなく、感情的にもならず、事実を淡々と分かりやすく説明している点だ。理路整然と話が進むだけに、検事の取り調べの理不尽さや拘置所の意外な実態などが、自然に頭の中に入ってくる。
著者の働き方も当時としては先進的だ。地方の労働基準局への出向(幼い子供を連れての親子二人で赴任)などで行政の現場を把握し、本省の課長としては法案作成で関係各省庁や国会対策にも汗をかき、プライベートでは同じ官僚の夫と共稼ぎで2人の子供を育てるという、まさに現政権下で進行中の「働き方改革」のひとつの見本を自ら実践するような働きぶりである。
昨今、文部科学省の収賄疑惑、財務省の文書改ざん、防衛省の日報問題など官僚組織の不祥事が続くなか、著者のいう「日本の組織は内部から変えられない病理を抱えている」という見方は、元事務次官としてキャリア官僚の思考回路を知り尽くしているだけに説得力がある。
著者の提起する解決策のひとつは、「本音」と「建前」の区別をなくし、「建前」通りに行動せざるを得ない明確なルールとシステムを作ることだ。各種団体などから「忖度含み」で持ち込まれる政策案件は、明確なルールが存在することで、官僚も政治家も「ルールだから」と断りやすくなる、としている。仕事上、政治家も官僚も国民の声を聞く耳は必要だが、理不尽な要求に対してはそこにかける時間も金も労力もないだろうから、この提案は筋が通っていて合理的だ。行政手続きの透明化という点でもメリットは大きいだろう。
著書は退官後も、家庭的に厳しい環境に置かれ非行に手を染めた少女たち(逮捕後の拘置所で見かけて気になっていたそうだ)をサポートするプロジェクトを立ち上げるなど、天下りに御執心な他省庁の事務次官経験者やキャリア官僚とはまったく異なる道を進んでいる。
入省から退官後まで「建前=本音の立場で発言し、行動する」という筋が通った元官僚は貴重だろう。今後も精力的に社会に貢献して欲しいと「本音」で思った。
大阪地検特捜部の強引なシナリオによって突然逮捕され、1年3カ月の法廷闘争の結果、無罪を勝ち取り、逆に国と検察を相手に国家賠償請求訴訟を起こし、事実上勝訴している。その後厚生労働省に復職、事務方トップの事務次官まで務めた。
キャリア官僚として労働省に入省後、順調に出世を進める途中で「逮捕・拘置」という言わば「地獄」を味わった官僚ですらわずかだろうが(最近はやや目立つが)、その後復職して組織の「頂点」に上り詰めたという経歴の持ち主は、男性も含めて他にいないだろう。
著者の特徴は、こうした極めて異例な経歴を持ちながら、それを自分流に誇張することもなく、感情的にもならず、事実を淡々と分かりやすく説明している点だ。理路整然と話が進むだけに、検事の取り調べの理不尽さや拘置所の意外な実態などが、自然に頭の中に入ってくる。
著者の働き方も当時としては先進的だ。地方の労働基準局への出向(幼い子供を連れての親子二人で赴任)などで行政の現場を把握し、本省の課長としては法案作成で関係各省庁や国会対策にも汗をかき、プライベートでは同じ官僚の夫と共稼ぎで2人の子供を育てるという、まさに現政権下で進行中の「働き方改革」のひとつの見本を自ら実践するような働きぶりである。
昨今、文部科学省の収賄疑惑、財務省の文書改ざん、防衛省の日報問題など官僚組織の不祥事が続くなか、著者のいう「日本の組織は内部から変えられない病理を抱えている」という見方は、元事務次官としてキャリア官僚の思考回路を知り尽くしているだけに説得力がある。
著者の提起する解決策のひとつは、「本音」と「建前」の区別をなくし、「建前」通りに行動せざるを得ない明確なルールとシステムを作ることだ。各種団体などから「忖度含み」で持ち込まれる政策案件は、明確なルールが存在することで、官僚も政治家も「ルールだから」と断りやすくなる、としている。仕事上、政治家も官僚も国民の声を聞く耳は必要だが、理不尽な要求に対してはそこにかける時間も金も労力もないだろうから、この提案は筋が通っていて合理的だ。行政手続きの透明化という点でもメリットは大きいだろう。
著書は退官後も、家庭的に厳しい環境に置かれ非行に手を染めた少女たち(逮捕後の拘置所で見かけて気になっていたそうだ)をサポートするプロジェクトを立ち上げるなど、天下りに御執心な他省庁の事務次官経験者やキャリア官僚とはまったく異なる道を進んでいる。
入省から退官後まで「建前=本音の立場で発言し、行動する」という筋が通った元官僚は貴重だろう。今後も精力的に社会に貢献して欲しいと「本音」で思った。
2018年10月10日に日本でレビュー済み
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素晴らしい本だ。厚生労働省で勤務しながら、冤罪で逮捕され、のちに事務次官になった村木さんの本だ。古い体質の役所の中で、しなやかで強さを感じさせるそのあり方に感動した。
冤罪を自ら証明するところで、『名 探偵 コナン』 から 学ん だ 探偵 の 心得が役に立った。
課題は早めにオープンにしたほうがいい、というのは自らの戒めになった。
冤罪を自ら証明するところで、『名 探偵 コナン』 から 学ん だ 探偵 の 心得が役に立った。
課題は早めにオープンにしたほうがいい、というのは自らの戒めになった。
2019年9月6日に日本でレビュー済み
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内容も良く大変に勉強になりました。
2020年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
組織に属する人は読まないと損するレベルの本。
3〜4回は読み返しました。
3〜4回は読み返しました。