【Tの分析】米国大統領選に関する一考察・・・ビート・ブティジェッジ氏の撤退を中心に

2020/03/05 03:10
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2020年3月1日、ピート・ブティジェッジ・前インディアナ州サウスベンド市長(38)は地元であるサウスベンドで開かれた集会において、米大統領選挙の米民主党候補者指名争いからの撤退を表明した。
ピート・ブティジェッジ・前インディアナ州サウスベンド市長は、2020年3月3日のスーパー・チューズデーを前に、米大統領選挙の米民主党候補者として指名される可能性が低いといった情勢分析をみて、早期の撤退という選択をしたと考えられる。
最年少候補(38歳)であったピート・ブティジェッジ・前インディアナ州サウスベンド市長は初戦のアイオワ州での米民主党の党員集会では首位、ニュー・ハンプシャー州での米民主党の予備選において僅差で二位となったことで注目されていた。
ピート・ブティジェッジ・前インディアナ州サウスベンド市長の米大統領選挙の米民主党候補者指名争いからの撤退は、今後の米民主党の中道派勢力の収束をすすめ、米民主党の内部の対立軸がより鮮明になり、2020年3月3日のスーパー・チューズデーを境に、米大統領選挙の米民主党候補者の指名争いの大枠の流れが形成されていく。
そして、現下の情勢から考えると、スーパー・チューズデー以降の米民主党大統領選挙候補者指名争いは、大きく「米民主党・左派(バーニー・サンダース氏を中心) VS 米民主党・中道(ジョー・バイデン氏を中心)」といった対立軸で展開されてゆくものと思われる。

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