トランプ迷走

今回、1967年の第三次中東戦争を彷彿させるイスラエルによる先制攻撃に端を発するイランとの戦争(宣戦布告はされていないので、紛争?)で、アメリカがバンカーバスターでトドメを刺す一連の流れは、トランプが迷走しているように思えました。
　当初は、二週間猶予を与えるとしていましたが、二日後にB2爆撃機による爆撃・・・パーレビの息子(皇太子)に体制転換のスピーチをさせてみるが、体制転換に繋がる攻撃を否定したり・・・
　バンカーバスターでの爆撃で日和ったハメネイと取引でもしたのでしょうか(2年後にトランプが退陣したら反故にされるでしょうが・・・)。
関税交渉の初期の時と同様に、敢えて情報を流出させて、相場を乱高下させて金儲けをしているのでしょうか?　
良い方に考えれば、一見行き当たりばったりに見えるが、複数の選択肢を想定し、その場の状況で、より良い選択肢に変えるのは当然でしょうが、何が本当の狙いなのかがわかりません。
当初は体制を転覆させ、王政時代に戻し、ウクライナが民主党(オバマ、バイデン)利権だったように、イランをアメリカの属国(トランプ利権)にするつもりだと思っておりました。
何よりも、トランプの一番のアキレス腱は、二期目がないという【時間のなさ(正味2年間)】であり、就任約半年で、ウクライナ問題やガザ問題を停戦に持ち込めず、ノーベル平和賞も受賞できないという現実から【焦り】がこの様な行動にさせているのでしょうか(政権内に複数の振付師がいて、本当に混乱しているだけ?)。