イギリスという変な国(2)

2017/07/07 18:32
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はじめに

2017年6月29日、英国議会・庶民院においてメイ首相・政権の起草しエリザベス女王陛下による今後二年間の施政方針演説が採決に付され、可決した。
庶民院は定数650議席であり、過半数は326議席。
保守党の現有議席は318議席であり、メイ英首相・メイ政権・保守党は議会・庶民院で過半数勢力を確保するため、2017年6月26日に10議席を保有する民主統一党(DUP)と閣外協力で合意した。
与党・保守党は、庶民院での「施政方針演説(クイーンズ・スピーチ)」に関する採決において、閣外協力で合意している民主統一党(DUP)の票と合わせて数字の上では「328票(過半数は326票)」を獲得することになる。
だが、庶民院での結果は後述のようなものとなった。
厳しい暑さが予想される今年、メイ政権にとって政治情勢は「厳しい冬」の季節に突入した。
メイ英首相は「薄氷」を踏むような政治運営を強いられることになる。

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