【Tの視点】「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録の動き

2018/05/07 17:32
3c91b92a1270

はじめに

2018年5月3日(日本時間5月4日)、世界文化遺産センターは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「国際記念物遺跡会議(イコモス)」が「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録をユネスコ(国際連合教育科学文化機関)に勧告したことを我が国の政府に伝えた。
2018年5月4日、我が国の文化庁は世界文化遺産センターから通知(イコモスがユネスコに「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録を勧告した旨)を受けたことを発表した。
2013年に文化審議会が「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の推薦を決定し、2015年に我が国の政府・日本政府が「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として最初の推薦書提出を行い、途中、イコモスの勧告前に推薦を取り下げる等の紆余曲折を経て、今回、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」としての三度目の推薦書提出(昨年に提出)で、ようやくイコモスがユネスコに「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録を勧告するところまでこぎつけた。
当初、

この記事は会員限定です。サイトにログインが必要となります。

「社会・情報・諜報」の最新記事

アクセスランキング