【Tの自衛隊トーク】自衛隊の監視レベルの緩和に関する一考察

2018/07/02 07:40
921242dcf790

 政府は、2018年6月29日より、北朝鮮による弾道ミサイル発射の不確実性に備えた自衛隊による警戒監視体制を緩和した。政府をはじめとする関係者等への取材、複数の政府関係者の取材から、2018年7月1日、メディア等の報道により「6月29日より自衛隊による警戒監視体制を政府が緩和した」ことが明らかとなった。政府関係者が明らかにした。
 
 だが、常時発令している破壊措置命令の態勢・状態は維持したまま(自衛隊法に基づく破壊措置命令を常時発令した状態はそのまま)とされたようである。また、日本海にイージス艦を常時配置する警戒態勢が改められ、情報収集衛星等をはじめとする監視システム上、「変化」や「変化の兆候」を察知した場合、24時間(程度)以内に展開し、迎撃態勢を整えるといった態勢に切り替えられた。
 
 いくつかの陸自駐屯地に配置されている航空自衛隊の「PAC3」部隊や装備に関しても、24時間常時の態勢から24時間以内に迎撃態勢を整えるといった態勢に移行された。

この記事は会員限定です。サイトにログインが必要となります。

「社会・情報・諜報」の最新記事

アクセスランキング