【Yの視点】緒方貞子さんの死去と我が国・日本の対外援助・海外援助に関する一考察

2019/11/28 14:09
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2019年10月22日、国連難民高等弁務官、国際協力機構(JICA)理事長等を歴任し、国際的な人道支援・援助分野等で活躍した緒方貞子さんが永眠した。92歳であった。
緒方貞子さんは、「満州事変と政策の形成過程」等の著作からも分かるように、満州事変を巡る国際関係や我が国の対外政策・対中政策(我が国の大陸進出政策)等の政策過程に関する研究でカリフォルニア大学バークレー校から政治学博士号を授与されている(1963年)。国際基督教大学(ICU)で准教授、上智大学で教授を歴任した。
研究教職生活の一方で、国連総会日本政府代表顧問、国連日本政府代表部公使(我が国初の女性国連公使)、国連日本政府代表部特命全権公使、国際連合児童基金(ユニセフ・UNICEF)執行理事会議長、国連人権委員会日本政府代表等を歴任し、1990年12月に国連総会において第8代国連難民高等弁務官に選出され(日本人女性初の国連機関のトップ)、3期十年(正式な任期は1991年1月1日から3年、再任され1993年1月1日から5年、再再任され1999年1月1日から2年。2000年12月31日に退任)を務めた。
その後、人間の安全保障委員会共同議長、アフガニスタン支援政府特別代表(2001年)、国際協力機構 (JICA) 理事長(2003年)を歴任した後、国際協力機構 (JICA) 特別顧問を務めていた。
尚、緒方貞子さんは小泉政権時、小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」にメンバーの一人として参加している(皇位継承に関し、女性天皇やいわゆる女系天皇を容認する長子優先といった内容)。

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