ここまで誰も教えてくれない!政界展望!

2025/10/06 06:31
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 今回の総裁選、高市の見事な勝利でしたね。正直驚きましたが、はっきりとは見えていませんが、何かモヤモヤしたものが残りもしています。
 今回の勝利の要因は、SNSでの印象付けに長けていた事と、進次郎陣営からの情報漏洩の誘因や文春等への情報提供を行った裏方部隊にあるのでしょうが、最後にトドメを刺した功労者は、高市最大の弱点である議員票(人望の無さ)をギリギリの戦略で補った麻生でしょう。
 麻生に関しては、林=古賀誠、石破=不倶戴天の敵、小泉=菅の影響力が自分より大きい、岸田=信用できない 、茂木=言いなりに出来る、と考えれば最初から本命は高市だったのでしょうが、前回の失敗もあり、態度を鮮明にしない事でいざという時の保険を掛けながら、今回の戦略に出たのでしょうか? 
 引退のカウントダウンが始まっている麻生としては、和歌山(世耕の乱)の様にならない為にも高市政権のうちに将豊に禅譲し、独り立ちするまで院政を引く事を考えているでしょう。その為には、地元で対立する武田派の地方議員や支持母体に圧力を掛けてくるでしょう。
 武田はこれに対して、古賀を通じて林や、HKTの萩生田あたりと手を組むのでしょうか? 

進次郎陣営の敗因は、小林らバカな若手主体であった事、最終盤に石破の子分の平がバカ発言で麻生を敵に回した事等、『無能な味方が一番の敵』を地でいった事でしょう。菅、森山などの裏の力をもっと利用すれば、ステマ問題等の情報漏洩は少なかったでしょう。これに関しては、高市陣営も似たように感じがしますが、高市陣営には【裏方】に優秀な(トンデモナイ)【振付師】がいたような気がしています・・・(笑)
また、選挙の基本である勝っていても《危機感を煽り続ける》を忘れていた事も大きいでしょう。人間関係も一緒で、自分に自信のない奴ほど、イキって自分を大きく見せたがるので(笑)

50代のコバホークとしては、40代の進次郎の場合、世代交代が急激に進む事に嫌悪感を持つ議員や、進次郎の若さに嫉妬する層を引き込むと同時に、比較的保守のイメージがあるので高市政権で汗をかいて、その後継者たるイメージを作ろうとするのではないのでしょうか? 
 同時に高市側も、進次郎陣営に対する牽制として、コバホークと天秤に掛ける起用をするのではないのでしょうか?

林の議員票での善戦は、宏池会の分裂・岸田の影響力低下、岸田派から事実上の林派への衣替えといった形になり、岸田の再登板の目をほぼ潰したと言えるので、その意味で林の善戦は日本にとって大きな収穫と言えるでしょう(笑)

茂木に関しては、年齢的にも今回が最後でしょうし、麻生が引退してしまえば、麻生派との関係も無くなり、自派閥においても、参院勢と対立している事もあり、派閥的にも平成研の本流である小渕派への代替わりになっていくのではないのでしょうか?
 この小渕は50歳と若く、いずれ進次郎と手を組み、世代交代をアピールし、出て来るような気がしています。

 私は二階堂様も仰っている様に、高市には【害国人問題】さえクリアしてくれれば、直近の今の日本が抱えている大きな問題(経済・少子化・治安)のほとんどは大きく改善できると思っております。他にも長期的に改善して欲しい事もありますが、二階堂様も仰る健康問題(薬の副作用)やリベラル出身の過去や、発言等を考えると、過度な期待は禁物だと思っております。
 また、余計やお世話ですが、バカなネトウヨ層の期待値が高い分、躓いた時の反動も大きいと思っております(バカ程大騒ぎするので)。
 何よりも、メディアを中心としたリベラル勢力の反撃が強くなるでしょう。これまでは、進次郎というメディアや国民の叩きやすいオモチャが(結果として)批判の矢面に立っていましたが、これからは今までとは比べ物にならないくらいの批判やスキャンダル(統一教会など)も出て来ると思われます。その度に本人や支持者が今までの様な雑な対応をしていては、奴等の思う壺でしょう(二階堂様の様な優秀な振付師の存在が必要でしょう・・・)。
これは、経験の薄い側近議員の重用による失言等も含まれます。勝者の権利として当然、論功行賞的人事が行われるでしょうが、過度の期待を込めた(分際を超えた)人事(抜擢)は、せっかくの逸材を潰してしまう事になりかねません(ネトウヨ層期待の小野田紀美など)。
実際、高市が相談している自派のベテラン議員は、中曽根と古屋でしょうから、他派閥との交渉や駆け引きが巧いイメージはあまりありません。
 また、一部勘違いしている関係者(?)もいて、既に丸川珠代や杉田水脈などがSNSにおいて浮かれた投稿をしています(苦笑)。また、前回上川の推薦人で『女性の総理を。女性議員が協力しないと』等と、ジェンダーぷり発言をしていた松島みどりの存在も信用できません。今回上川が進次郎に付いたことを考えると、女性なら誰でも良いのでしょう。
この様な連中も上手くあしらわないと、党内支持基盤の弱い高市にとってダメージが蓄積していく事となるでしょう。
 事実、議員票の半分はリベラル勢力だという認識を常に持つだけではなく、自身に投票しした議員の多くは、打算的に(選挙で生き残れるから)応援しているとの認識を忘れてはならないと思います。

 また、旧安倍派も論功行賞においては、麻生派に次ぐ働きを水面下でしたのでしょうが、そのリーダー格である萩生田の処遇は党三役などの党内役職にしなければならないでしょう。仮に閣僚にしてしまうと、野党の格好の標的として、国会で裏金・統一教会問題を蒸し返され、少数与党という現実からも、他の政策を進めるうえでの足枷となるでしょう。また、世耕の復帰も時間の問題でしょうが、色々問題になりそうですね・・・
 また、組閣においては、『全員一致で・・・』と言っていましたが、自分が前回負けたときに入閣を断っているので、『どの口が言っている』と批判されるでしょう。それに対する明確な答えがなければ。リベラル派にとっての攻撃材料になり、いずれ大きな禍根となるでしょう。

これらの事から今後の展望を勝手に考えてみました。

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