プーチンの誤算〜ウクライナ侵攻を米トランプ政権が容認

2023/04/09 20:08
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2022年2月24日にロシア軍がウクライナへの侵攻を開始してから1年以上が経過した。ロシアのプーチン政権が無理筋とも思える軍事侵攻に打って出た要因が、各方面で詳細に分析され始めている。既に各国政府や市場関係者が、ウクライナ戦争後を見据えた動きをしている現実は、それなりにプーチン政権の思惑を理解し始めているからに他ならない。
 
私たちが目にする様々な報道の中には、大多数を占めるウクライナ側に立った報道と、ロシアの事情も配慮した少数派の報道がある。大半の報道は「NATOが旧共産圏諸国を飲み込みながら東方拡大していることにロシアが過剰反応した」ことを、開戦の根本要因に挙げている。ウクライナへ侵攻の準備を進めていたロシアに対して、開戦直前まで欧米各国首脳は外交ラインを通じて「思いとどまるように」働きかけていたことも伝えられている。
 
しかし現実はロシアがウクライナへの侵攻を開始した。当初は早い決着と見られていたものの戦況は膠着。完全にプーチンの読み違えにも感じるが、実際のところどうなのだろうか?世界の為政者の中でも切れ者で有名だったプーチンだ。それほど深刻な読み違えをしたまま、勝算のない戦争に突っ込むほどプーチンは愚かな政治家なのだろうか?

「アメリカが悪いんです。プーチンの誤算はトランプが落選したことなんですよ」
こう言い放つ専門家がいる。さっそく話を聞いてみた。

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