【潜入】第3回  No.13− 俺のボトル −

2018/06/22 02:11
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「鈴木さん、人のボトルを飲むと気は挨拶位しろよ。なんだよ、旅行に来てた白人の少女案内するとかいって、「緩風」に行ったらしいじゃないか。行くのはいいが、そのタカリ根性がいかんのだよ。だからあんたは公安のお荷物の公機捜なんかにいくんだ」
公機捜、とは公安機動捜査隊のことをいうが、名前と違って、基本的に「どうでもいい」人が行くところだ。刑事部の機動捜査隊も、所詮捜査一課が来ればおしまい。機動、なんて名前のついている部門は、警察では、たいしたことが無いというか、こき使われて手柄を持って行かれるだけのため、そこに行く人間は、まぁ、何らかの原因で外れた人間が多い。優秀でも人格に問題があるか、上のいうことを全く聞かないとか、そういう奴らのたまり場だ。
 
「厳しいなぁ。いいじゃないか」
 
「これだからPMは。。。まぁいいや、俺とあんたの付き合いもこれまでだ。じゃ」
一方的に電話を切る。だからあんたは、流出個人ファイルに名前が載って行き場がなくなるんだよ。
俺はその犯人を知っているが・・・
 
ところで、

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