【外事警察注目】ソフトバンク、中国通信社への身売り懸念再び

2011/08/06 10:51
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 下記リンク記事中の「中国人民解放軍とのつながりが指摘されており、欧米やアジアの中には、この企業に対して安全保障上の懸念を示している国が複数ある」会社といえば、ソフトバンクがウィルコムから奪った次世代無線通信事業のワイヤレスシティプランニングに出資しているファーウェイ社ですね。
 
 このワイヤレス社にはファーウェイと同じく中国通信設備大手のZTE社も出資しているのですが、ソフトバンクが今夏売り出すSIMフリー対応のスマートフォンはZTE社製です。中国に情報を抜かれそうなスマホをわざわざソフトバンクにSIMロック解除手数料を払ってまで契約するユーザーがどれだけいるのかはなはだ疑問ですが、この問題のスマホは初心者向けとのことなので、無防備なユーザーが中国当局とソフトバンクのいいカモにされてしまうのではないでしょうか。
 
 それから、KDDIがとっくに月額3880円で提供している高速データ通信サービスを、同額なのに「ソフトバンクが最安値」と日経に提灯記事を書かせていますが、ソフトバンクの高速データ通信サービスで使われるルーターもZTE社製です。孫社長はワイヤレス社の通信網を、ゆくゆくは中国と互換性を持たせる意向とのことですから、ファーウェイ社がソフトバンクを買収しようとしているというより、携帯契約数や業績の伸びが好調な今のうちに、ソフトバンクが携帯事業を高値で売り抜けたがっていると見る方が実態に近いのかもしれません。 

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