《225F》5日の事前戦略とマーケット数理解析

2013/04/05 09:31
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昨日4月4日はまさに歴史に残る1日、まだ細かくは見ていませんが恐らくは独自解析史上初の「1日のボラ、930円」に未だ興奮覚めやらずです。換言すれば「1日のボラ、8%弱」と言えばいいでしょうか。上げでのこのボラティリティは記憶にはないです。

上ぶれ、下ぶれで見てしまうと煽られるばかりですが、これをコアポイントの推移で見ると昨日のすごさがよくわかります。1週間ほど遡ってみてみましょう。
3月29日<日中12397→夜間12410>→4月1日<12243→12097>→2日<11973→12143>→3日<12290→12227>→4日<12503→12917> 売り方と買い方がちょうど鍔迫り合いを演じているポイントと言えますからいわば最前線とも言えます。これがまるで1000トンの船が軽々と宙を舞うような世界ですから、これはもうSF映画でしか見たことがないような世界です。

BATTLESHIP 【MAD/AMV】HD
http://www.youtube.com/watch?v=YKLu9tlUcvw


「インテリジェント・センセーショナル・ザ・黒田日銀新総裁」のデビューはグローバルにもサプライズだったでしょう。

私的にはなにかどこか あの「グリーンスパン元FRB議長」のデビュー戦と重なるものを感じたものです。これは私事になりますが、まだ若手の頃ながらもデリバティブチームのリーダーとしてメンバーを率いていた頃の話ですが、マーケットはあの歴史的にも1ページを飾る「ブラックマンデー」を経験しました。この経緯は一度書いた記憶がありますから、どこかに残っているはずですが、あのブラックマンデーはちょうど1週間ほど前に小さな予告編がありました(おそらく私以外誰も指摘しませんが(笑))。1週間後にいわば本物のブラックマンデーが起きたのですが、デリバティブの値動きを見ていたからこそかもしれません。

このブラックマンデーがなんと!あの「グリーンスパン氏のデビュー戦」でした。就任2か月後のことだったそうです。同じような衝撃を、黒田日銀新総裁には感じます。恐らくはカリスマ性を備えたなにか、somethingを持っていらっしゃるのでしょう。
アラン・グリーンスパン氏はのちに「彼は本物の宇宙人である」とする説も飛び出すほどに、このブラックマンデー後のマネーマーケットのコントロールは絶妙なものがありましたが、黒田日銀新総裁もひょっとしたら後世に名を残すグリーンスパン級のハンドラーなのかもしれません。

実に見事なハンドリングであったと思います。

〜ご参考 (Wikipediaより)〜〜
2.連邦準備制度理事会議長
目次へ
1987年8月11日、グリーンスパンはロナルド・レーガン大統領の指名で連邦準備制度理事及び議長になることが上院に承認された。就任して2ヶ月後に彼は最初の危機、ブラックマンデーに直面した。1日でダウ工業株平均が約20%下落した翌朝、FRBは流動性を提供する準備ができているという短い声明を発表し、株式相場は約4%反発した。短い声明は、市場の崩壊を防ぐために効果を発揮したとされ、ウォールストリート・ジャーナルはブラックマンデーの5週間後に新しい議長は試験に合格したと評価、アラン・ブラインダーはここで見せたグリーンスパンの手腕を「マネタリー・ケインジアン」と評して賞賛した。
1988年の大統領選挙の前には景気を優先させるために政府は利下げの圧力をかけたが、FRBの独立性を守りインフレ対策として利上げを行った。選挙は共和党が勝利し、ブッシュ大統領が就任した。1989年には金利は10%近くまで達したが、景気が軟化したため徐々に利下げしていった。1990年8月にイラクがクウェートに侵攻し、景気の指標が低下するとさらに利下げを行った。ウォールストリート・ジャーナルはFRBの他の理事たちの一部にグリーンスパンは利下げを急ぎすぎているという不満があると伝えた。グリーンスパンの任期は1991年の8月に切れるが、大統領がぎりぎりまで再任を決めなかった。そのため政府からFRBに対する暗黙の圧力を疑われ、グリーンスパンの再任が決まった際にウォールストリート・ジャーナルはFRBの独立性について社説で疑問を投げかけた。その後、景気が急速に悪化したため、12月に1%の利下げを行い金利は4%になった。
1992年の大統領選挙では民主党が勝利し、ビル・クリントンが大統領に就任した。景気回復のためには財政赤字を削減し、長期金利を下げることが必要だというグリーンスパンの意見が容れられ1400億ドルの支出削減が政府の経済政策として発表されると長期金利は低下した。1994年に景気が拡大を始めると、FRB内部では0.5%の利上げが検討されたが、グリーンスパンは5年ぶりの利上げであることから市場にショックを与えないために0.25%の利上げを主張し、理事会を説得して指導力を発揮した。1995年は金利を5.5%前後に置き、失業率・インフレ率が低く抑えられ1.5%の経済成長と好調な株式市場という理想的な状態になった。
1996年にグリーンスパンはクリントン大統領から3期目のFRB議長として再任された。大統領選挙でクリントン大統領が再選を果たした後の12月に株式市場が高騰し、1年で26%上昇していた為、日本のバブル崩壊から教訓を得ていた財務省やFRBは危惧を抱いていた。グリーンスパンはスピーチで「根拠無き熱狂」という言葉を使用して株式市場に疑問を提示した[1]。1999年5月の上院銀行委員会では、「金(ゴールド)の、売却はいたしません。ゴールドは究極の通貨だからです」と述べている[2]。2000年にはクリントン大統領に4期目の再任の指名を受けた。
2004年5月18日には共和党のブッシュ大統領から米国史上前例のない5期目の連邦準備制度理事会議長に任命され、2006年1月31日まで同職を務めた。
金融政策の行方について多弁を費やしながら、含みをもたせ、言質を取らせなかった言葉で市場関係者を幻惑しつつ、巧みに市場金利を望ましい水準に誘導し、「金融の神様」「マエストロ(巨匠、名指揮者を意味するイタリア語)」の名をほしいままにした。
しかし、2007年以降の住宅バブル崩壊に端を発する世界金融危機を巡っては、グリーンスパンによる数度にわたる金融緩和が一因との指摘が強く、功罪共に盛んに議論されている。

〜〜〜〜

このブラックマンデーのリバウンドは、私的には「日本市場、(東京市場)がなければあれほど早期の回復はなかった」と回顧しますが、これも私以外にこれを指摘している人に会ったことはありません(笑)。

さて、マーケット。昨晩のナイトセッションで、やってしまっています、13000円。<O:12760 H:13000 L:12760 C:12990>とパターンとしても「かなり強い形」で終えています。午前3時の東京市場クローズ後もダウが堅調に推移したこともあり、シカゴCME、Nikkei225Fも「しっかり」で帰ってきたようです。<12,990.00 大証夜+270 03:00/12,985.00 SGX 夜+195 02:59/13,085.00 CME$ +830 05:28/13,010.00 CME¥ +825 05:27>

これらを踏まえての、最新のシグナル(事前戦略、本来あるべき基本的投資マインド→スタンス、本来あるべき基本的考え方、心構え)です。見てみましょうか。


《225F》5日のstrategy

J-GATE(超短期波動)
買い
レベル1☆with黄信号

※既述のように日中大引けから仕掛けた買い戦略、買いポジスタートはナイトセッションの頭辺りであっという間に利確となり、これにてミッションコンプリートによる「脱け殻」です。シグナルの売りへの変化を待つか、スカルピングで対応です。ただし、売りへの変化は目前で、何度か見てきた「立ち往生」または「ちょっとした失速」です。


SWING(短中期波動)
売り
レベル3★★★with黄信号

※奇跡的な売りポジ生還後の状態です。「脱け殻」。こちらは買いへの変化待ちです。


《OPTION/e-Warrant》
put仕込みへ
レベル2★★

※じゃっかん見切り発車のput意識です。callの利確は済ませておきたいです。

バトルポイント
13390
13150
12917←コアポイント
12910
12850
12610
12370

ハイパーな展開なら
14510
13580
12650
12430
11490
10560


※好評の<マーケット珍味度判定>はやはりネガティブ継続です。<マズイ/食えない/食わない/買わない/買えない/レベル7★★★★★★★>と依然として高いレベルです。食ったが最後トイレ直行なのかもしれません。


〜〜ネット拾い読み〜


NEVADAブログ
丸裸になったタックスヘイブン(名義流出)
2013.04.04
朝日新聞は、以下のような報道をしており、タックスヘイブンに資金を置いている資産家は戦々恐々としているはずですが、すでに世界中の多くの資産家は口座を”消滅”させて現物資産に転換しています。

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タックスヘイブンの秘密資料入手 世界の金持ちの名続々

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カリブ海に浮かぶ島々は、タックスヘイブン(租税回避地)として知られ、節税やマネーロンダリング(資金洗浄)目的の巨額の資金が世界中から流れ込んでいる。ベールに包まれてきた取引。その実態を明らかにする250万もの秘密の電子ファイルが報道機関の手に渡った。その中には、フィリピンの故・マルコス大統領の娘や、ロシア副首相の妻、オリンパス粉飾決算の協力者らの取引記録がある。

英領バージン諸島、ケイマン諸島などに登記された12万を超える数の企業やファンドに関する膨大なファイルを入手したのは、米国ワシントンDCに本拠を置く非営利の報道機関「国際調査報道ジャーナリスト連合」(ICIJ)。朝日新聞を含む各国の報道機関とともに半年以上をかけて分析を進めている。

タックスヘイブンは、法人税や所得税などの税率がゼロか極めて低い国や地域。低税率や秘密保持を売りにして、国外資本の会社やファンドの設立を促して資金を呼び込んでいる。

経営コンサルティング会社「マッキンゼー」の元チーフエコノミストであるジェームズ・ヘンリー氏らの見積もりでは、世界中の大金持ちがタックスヘイブンに保有する金融資産の総額は少なくとも21兆ドル(約2千兆円)。多くの場合は合法的な国際取引に利用されるが、脱税や粉飾決算、資金洗浄の温床となっているとの批判が根強い。企業情報がほとんど公表されず、カネの流れが見えづらいため、日本や欧米の国税当局も手を焼いているのが実情だ。

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http://blog.m.livedoor.jp/nevada_report-investment/article/4431561?guid=ON


〜〜気になるニュース〜

ニュース本文
アングル:黒田・日銀、国債購入で未踏の領域に
[2013/04/04 22:08]
[東京 4日 ロイター] 黒田・日銀は物価2%へ向けた国債購入で未踏の領域に足を踏み入れる。日銀は、2014年末の長期国債残高が190兆円になるよう購入ペースを加速させる。あまりに大量で、これまで財政規律への配慮から除外してきた新発債も対象にせざるを得ない。
今のところは需給の崩れを警戒する声は少ないが、そのリスクは常にくすぶっている。
「完全に日銀のコントロール下に入った。売りなんて当面、出てこないからすぐに買い戻せ」。4日の東京債券市場は国債を買う動きが強まり、長期金利の指標10年物は一時、0.425%と過去最低を更新した。前日からは0.125%低下した。20年物や30年物など、これまで金融政策とは無縁だった国債にも投資家からの買いが殺到し、それぞれ「未曾有の低下劇」(大手証券)を演じた。
背景には日銀が3、4日に開いた金融政策決定会合で、市場予想より多く国債を買うと宣言したことがある。下馬評では「グロス(償還分を含めない総量)で月額3兆円から6兆円と開きがあった」(邦銀)。それが実際には7兆円強と、財務省が毎月発行する10兆円の利付国債の7割を占める決断に、前出の邦銀関係者は驚きを隠せなかったという。
(中略)
これは市場で財政肩代わりの思惑が広がるのを回避してきた暗黙のルールだった。今のところは需給の崩れを懸念する声はほとんど聞かれないが、そのタガが外れたことに「いずれ誰かが『官製相場』と騒ぎ、売りを仕掛けないとも言えない」(前出の大手証券)との声もくすぶる。
(ロイターニュース 山口貴也 編集:久保信博)

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