おはよう!FX!&米国市場〜17日の戦略と解析

2013/05/17 10:01
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ドル円とユーロ円とユーロドルを主要解析3通貨ペアとして取り上げていますが、昨日は特にそのシグナル(基本独自戦略)が三者三様となり、その値動きがどういった表情を見せるのか、大いに注目されました。

ドル円は「下げ損ない観測の下げ待ち」であり、ユーロ円は「ショートの利確を済ませる日で、リスク前倒しなら安値でどてん!買い狙い」であり、ユーロドルは「押し目はそもそもがオーバーシュート、売られすぎなのだから恐れず買いの種まきの日」といったイメージでマーケットに対峙した1日でした。

デイリー、日中の値動きはしかしほぼ似たような形状となりその落ち着きのない様はいわば「高値圏での気迷い」が伺えます。

ドル円<H:102.67 L:101.83 C:102.25>、ユーロ円<H:132.20 L:131.28 C:131.73>、ユーロドルは<H:1.2929 L:1.2846 C:1.2882>と記録しました。

投資家側としては、微妙なこの投資に際しての呼吸の機微がまた興味深いところでした。

最新のシグナルです。<事前戦略、本来あるべき基本的投資マインド→スタンス、本来あるべき基本的考え方、心構え、極意>です。早速チェックしてみましょうか。



FX!

ドル円
売り
レベル3★★★with黄信号

バトルポイント
104.03
103.19
102.35
102.25←コアポイント
102.15
101.31
100.47

※しっかりだの堅調だのの台詞が陳腐に思うほど、独自解析では逆になにをモタモタと「下げ損なっているのだ」の思いです。
ミッション的には調整らしい調整(下げ)を入れて、買いシグナルに持ち込んだ方がどれほどスッキリすることか。引き続き日ばかり、スカルピングでのショートの対応になります。幸い、ボラティリティは合理的な動きですからタイミングは合わせやすいでしょう。
昨日ももっとも旨味があったのが102.60ショートの仕掛け→102.00割れで買い戻し利確の波でした。これは昨日のバトルポイントをよく見てみれば、bullサイドの102.41以上で売り→bearサイドの102.20以下の買い戻し利確がまんまとはまったものでした。
これがまんま今日も当てはまると仮定すると102.35以上で売りたし、→102.15以下で買い戻し利確狙いが成り立ちそうです。
さてさて。



ユーロ円
変化:買い
レベル2☆☆

バトルポイント
133.69
132.77
131.85
131.74←コアポイント
131.63
130.71
129.79

※しっかりと押し目は押さえて、買いの種まきがスタートしました。こちらはチャートを俯瞰してみても131.60辺りが「どてん!買い」のポイントになるのではないかと見ています。



ユーロドル
買い
レベル33☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
MAX!!

バトルポイント
1.3063
1.2980
1.2897
1.2886←コアポイント
1.2878
1.2795
1.2712

※「いつ買うんだ?」「今でしょ」がそのまま成り立ちそうな非常に強い買いシグナルが点灯しました。仮に1.2880以下があるようならもう黙って買いの種まきに専念します。解析ではもっともはっきりしたシグナルですからこの場面は乾坤一擲、きれいに決めていきたいものです。
ノーマークかもしれないこのユーロドルが珍しくシグナルとしてもっとも輝きを放ちました。




≪米国市場≫

ダウ
買い
レベル1☆with赤信号

バトルポイント
15440
15360
12270
15250←コアポイント
15240
15160
15070

※with赤信号の内訳はやはり「下げ損ない」だからです。実は売りのパワーの方が大きい買いシグナルですから、対応としてはやはり両建て策になります。売り:買い=10:1ほどの比率になり、また価格帯で見れば、買い方派がkeepingしておきたいのが15230以上、他方売り方が待ちたいのは15130へのタッチ&明確な下回りです。

また、伝統的なテクニカル分析でいけば昨日のダウは<O: H:15302 L:15215 C:15233> となりましたが、この高値15302は実は前日の15301ドルの高値をわずかに1ドルだけ上回ったもの、そう!! <鬼より怖い一文新値>を見せたものになっています。日本生まれの相場格言かと思いますが、侮れないものがあるでしょう。ネットでも「…鬼より恐い一文新値
 高値をつけた相場が調整安のあと、再度、買われてきた時、最初の高値をわずか1文しか更新できなかった場合、強烈な天井になるという教えです。
 1文とは、江戸時代の穴の開いた通貨です。書物を紐解くと、全国の金銀の鉱山を支配下に置いた江戸幕府によって、わが国で初めて全国統一規模の通貨制度、即ち金、銀、銅の3種類による「三貨制度」が出来上がりました。それぞれに単位があり、金貨が両・分・朱、銀貨は貫・匁・分、銭貨(銅)が貫・文となっていて、現在の「円」という統一単位で生活している我々からみると大変ややこしいものだったと思います。ここでいう1文は現在の1円玉と同じといえるでしょう。
 相場とは、昔は米相場などの商品が中心です。今のようにパソコンでデータ管理ができているわけではありませんから、厳密に以前の高値がいくらだったか分からなかったと思われますので、ごく短期間の高値を意味したものだと思います。…」と書いているひともいるほどで、わりとポピュラーな格言のひとつです。


ナスダック
買い
レベル2☆☆

バトルポイント
3520
3500
3480
3471←コアポイント
3470
3440
3420

※やはりこちらも「下げ渋り観測=下げ損ない観測」です。売り:買い=5:1での対応です。価格帯で見れば、3450:3460です。ダウは100ドルほどはmust!で調整しなければならず、またナスダックは10ポイントほどをmustで調整しなければならずです。



〜〜気になったニュース〜
ニュース本文
世界の主要中銀、緩和策解除遅らせるべきでない=BIS総支配人
[2013/05/17 01:36]
[ロンドン 16日 ロイター] - 国際決済銀行(BIS)のカルアナ総支配人は16日、世界の主要中銀は景気支援策の解除を遅らせるべきではないとの見解を示した。OMFIF主催のイベントで述べた。
主要中銀は過去5年に導入した金融緩和策の解除に着手すべきとの議論が高まっているとし、「(緩和解除は)早期の方が望ましい」と指摘した。
その上で「長期にわたる超低金利、非標準的政策のリスクバランスは変化している。利点と比較したコストは増大している」とした。
また成長押し上げをめぐり中銀に過度の期待がかかっているとも指摘。中銀の支援策が政府への改革圧力を軽減しており、とりわけ景気の改善が進まない場合、中銀は自らの信頼性をリスクにさらすことになるとした。
専務理事は中銀の支援策を薬にたとえ、「薬が予想通りの効果をもたらさない場合、必ずしも投与量が少なすぎるため効果が出ないわけではない。治療法全体、そして治療全体における薬の役割を見直すべきだ。おそらくその他のものが必要な公算が大きい」とした。


〜〜気になったニュース〜
ニュース本文
米資産買い入れ、夏に縮小・年終盤に停止も=SF連銀総裁
[2013/05/17 06:48]
[ポートランド(米オレンゴン州) 16日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は16日、雇用市場の見通し改善を踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)は資産買い入れを夏に縮小し、年内に停止する可能性があるとの認識を示した。講演原稿で述べた。
総裁は「資産買い入れ停止の目安としている雇用市場の『著しい回復』が達成されたとの結論に達するには、さらなる改善が必要」と指摘。
ただ、雇用市場が継続的に回復すると仮定すれば、「早ければ今夏にも資産買い入れペースをいく分緩める可能性がある」とし、「すべてが望んだ通りの展開となれば、今年終盤にも買い入れを停止することもあり得る」と述べた。
米経済の成長率見通しについては、今年が約2.5%、来年が約3.25%との見方を示した。
FRBが目標とする2%の水準の約半分まで鈍化しているインフレ率については、緩やかに加速する公算が大きいが、向こう数年間はFRBの目標を下回って推移する見通しとした。
年末時点の失業率は7.5%弱、来年は7%弱との見方を示した。FRBは超低金利を維持する目安として失業率の6.5%への改善を挙げているが、総裁は2015年半ばまで6.5%を下回るとは予想していないとした。失業率は、大半のエコノミストが長期的に健全と考える水準を依然上回っているものの、FRBが資産買い入れを開始した当時の想定を上回るペースで改善しているとした。
またサンフランシスコ地区連銀が注視している雇用関連の指標は、ほぼすべて向こう半年間回復が続くことを示していると指摘。「回復ペースは望んでいる水準には届かないかもしれないが、正しい方向に進んでいるのは確か」とした。
総裁はとりわけ住宅市場については強気な見方を示すとともに、消費支出はリセッション(景気後退)時の落ち込みから「完全に回復した」と述べた。
財政の引き締め、欧州のリセッションが景気回復の阻害要因となっているとした。
FRBが資産買い入れを停止しても、金融政策は引き続き極めて緩和的とも述べた。
ウィリアムズ総裁はFRB内ではハト派とタカ派の中間に位置するとされ、今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)では投票権を有していない。
次回FOMCは6月18─19日に開催予定。



〜〜気になったニュース〜
Kuroda’s Policies Already Backfiring?
- Seeking Alpha
May 8th, 2013
You Can’t Have it All The cunning plan to “create inflation” in Japan, a country that needs inflation about as urgently as a hole in the head, not surprisingly is beginning to have unintended consequences (eventually, there will be nothingbutunintended consequences). One obvious problem of the monetary pumping exercise is that to the extent that it succeeds in attaining its objective, interest rates cannot remain at record lows at the same time. Funny enough, people are now exercised over an increase in mortgage rates in Japan by one yes, a single one basis point. According to Bloomberg:
“Bank of Japan Governor Haruhiko Kuroda’s stimulus policies are backfiring in the housing market, where mortgage rates are rising even as the central bank floods the financial system with cash. While 35-year home-loan costs rose one basis point to 1.81 percent this month from an all-time low
Kuroda’s Policies Already Backfiring?
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