《225F》17日週末の東京タイムの戦略と解析

2013/05/17 10:01
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マーケットのチグハグさは昨日16日というよりも前日の15日にはじゅうぶんに観測されていました。現物指数が+337.61した日でしたが 値下がりした銘柄数の方が値上がりした銘柄数よりも多かったわけです。昨日16日はそのチグハグさが、具体的に指数面にも反映され、高値をつけたあとに急落症状、マスコミ曰く「利益確定の売り」により、15000円の大台を割り込む展開となりました。

東京タイムとナイトセッションを通しで見てみると、15180→15190→14880→15070→15050→15140→14950→15020→14980 といった流れとなり、上へ下へと案外ボラのある昼夜を問わずで非常に面白い1日となりました。300円下げて200円戻し、さらに100円戻したあとに一転200円下げて30円戻した16日でした。

フリーフォールにならずにこうしたジェットコースター型になったのは、既述のように独自解析的な面からでもマーケットの力学、パワーバランスが微妙に破壊的な下げを防いだことによるものと理解しています。

そしてこの値動きもしばしば当欄ではお馴染みの、<買い方さんの情けなさ、(keeping&lifting派閥)のひとり相撲型>とも言うべきもので、それこそ買い方派は、頭のなかが混乱しているそのまんまが値動きに反映されたものと想像します。

換言すれば、ビビりながらのkeepingといった感じですから、腰が引け切ったイメージです。一部報道によれば、確かにETF買いやREIT買いなどがあり、作為的な買い支えがあったのではないかと日銀を名指しで指摘する記事も目にしました。

〜〜ネット拾い読み〜

NEVADAブログ
日銀によるPKOと高まるリスク
2013.05.16
今日、日銀は【日経平均ETF】を188億円分購入していますが、不動産投信(REIT)は6営業日連続で購入しています。

今や日銀は国債、株の最大の買い手になってきており、リスクが日銀に集中してきており、恐ろしい事態が進んでいます。


日経平均 −58円

値上がり数   379銘柄
値下がり数  1290銘柄

ものすごい値下がり銘柄数ですが、日銀の買いにより指数はそれほど値下がりしていません。

ジャスダック平均 −3.16%
マザーズ指数   −6.01%

http://blog.m.livedoor.jp/nevada_report-investment/article/4456929?guid=ON
〜〜〜〜

ただし、独自解析ではシグナルは昨日16日は買いに変化していますから、大事なのは実は「今日17日から、今日から!!」です。

ETFやリートを買って支えたいなら、15日や16日などではなくて、むしろ本日の17日からの方が「より効果的」になるのですが、日銀にはそのマーケットの風が見えるかどうか。一人相撲の悪い面が出て、下げやすいときに頑張って買い支えてエネルギーを浪費し(現実に15日や16日はそうでした、〜暴落型) 逆に17日の本日は「押し目買い型」にも関わらず、ビビり切ってしまうのではないかと心配です。
買ってはならないと言うか買わない方がよかった15日16日は上記のように日銀による買い観測、逆に買った方がよいであろう17日本日に日銀はどう出るのか、大いに注目です。ダウ安、ナスダック安、これでさらにビビり加速でしょうか。

特に昨晩ナイトセッションでは午前三時のプレクロージング時に15000をkeepingしきれずにわずか五分の間に14990から14980へとギブアップでもしたのか、こだわりの無さが気になったものです。たかが10円、されど10円の大切さがここにありますし、またETFやリートをここまで買いながらあっさりとしたギブアップ気味の屁たれ気味のこだわりのなさは【大きな矛盾】として記録しなければならないでしょう。肝心なときになにもしない、なにもできないとの矛盾がまた心配です。

支えるなら支える、支えきる、支えないなら支えない、このあたりを日銀としてははっきりとした方がよいでしょう。中途半端が一番いけません。つけこまれますよ、彼らに。また無駄遣いをしないためにも今後は投下資金の<効率>というものをもう少し高める努力をしてはどうかと思います。


さてさてまたまたそのチグハグさが心配事として浮上してきた東京市場です。
最新のシグナルをチェックしてみましょうか。<事前戦略、本来あるべき基本的投資マインド→スタンス、本来あるべき基本的考え方、心構え、極意>です。


《225F》17日の東京タイムのストラテジー

J-GATE(超短期波動)
買い
レベル8☆☆☆☆☆☆☆☆with黄信号

※夜版の執筆直後に嫌な予感もあり、買いポジは15050買いコスト→15080利確の30円斬りで刀を収めました。その後に15140の夜間の高値を見ましたから、30円利幅ねらいではなく70円利幅狙いでもじゅうぶんに届いていた格好です。しかし、これも予告済みでしたが、まずJ-GATE(超短期波動)は利食いをしてしまうこと、そしてSWING(短中期波動)として買いポジはバトンタッチを、までが念頭にありましたから、ポジション管理としては比較的落ち着いたものがありました。ミッションとしてはこれでJ-GATE(超短期波動)対応は、積み上げるのではなく日ばかり、スカルピングに徹します。 オシレータを注意深く確認しながら現状の基本型、「下げるので」「買ってみるか」くらいの温度を維持、しかし利食いは早めに、で次のステージを待ちます。


SWING(短中期波動)
買い
レベル2☆☆

※一拍ずらした格好で、昨晩の午前三時からがこの短中期波動対応のスタートになりました。14980の15000円割れからの買いの種まきスタートですが、この場合も利食いは早めにを心がけます。米国市場の場味次第ですが、利確指値は15010での30円斬りを再び、かもしれません。

太陽フレアの件など、マーケットとは直接結び着けない投資家も多いでしょうが、太陽と相場の関係は興味もあって昔 深く研究もしたので、売りポジならまだしも買いポジは極力持ちたくない、があるからかもしれません。この点は数日前にも<人間の傲慢VS自然(神)>といったニュアンスですでに書いた気がします。


バトルポイント
15440
15260
15070
15023←コアポイント
15020
14830
14640

**


《OPTION/e-Warrant》
put買い意識
レベル3★★★

※厳密に言えば、利益確定済みの「抜け殻」ですが、まだまだ引き続きput意識は変わらずです。思えば、ハイリスクのオプションで10〜30%の利益でお役御免はないだろうとの声も聞こえてきそうです(笑)。

注目銘柄のナイトセッションでの動きは、

14750put06月、<O:290 H:335 L:265 C:315>

14750put07月、<O:455 H:480 L:435 C:480>


※好評のマーケット珍味度判定が昨夜は、驚きのMAX!!☆☆でしたからなにが起きるのかと注目でしたが、これは15140示現でどうやら出しきってしまった感じです。その後は落ち着きを取り戻し、最新は<珍味/意外に食える/レベル2☆☆>となり通常モードに戻ってしまった感があります。


〜〜気になったニュース〜
ニュース本文
日銀、次回会合で景気判断の引き上げを検討
[2013/05/17 01:18]
〓記事の写真

[東京 17日 ロイター] 日銀は21、22日に開く金融政策決定会合で、資金供給量(マネタリーベース)を2年で2倍に引き上げる異次元緩和策を現状で維持する見通し。円安・株高による個人消費の盛り上がりや生産の下げ止まりを受けて景気判断の上方修正を検討する。懸念される急激な長期金利の上昇についても経済への影響を議論する。
日銀は異次元緩和を打ち出した4月4日の決定会合で景気の現状判断は「下げ止まっており、持ち直しの動きもみられている」としていた。5月16日に発表された1─3月の実質国内総生産(GDP)は株価など資産価格の上昇によるマインド好転で個人消費が全体を押し上げ、前期比年率3.5%増と大幅なプラス成長となった。日銀内では景気が順調な回復経路を進みつつあるとして、景気判断の引き上げを検討する声が出ている一方で、設備投資の回復遅れなどを問題視する意見もあり議論となりそうだ。
一方、異次元緩和の導入直後に乱高下した長期金利が、先週末以降の米景気回復期待を背景とした急速な円安や株高で再び急上昇しており、日本経済への影響も点検する。15日には指標となる新発10年債利回りが一時0.92%と1年1カ月ぶりの高水準に跳ね上がった。日銀では米長期金利や国内の株高に連動した自然な動きとみているが、異次元緩和は「イールドカーブ(利回り曲線)全体を引き下げる」(黒田東彦総裁)のが目的のひとつであったにも拘わらず結果が逆となっている点を疑問視する声は市場や政府内にもある。
急激な金利上昇が続くと不動産価格の下落、住宅ローン金利の上昇、企業の資金調達コストの上昇を通じて景気を冷やす可能性があり、動向を注視している。ただ、日銀内では異次元緩和を市場が消化する過程で均衡を探る動きが続いているとの見方が強い。現時点では国債買い入れなどオペ(公開市場操作)のタイミングや額を市場との対話を通じて柔軟に工夫することで安心感を与え、金利の上昇ペースを緩やかにできるとの見解が多い。
(ロイターニュース 竹本能文、伊藤純夫:編集 石田仁志)


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◆米財務省、デフォルト回避で非常措置発動!2013年5月16日 21:00


米財務省、対デフォルト非常措置を発動へ
米財務省は15日、連邦政府債務が法律で定めた借り入れ枠の上限に達し、米国債が債務不履行(デフォルト)に陥る恐れがあるため、17日に資金繰りの非常措置を発動すると
発表した。
 非常措置は、州・地方自治体支援のための財務省証券の発行を停止するもので、債務の増加を抑える狙いがある。ルー財務長官は先週、非常措置により、少なくとも、9月2日のレーバー・デー(労働者の日)まではデフォルトを回避出来るとの見通しを示している。
 米連邦政府債務はすでに16兆3940億ドル(約1677兆円)の法定上限を超えているが、2月に成立した特別措置法により、18日までは国債の元利払いなどに必要な資金の借り入れが認められている。19日からは、非常措置により資金繰りを手当てしないと、米国債はデフォルトに陥る。【読売新聞 12:41】

記事中にある州・地方自治体支援のための財務省証券は「SLGS」と言われ、
地方債を発行して調達した資金を州や地方政府が投資に回すために提供される低金利の国債である。
この国債の発行を停止し、再び債務上限の引き上げをめぐる交渉の時間を稼ぐ
狙いがあるとされているが、これは緊急措置の第1弾とされており、更なる非常手段が発動されることを含んでいる。

この非常措置の影響は、州・地方自治体の財政悪化につながれる恐れがある。
すでに昨年12月にも"財政の崖"に絡み、発行が停止されており、この非常措置が続けられれば、地方債市場崩壊や、州政府・自治体の財政破綻、デフォルトが連鎖していくことになろう。

米国デフォルト騒ぎは、これまで繰り返えされてきた茶番であるが、
"まさか"を引き起こすには、"3度目の正直"という言葉ほど打ってつけのものはない。高をくくっているととんでもないことになろう。
遅くとも、ルー財務長官が示した9月2日「レーバー・デー」が【Xデー】となる公算が高い。

9月から世界経済が破局へ向かうシナリオがあり、「アベバブル崩壊」と共に「米国デフォルト」が重なれば、もはや金融市場崩壊、国家破産の連鎖が相次ぐことになろう・・・。

http://www.eagle-hit.com/

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