国際情勢ヨタ話 辞世の回

2025/09/01 10:32
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よしや身は 蝦夷が島辺に 朽ちぬとも 魂は東の 君やまもらむ
土方歳三蝦夷共和國陸軍奉行並

長い間、当サイトにて書き散らかしてきた「ヨタ話」であるが、もしかしたら今号をもって最終回となるかもしれない、最終回とならなければ、次回も何事も無かったかのように掲載されるのかもしれない。何れにしても、世は無常、物事には終わりの時が来る。

冒頭の土方歳三辞世の句であるが、肉体が蝦夷地で朽ち果てても、魂は徳川将軍を守るとの思いを表現している。多摩の豪農の生まれで、何不自由なく過ごしてきた土方歳三だが、最期は鬼神の如き戦いぶりにより後世に名を残した。

愛読者の皆様方に於かれては、作者から最後のお願いを申し上げたい。

一、物事を「善悪」二元論で考察しないで欲しい。日本人最大の欠点であり、物事の本質を見誤る確率が高まる事この上ない。

例:イスラエルに攻撃されているガザは「可哀想だ。」と言う思考。多くの日本人はガザが善で、イスラエルが悪と考える。冷静になって考えてみると、ユダヤ人の科学技術や芸術に対する貢献度は、人類の中でも飛び抜けている。では、アラブ人のイスラム教徒は何をしてきただろうか?テロや移民先での傍若無人なる振る舞い、挙げれば切りが無い。日本人にとって重要なのは、ガザではなくイスラエルなのである。「ガザの子供達が殺されて、イスラエルは酷い!」と言う向きもあるかもしれない。だが、ガザの子供達が成長して大人になっても、単なる無知無教養なアラブ人のイスラム教徒となるだけなのだ。この考え方が「正しい」とは言わない。だが、このような思考訓練を日頃から行う必要性はあるだろう。

一、中共や南北朝鮮、露助は、日本人にとって真の敵ではない。単なる騒がしい隣人達である。

一、1867年から1938年頃までは英国による支配、そして1945年から今に至るまで、主として米国民主党を中心としたリベラル勢力により日本は支配されていると言っても過言ではない。その事を十分御理解頂きたい。

一、現在から2040年前後まで、日本は経済的及び社会的に苦しい展開が続くだろう。特に2030年前後に国民皆保険制度の危機が来るだろう。

一、日本が敗戦後に奇跡の経済発展を遂げたのは、日本人が勤勉で優秀だからではない。1945年敗戦時に7,200万人だった人口が、その後50年間で5千万人増加した事が、経済発展の最大の理由だろう。この急激なる人口増加により、旺盛な内需が形成され、それにより経済発展したと考えても大きく外れてないだろう。人口減少が始まった昨今、昭和のような経済発展はあり得ない。「日本人は優秀である。」と言うのは、一部だけであって、全体ではない。

一、妙なカタカナ英語や略語等の使用を避けて欲しい。頭が悪くなるだけだ。

一、若い方々に於かれては、是非とも自然科学、特に数学の勉強をして頂きたい。数学は宇宙の真理に迫る鍵であり、人類が他の動物とは一線を画す能力である。そして、人工知能による通訳や翻訳が始まったとは言え、何らかの外国語を習得して頂きたい。脳の鍛錬に繋がる事は間違いないからである。

以上、作者からの切なる願いである。今までの御愛読に、唯々感謝申し上げる次第だ。

うしろすがたのしぐれてゆくか
種田山頭火

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