はじめに 2017年2月13日午前9時頃、マレーシアのクアラルンプール国際空港(KLIA)のLCC専用(格安航空会社のエアアジア)・第二ターミナルの出発ロビーで「事件」は生じた。 一人の男性が体調に異変をきたしたのだ。 男性は係員に助けを求め、警備員とともに空港内の診療所に向かった。 そしてその男性は、診療所から病院への搬送途上で亡くなってしまった。 亡くなった男性が所持していた旅券は北朝鮮の外交旅券であり、北朝鮮国籍の男性「キム・チョル」氏と記載されていた。 その後、「キム・チョル」名義の北朝鮮の外交用旅券を所持していた北朝鮮国籍の男性の真の身元や死因、事件の真相を巡って大騒動になってゆく。 だが、少なくとも「キム・チョル」氏の「真の身元」に関して「マレーシア」は最終的に、そして公式に確定した。「金正男」氏であると。 だが、一難去ってまた一難。 「キム・チョル=金正男」氏の災難はまだ終わってはいない。
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はじめに
2017年2月13日午前9時頃、マレーシアのクアラルンプール国際空港(KLIA)のLCC専用(格安航空会社のエアアジア)・第二ターミナルの出発ロビーで「事件」は生じた。
一人の男性が体調に異変をきたしたのだ。
男性は係員に助けを求め、警備員とともに空港内の診療所に向かった。
そしてその男性は、診療所から病院への搬送途上で亡くなってしまった。
亡くなった男性が所持していた旅券は北朝鮮の外交旅券であり、北朝鮮国籍の男性「キム・チョル」氏と記載されていた。
その後、「キム・チョル」名義の北朝鮮の外交用旅券を所持していた北朝鮮国籍の男性の真の身元や死因、事件の真相を巡って大騒動になってゆく。
だが、少なくとも「キム・チョル」氏の「真の身元」に関して「マレーシア」は最終的に、そして公式に確定した。「金正男」氏であると。
だが、一難去ってまた一難。
「キム・チョル=金正男」氏の災難はまだ終わってはいない。