先日「J-CIAというのは本当に民間なのか」と、某国のサイバーディフェンスオフィサーから尋ねられた。 「知っていても答えられないよ」というと、「そうだろうな」といって会話が終わったのだが、確かにPentagonの分析官は見ている、と彼はいう。 「日本はサイバーディフェンスを語る人間は誰一人使い物になりませんよ。簡単です。そいつの前にパソコンを置いて「さぁ、やってみろ」と言えばいい。ハッキングでも防御でも、やったことが実際にあればソフトをインストールしたり一定の防御ができるものだ。日本のレベルは赤ちゃんレベル。テレビや雑誌に出ているほとんどが口だけの人間だ。残念ながら。」 と返すと、彼は 「確かに日本は、インテリジェンスへの関心は薄い。特に、民間企業は大きな売りを立てられたあとに攻撃されれば、被害が出る。そこで株を買い戻せば儲かる。そういう商売をしても、日本の警察は何一つできないだろう。J-CIAのMDはなんでもできるみたいだが」 といった。当サイトがそういう仕事をしているのは一定の人間しか知らないはずなのだが、どうも「口止めセキュリティ」もまともにできないらしいこの国は。サイバーサイバーと言っているだけで使えない人間のあつまり。こんなことで大丈夫なのだろうか。 さて。今日の本題にうつる。 中国人民解放軍内部に、サイバー戦・宇宙戦や軍事諜報を扱う部署を一つにした新しい戦略支援部隊(Strategic Support Force : SSF)が設立されてから2年が経つが、この部隊の構成内容や役割についての詳しいことは依然として判っていない。 中国の最新鋭兵器プログラムや戦闘能力と同様に、戦略支援部隊についても秘匿扱いとされており、容易に内容を窺い知ることが出来ないのだ。しかし人民解放軍の上層部は4つ乃至は5つの部門を一つの部隊として統合し、非動的・非致死的な軍事力を既存の陸・海・空軍と同列に重要視していることは間違いない。 これまでの中国は、こうした軍事能力を「暗殺者の為の鎚矛」、若しくは、「トランプの切り札」として捉えていた。言い換えると、これまで人民解放軍が弱いとされてきた通常兵器戦や核戦争で中国より優勢にある国、要するに米国を打ち負かすための武器だということだ。今回は米国の某機関からの情報を基に、その戦略支援部隊の実態に迫ってみる。
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先日「J-CIAというのは本当に民間なのか」と、某国のサイバーディフェンスオフィサーから尋ねられた。
「知っていても答えられないよ」というと、「そうだろうな」といって会話が終わったのだが、確かにPentagonの分析官は見ている、と彼はいう。
「日本はサイバーディフェンスを語る人間は誰一人使い物になりませんよ。簡単です。そいつの前にパソコンを置いて「さぁ、やってみろ」と言えばいい。ハッキングでも防御でも、やったことが実際にあればソフトをインストールしたり一定の防御ができるものだ。日本のレベルは赤ちゃんレベル。テレビや雑誌に出ているほとんどが口だけの人間だ。残念ながら。」
と返すと、彼は
「確かに日本は、インテリジェンスへの関心は薄い。特に、民間企業は大きな売りを立てられたあとに攻撃されれば、被害が出る。そこで株を買い戻せば儲かる。そういう商売をしても、日本の警察は何一つできないだろう。J-CIAのMDはなんでもできるみたいだが」
といった。当サイトがそういう仕事をしているのは一定の人間しか知らないはずなのだが、どうも「口止めセキュリティ」もまともにできないらしいこの国は。サイバーサイバーと言っているだけで使えない人間のあつまり。こんなことで大丈夫なのだろうか。
さて。今日の本題にうつる。
中国人民解放軍内部に、サイバー戦・宇宙戦や軍事諜報を扱う部署を一つにした新しい戦略支援部隊(Strategic Support Force : SSF)が設立されてから2年が経つが、この部隊の構成内容や役割についての詳しいことは依然として判っていない。
中国の最新鋭兵器プログラムや戦闘能力と同様に、戦略支援部隊についても秘匿扱いとされており、容易に内容を窺い知ることが出来ないのだ。しかし人民解放軍の上層部は4つ乃至は5つの部門を一つの部隊として統合し、非動的・非致死的な軍事力を既存の陸・海・空軍と同列に重要視していることは間違いない。
これまでの中国は、こうした軍事能力を「暗殺者の為の鎚矛」、若しくは、「トランプの切り札」として捉えていた。言い換えると、これまで人民解放軍が弱いとされてきた通常兵器戦や核戦争で中国より優勢にある国、要するに米国を打ち負かすための武器だということだ。今回は米国の某機関からの情報を基に、その戦略支援部隊の実態に迫ってみる。