社会・情報・諜報

2018/04/01(日) 15:32

【Tの視点】元ロシア露情報機関員の暗殺未遂事件

はじめに
 
 2018年3月4日、英国南西部のソールズベリーにあるショッピングセンターにおいて、元ロシア情報機関「軍参謀本部情報総局」(GRU)大佐のセルゲイ・スクリパル氏とその娘が意識不明で見つかった。
 
 英当局は、捜査の結果、旧ソ連が開発した化学兵器・神経剤「ノビチョク(A-230)」が使用されたと発表し、3月14日に英国はロシアに対する報復措置として在英ロシア公館に勤務するロシアの外交官に国外退去を要請し、今年開催予定のワールドカップ・ロシア大会に英国王室や英政府閣僚が出席しないことを発表した。
 
 また英国政府は「3月13日までにロシア政府による説明が得られない場合はロシアの犯行とみなす」旨、3月12日にボリス・ジョンソン外相を通じて駐英国ロシア大使に通告していた。今回の英国で生じた「ノビチョクを使用したロシアの元スパイ(二重スパイ)父娘の暗殺未遂事件」に関し、英国をはじめとする欧州諸国・EU、米国等も「事件にロシアが関与した可能性が高い」とする見方で一致し、ロシアに対し強い姿勢で臨むことを確認した。
 
 英国や米国をはじめとして、欧州各国を中心に「ロシアへの強い非難」とともにロシアに派遣している各国の外交使節・外交官(大使・公使)の召還やロシアの外交官に対する国外退去等の措置をとってゆくといった流れになっている。
 
 このような対ロシア報復措置をとる欧米諸国(=NATO諸国)に対してロシア政府は、

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