《225F》13日のナイトセッションのストラテジー:欧州タイム

2013/03/13 22:19
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本日は暖かい1日でしたが、窓枠がどうにかなるのではないかと思うほどの強風でした。関東地方だけだったのでしょうか。これはいい天気といってよいのか、荒れた天気と言えばよいのかよくわからない感じでした。

株式市場も同様で、よい相場なのかどうか、にわかには判断しにくい状況です。
テレビ株番組の解説によればこれは「下げてよいのだが」としながらも「思うように下がらない」ので 「値幅での調整ではなく日柄での調整を選択したのではないか」とのこと。

なるほど。
うまいことをおっしゃる(笑)。

既述のように独自解析ではビッグサイズの【嵐】【暴走モード】【暴徒化相場!?】の真っ只中にある現在、リスク回避としては「寝て待て」が最良の選択肢でもあるからです。

本日の値動きは日中が<O:12190 H:12280 L:12160 C:12200>、ナイトセッション・欧州タイム途中経過は<O:12170 H:12200* L:12150* C:*>、となっています。

早速気になる今晩のシグナルを見てみましょうか。


《225F》13日ナイトセッションのstrategy

J-GATE(超短期波動)
買い
レベル2☆☆with黄信号

SWING(短中期波動)
買い
レベル7☆☆☆☆☆☆☆with黄信号
ストロングBuy-with黄信号

《OPTION/e-Warrant》
ニュートラル


バトルポイント
12470 12350 12230
12210 12090 11960
コアポイント
12213


※好評のマーケット珍味度判定です。<珍味!/買い/レベル8☆☆☆☆☆☆☆☆>、です。


※※※上記のようにシグナルとしてはマーケットにポジティブに反応していきたい局面でしたが、「with黄信号」付きであったり「ニュートラル」であったりとあまりはっきりしたものとも言えません。唯一<マーケット珍味度だけがはっきりとしたストロングBuy>といえますが、これとて朝版で記したレベル23☆☆☆☆…☆☆のMAX!!☆☆の高い確率に比べればその確率は半分以下に急減したとも言えます。
私的にはここは日柄整理などもたもた感の展開よりも、急落を交えた値幅調整を見た方がのちのちのためになると思うのですが、この辺りが東京市場の特徴であり、いまひとつ魅力溢れるものに育たない一因ではないかと思っています。

結論としては、やはり時間軸の長いものほどに価値を求めて、ニュートラル>珍味度>超短期 の順番で対応したいと思います。

この局面はどうするのがベストかと言えば「見送り、ニュートラルがベスト」であり、それではあまりにも面白くないならば、感覚的にはワンチャンスでの買い対応です。今朝なら「…昨晩の12160はいろいろな意味で独自解析では意味のあるポイントでしたが(既述)、突っ込み買いと評価したいポイントであったと同時に、12190や12230のテクニカルリバウンドがあれば利確ポイントとして実現益確保……」と書いていたように12160買いなら12190売り狙いの30円利幅狙いや12160買いから12230売り狙いの70円利幅狙いがかなり高い確率で成功の結果に繋がりました。実際にも12190の寄り付きで乗っかり70円利幅狙いの12260ヤリは速攻で成就しています。残念ながらこの高確率はナイトセッションでは疑問符つきです。背景にはFX!があります。別項に記したように、ユーロ円、ユーロドルがシグナルの後半戦にあるとはいえまだまだ「売りシグナル★」下にあることが急減した珍味度をさらに低めて
しまうように思うのです。また、米国タイムに期待が持てるかと言えば、NO、NO、それこそ米国市場こそが今回の波動は「かなり間違えて」上げてしまった。つまり下げ損なっているダウでありナスダックです。
値幅調整をすれば、東京市場も魅力を増しますが、この12100〜12200はあまり魅かれるものがありません。12000円飛び台、or11900台なら迷いなく買いスタンスへ、本日はそのような思いで待ってみます。


〜〜気になるニュース〜

ニュース本文
1月ユーロ圏鉱工業生産は前月比‐0.4%、予想以上の大幅減
[2013/03/13 19:49]
[ブリュッセル 13日 ロイター] 欧州連合(EU)統計局が13日発表した1月のユーロ圏鉱工業生産は前月比0.4%減、前年比1.3%減となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は前月比0.1%減、前年比2.2%減だった。
前月比で予想以上の減少となった。フランスとドイツで生産が落ち込んでおり、ユーロ圏の景気後退が続いていることが浮き彫りとなった。
ユーロ圏の鉱工業生産は、ドイツ、フランス、イタリアで全体の3分の2を占める。
先行指標となる工作機械の生産は前月比1.2%減。自動車や家具などの耐久消費財の生産も1.4%減少した。
JPモルガンのエコノミスト、デビッド・マッキー氏は「ECBは残る政策手段を使いたくないだろう。利下げはさらに状況が悪化した場合のためにとっておかれている。われわれはECBがこのマクロ見通しに対応すべきだと考える」とのリポートをまとめた。


〜〜ネット拾い読み〜

NEVADAブログ
衰退する日本の鉄鋼業と報道
2013.03.13
昨日の日経一面の新日鉄住金の報道は正確ではありません。

【新日鉄住金 高炉休止へ:国際競争へ体質強化】

これだけ読めば、積極的な休止と読めますが、実体は需要がなくなり、国内価格を引き上げるための生産調整を行うためにやむなく休止するものであり、更には「いかさま」ともいえる会計(償却先送り)をしなくてはいけない「実情」があります。

『和歌山製鉄所では当初、2013年3月末までに新高炉の稼働を予定し、建設してきたが、当面稼働を見合わせる。
新高炉を稼働すると生産能力が年間70万トン程度増えるが、現状では需要増を見込めない。
稼働先送りで償却負担の軽減も狙う』

即ち、わずか年間70万トンの話であり、しかも償却負担を軽減させるため、となっており、とても国際競争力云々という次元ではないのです。

中国は今や年間1億5,000万トンもの過剰生産能力を持っており、本気で日本の鉄鋼をつぶしに掛かれば、日本の鉄鋼業界の粗鋼生産高は1億トンもなく、ひとたまりもありません。

新日鉄住金の生産能力は年間4350万トンであり、中国の年間6億トンを超える「化け物」のような生産能力からすれば話になりません。

今の円安で鉄鉱石や石炭・ガス等の輸入コストが跳ね上がってきており、今後さらに円安が進めばいくら値上げを求めても需要がない今、値上げが通る環境になく、コストは上昇しかし値上げは出来ないとなれば、今、新日鉄住金は営業黒字150億円、最終赤字2000億円を見込んでいますが、営業赤字、しかも数千億円単位の赤字に転落し、最終赤字は厳密な減損会計を導入すれば、自己資本を吹き飛ばすほどの金額になることもあり得ます。

今や新日鉄住金は中国次第では生きていけない会社になっており(これはすべての鉄鋼会社に言えることですが)、残るは膨大な負債となっています。

そして休止・廃止する高炉の関係企業は膨大な人員となっており、これらは殆どが中小企業であり、今回の君津では1万人を超える関連雇用があり、これら下請け・関連企業の存亡と雇用にかなりのダメージを与えることになります。

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