《225F》2日のナイトセッションのストラテジー〜明日3日へ

2013/04/02 20:45
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2日の東京タイムでは、「これはいったい何が起きているのかシンドローム」の二日目、昨日に続いて激しい下げをみることとなりました。日中の値動きは<O:12050 H:12080 L:11810 C:12030>、と書いてしまえば「あっ、そうですか」なのですが、寄り付きの12050から11810の安値をつけにいったのがわずか五分ほどでとなればまた話は別でしょう。ことの異常さばかりが目につきます。異常さはその後も続き今度は11810を見たあと、高値12080はちょうど前引け辺り。これで波に乗るかと思いきや、後場は再び12000大台割れで軟調推移となり、まるで酔っぱらったマーケットを相手にしているような気分でした。

Golden Eggs  ゴールデンエッグス 警察24時

http://www.youtube.com/watch?v=2CNxKNAYtd8


「為替の円高進行で連動したから」もわからなくはないものの、わずか数分での急落は、にわかには認識できないほどのスピード、加速度、G、を感じたものです。

短時間での下げとなればすぐに浮かぶのが機械化による副作用の話です。数年前に米国では「フラッシュクラッシュ」と呼ばれる急変動があり騒がれたことがありました。その後米国ではたしかこれに対応する法整備なども行われたと思いますが、我が国はどうなのでしょう。仮になにも準備がなされていないならば、一連の急落は「本番に向けてのリハーサル」なのかもしれません。気になるところです。

〜ご参考〜〜
Flash crash「瞬間暴落」
2010年5月6日わずか数分の間にダウ平均が1000ドル近く下落したこと。
2時40分、ダウ平均株価は急落し始め、わずか数分の間に1000ドル近く下落、出来高は190億株に達した。当初、誤発注など様々な原因が指摘されたが、調査報告書では「複数の要因が重なったためであり未だ明らかではない」とされている。
NYSE(ニューヨーク証券取引所)およびナスダックの上場株の取引分散化がここ数年で急速に進んでおり、注文は最大50カ所に分散され、電子取引される。取引所の分散による大量注文、高速取引、アルゴリズム取引などの要因が組み合わさって起こった可能性が考えられている。
高速取引(ハイ・フリークエンシー・トレーディング)と呼ばれる、システムによる高速かつ大量の取引を行うトレーダーやヘッジファンドといった参加者の一部がボラティリティの高まりを嫌い売買停止したことで市場の流動性が急速に失われたことが影響しているという指摘もなされている。

〜〜〜〜

東証、いやMTXでしたっけ、ここもアローなんとかでおよそ個人投資家には必要ではないであろう超高速取引に対応したシステムを導入していますが、誰のためなんだよ、はずっと気になるところです。

そう言えば、FRBはなんの略ですか?の問いには「はい。Fideral Reserve Board、連邦準備委員会、の略です!」と鼻息荒く半自動で答えられても、ではなんの「準備」をしているのかを答えられる人はいないでしょう。

横道にそれました(笑)。

さて、テレビ株番組で一連の急落の理由がわかるかとつけてみていましたが、判で押したように「投機筋による売り」「短期筋の売り」「先物手動による売り」どまりで、肝心の「なぜ?」に答えてくれるものはありませんでした。

また、彼ら証券会社所属のプロによれば、こうしたわからない下げの時にしばしばヘッジファンドを悪役扱いしたがりますが、ヘッジファンドの礎を築いた私から言わせてもらえば、このタイミングでの売りは彼らヘッジファンドはまず「売り仕掛けなどやるはずがない」と思います。そうした発想は小指の先程もないはずです。

あるとすれば、もっと別のものでしょう。例えばある特命を帯びた黒い目による売り(売り+崩し、かどうかはわかりません)がもっとも可能性としては高いと見ています。例年信託銀行の売りが出る時期でもありますから、彼らのまとまった売りがいわば場味を粉々に砕いたと考えています。リズム無視で。


さて、そんなリズム感まったくなしでの、心地悪い相場がこれから訪れそうです。気を付けたい時間帯になっていきますからシグナルの行間を含めて早速見てみましょうか。


《225F》2日のナイトセッションのストラテジー

J-GATE(超短期波動)
変化:売り
レベル2★★

※昨日にしろ、本日にしろあの【踏み上げ型、〜を十分に期待できる型】を自ら放棄した東京市場でした。これは敢えて「上げさせないようにした」「押さえた」と見たいほうで、昨日&今日はまるで下げさせることが目的だったように思います。やはり、明日明後日の日銀新総裁デビューにあたりハードルをすこし下げさせたと見たい場面でしょう。
しかし、独自解析ではまさに【リズム音痴ここに極まれり】としたいほどで、これよりマーケットの女神の風は下降気流です。いや、その前にあの【荒れる!!】=【嵐】=【暴走モード】=【カオス、無秩序】がちょうどここから始まります。今晩はもとより明日一杯はこのような環境になります。
私的には「ふるい落とし」的な値動きとして見ていますからイタズラにニュースに結びつけてネガティブに考えたりはしませんが、波動のここまでの乱れはこれで「」は済!! リバウンドは利益確定を済ませる!!になります。買いポジの利益確定のための売り返済の「売り」ととらえています。
新規売りポジの構築はそれでもこの午前3時から咬ませていきますが、【暴走モード】の火中の栗であることは十分認識しておきます。つまり、バーリトゥードの何でもあり!でもありますから、値動きを見たあとからの一喜一憂、狼狽は神経の浪費になります。やるべきことは、J-GATE(超短期波動)として買いついたポジションでまだ利確が済んでいなければこの4セッションほどで決めきってしまうこと。そしてシステムとしてスタートする売りポジの構築です。後述のオプション戦略は引き続きcall買い意識ですから、<先物売り+call>つまり、【戻り売り型】とのイメージです。


SWING(短中期波動)
買い
レベル2☆☆

※精神的には大きく揺さぶられた格好です。ヒヤリと言うよりも、そのスピードについていくのが精一杯で平常心を保つのもなかなかの日でした。コストコントロールはこれで12060〜12120あたりでしょうから、こちらもコスト抜けをまって利益確定へ、としていきたい場面です。ナイトセッションの寄り付きは先程<O:12060 H:* L:* C:*>となり、たぶんにリバウンドを意識したもので始まりました。ここでしっかりと利確する意識でマーケットに対峙します。


バトルポイント
12520
12250
11980
11973←コアポイント
11910
11640
11370


※好評の<マーケット珍味度判定>は揺らぎがありません。<珍味/レベル6☆☆☆☆☆☆/売りではない、むしろ買い/レベル、ストロングBuy>ですから、目線は上に向けておきます。ただし、その過程で利食いは利食い、その線引きをしっかりとしておくこと!!これが肝でしょう。

本日はlargeもMiniも先物はその出来高が大きく膨らみました。押し目+出来高増で一見安心感も出るところですが、私の経験則では、ちょっと違和感があります。コツン!の底打ちではない気がしています。



〜〜気になるニュース〜

ニュース本文
基金と輪番合体してわかりやすい形で緩和示していく=日銀総裁
[2013/04/02 16:57]
〓記事の写真

[東京 2日 ロイター] 日銀の黒田東彦総裁は、2日の衆院予算委員会における金融・経済・財政等に関する集中審議で、「基金と輪番を合体してわかりやすい形で緩和を示していく」と述べ、日銀が国債を買い入れるため現在併用している2つの方式を統一する意向を明言した。
物価2%の目標達成のためわかりやすい形で金融緩和のペース拡充を進めるのが狙いだ。渡辺喜美委員(みんな)の質問に答えた。
日銀は財政ファイナンス(穴埋め)懸念を払しょくするため、保有国債を紙幣発行量内にとどめる「日銀券(銀行券)ルール」を定めている。ただ2010年10月に日銀券ルールの範囲外となる資産買い入れ基金を入れ子のように作り、国債や社債などを買い入れてきた。従来の国債買い入れが経済成長に合わせて紙幣を増発するのが目的であるのに対して、基金による国債買い入れは金融緩和が目的で、いつか売却する臨時の措置だから、というのが理屈だ。
ただ基金とその他を合計した国債保有残高は昨年に紙幣の発行量を突破し、ルールは形骸化。黒田総裁は国債買い入れに2方式並立している現状をわかりにくいとたびたび批判してきた。2日も黒田総裁は日銀券ルールについて「廃止を含め政策委員会で審議が必要」と指摘した。
30年債など超長期債の買い入れ増額についても「どの年限の国債を買うかは委員会で決定する。特定の年限を排除しない」として市場の期待を温存させた。
黒田総裁は、金融政策で「期待に働きかけるのは重要な波及経路の1つ」と指摘。「マネーストックと物価の間には一定の関係がある」として資金供給でマネーストックを増やせば物価上昇につながるとの見解を改めて繰り返した。その際予想インフレ率の目安として物価連動国債と利付国債の利回りから計算されるブレイク・イーブン・インフレ率(BEI)を「十分参考にしたい」と述べた。
同席した岩田規久男副総裁は、マネーストックではなく日銀の制御がより容易とされるマネタリーベースと予想インフレ率には明確な関係ある、と強調。短期的には日銀の金融緩和に対する姿勢が明確でないため、「マネタリーベースと予想インフレ率の関係は不安定だった」ものの、昨年2月に日銀が事実上の物価目標である1%の「目途(メド)」を導入した際など、日銀が強い姿勢を示せば「マネタリーべースが変わらなくとも、予想インフレ率は上昇した」と述べた。
黒田総裁はリーマンショック後、欧米の中央銀行と比べ、日銀の金融緩和程度が小さかったことが、日本におけるデフレ継続に影響したとし、「デフレ脱却に至らなかったことを日銀は反省すべきだ」と指摘。「この2年間はいわば集中治療期間。2年間を念頭に大胆な量的・質的緩和を進める」と強調した。
(ロイターニュース 竹本能文:編集 宮崎亜巳)



〜〜ネット拾い読み〜

NEVADAブログ
消えゆく名門旅館
2013.04.02
福井の芦原温泉の名門旅館として有名で、昭和天皇等が宿泊されていました【開花亭】が営業を停止し、事実上の倒産となっています。

明治45年(1912年)創業の名門ですが、今の安売り攻勢にとうとう「もはやこれまで」となったものですが、分野は違いますが、東京でも銀座で昼間に食べに行っていましたスパゲティ店とお蕎麦屋さんがこの3月31日付けで潰れてしまい、飲食不況が深刻化してきているのがわかります。

日本の消費の現場はマスコミが報じるほど、上向いていません。

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(名)開花亭(資本金1050万円、あわら市温泉5−201、代表北川昭治氏、従業員35名)は、4月1日に事業を停止し、事後処理を青山正喜弁護士(東京都港区愛宕1-6-7 愛宕山弁護士ビル705、電話03-5405-1330)に一任した。

当社は、1912年(明治45年)に創業、24年(大正13年)4月に法人改組した芦原温泉の老舗旅館で、今上天皇、昭和天皇などの皇族が3度宿泊されるなど当地を代表する格式の高い高級温泉旅館として知名度が高かった。近年は、現代表である北川昭治氏が福井県議会議員として長年にわたり県政界に身を置いたこともあって官公庁関係の利用が多く、皇族はもとより著名人が利用する旅館として知られていた。また、1万平方メートルという広い日本庭園を備えた温泉旅館は当地でも有名であり、「癒し」「落ち着き」をコンセプトとした和室には定評があった。

(中略)

近時は同業者の低価格料金に対抗できない状況が続き、回復のメドが立たない減収基調を背景に返済に窮する状況が続き、先行きの見通しが立たないことから今回の事態となった。

 負債は銀行借入金を中心に2010年1月期時点で約8億5000万円が見込まれる。

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