【Tの分析】三・一独立運動(抗日運動)の文在寅韓国大統領の演説の矛盾

2018/03/07 04:13
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はじめに

2018年3月1日、「3.1独立運動(1919年)」の抗日運動「99周年」を迎え、韓国では西大門刑務所跡(ソウル)で抗日運動の記念式典が行われた。
その「三・一独立運動(抗日運動)」の記念式典で文在寅韓国大統領は演説を行った。
文在寅韓国大統領の演説は、日韓関係(いわゆる従軍慰安婦や徴用工の問題等の歴史問題や竹島等の領土・領海等の領域問題)や南北関係(北朝鮮問題関連)等に関する言及がどういったものになるかといった点を中心にその内容について関心を集めていた。
緊迫度を増している北朝鮮情勢中、開催された「3.1独立運動(1919年)」という抗日運動の記念式典という性格(植民地支配からの解放記念日といった位置付け)から、朝鮮半島の平和構築や統一・統合といった南北関係や従軍慰安婦問題等に関する日韓合意を巡る日韓関係(我が国・日本は旧宗主国。だが厳密には、朝鮮半島が我が国の植民地という法的地位にあったといえるかについては台湾との比較からさまざまな議論がある)に関して、文在寅韓国大統領が演説で何らかの言及やメッセージを発信するのではないかと注目が集まったのである。

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