おはよう!FX!(ドル円&ユーロ円&ユーロドル):15日ここからのストラテジーと数理解析

2013/02/15 10:34
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独自解析でしばしば登場する「シグナルの脱け殻」ですが、この怖さを如実に物語る1日となった14日でした。

株のストラテジーでも昨日昼版で、そして夜版ではさらに強調しておきましな。昼版では「…シグナルはやはり「脱け殻」ですからこの値以上ならば買い方派のいわば利食い損ない残党組はいつでも逃げられることに留意していきます…」とし、夜版で「…FX!のbull局面は買い方の逃げ場、これをも一度確認しておきます。…」との念押しです。

実際の値動きでは思いの外美味しい思いをされた投資家も多かったはずで、例えばドル円でも< H:93.71   L:92.67>のボラティリティを見ていますから、文中にも示したように「…※利食いを済ませていないならば、その買い方派のコストは93.52辺りではないかと試算しています。ですので、この下方乖離が大きいほどにリバウンドが半分だけ(∵「脱け殻」だから)期待できると考えていきます。むしろこの93.52以上は買い方派のいわば利食い損ない残党組にしてみれば積極的な「逃げ場」とも言えますから、そのあたりをじっくり見ながら深追いはやはり気を付けたい、マーケットに対峙していきます。…」と見ていましたから、93.52以上の指摘済みの「逃げ場」をちゃんと見た93.71示現後に、その後に反落となったものです。ご丁寧に!?東京株式市場がクローズした午後3時過ぎから具体的に動き始めた感じでした。


さて、押し目だから買いで良いのか!?  シグナルはその辺りを意外な答え、解で返してきています。どんな感じなのか、さっそく見てみましょうか。


FX!ストラテジー

ドル円
買い脱け殻→売りへの過渡期
☆☆→★

バトルポイント
95.39   94.35   93.31
93.07   92.03   90.99
コアポイント
93.06

※株式市場が、特に《225F》は独自解析で「シグナルは早すぎる、マーケットの反応は遅すぎる」と書いたことがありました。実際その傾向は強いと思います。ところが、このFX!は概して、「シグナルは早すぎる、が、マーケットは時として先読みしたかのように早く反応」する傾向もあります。株式指数はですから遅めにdelayの対応でも良さそうですが、FX!や米国株式はまさにon timeで反応してよい場合が多々あります。
さて、ここからは呼吸が左右しそうです。シグナルは買いから売りへ、マーケットは昨日下げたわけですから、期待したいのは自立反発局面。そして反発したところを新規ショートな!これが理想です。

ジョージソロスがドル円で900億の利益!?
「(-.-)y-~、ずいぶん小さかったな」、こう言えるように頑張りましょう(笑)


ユーロ円
買い脱け殻→売りへの過渡期
☆☆→★

バトルポイント
127.07  125.82  124.57
124.28  123.03  121.78
コアポイント
124.57

※呼吸はやはりドル円のそれと瓜二つです。昨日はドル円同様に「…買い方派の現状コストは概ね125.59辺りと試算しています。シグナルはやはり「脱け殻」ですからこの値以上ならば買い方派のいわば利食い損ない残党組はいつでも逃げられることに留意していきます。…」と明記しておきましたが、< H:125.95   L:123.80  >125.59以上の125.95をみており、やはり十分なチャンスがあったわけです。こうしてタイミングは確かにコメントの行間にあったわけです。新規売りを迎えにいくわけですからナチュラルリバウンド待ちが理想です。


ユーロドル
売り
レベル3★★★

バトルポイント
1.3682 1.3542 1.3402
1.3368 1.3228 1.3088
コアポイント
1.3368

※いち早く売りに変化済みでしたが、bearな表情を存分に見せたものです。なお売りシグナル継続ですから、マーケットとしての見方も「本当は、上げにくく下げやすいのだ!!」として、いわば間違って反発するような場面が、逆にショート追撃の好機!との考え方になります。


〜〜気になるニュース〜

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ソロス・ファンド、円安見込む取引で10億ドルの利益=WSJ
[2013/02/15 04:47]
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[14日  ロイター]  著名投資家のジョージ・ソロス氏は、円の下落を見込んだ取引を通じて昨年11月以降およそ10億ドルの利益を得た。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい関係筋の話として伝えた。
安倍政権がデフレ脱却に向け進める政策運営などを背景に、円は11月から2月上旬までに対ドルで20%近く下落した。
WSJによると、ソロス・ファンド・マネジメントの内部ポートフォリオは約10%を日本株で保有している。
WSJは、デビッド・アインホーン氏率いるグリーンライト・キャピタル<GLRE.O>やダニエル・ローブ氏のサード・ポイント、カイル・バス氏のヘイマン・キャピタル・マネジメントなども円の下落に賭ける取引で多額の利益を上げたとした。金額には言及していない。
アインホーン氏はWSJに対し「3年ほど前の取引だ。最初の2年数カ月は愉快ではなかった」と語った上で、一段の円安を見込んでいると述べた。
WSJによれば、投資家は複雑なデリバティブやプット・オプションなど様々な手法を通じて円の下落に賭けているが、アインホーン氏はプット・オプションを購入したという。
ソロス・ファンド、サード・ポイント、ヘイマン・キャピタル、グリーンライト・キャピタルには、米国の通常営業時間外のため現時点で連絡を取れていない。
〜〜気になるニュース〜

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G20はG7の為替見解支持へ、声明文言は変更も=ロシア財務相
[2013/02/15 08:38]
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[モスクワ  14日  ロイター]  ロシアのモスクワで15─16日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の議長を務めるシルアノフ財務相は14日、G20が為替について日米欧7カ国(G7)が12日に声明で表明した見解を支持する見通しを示した。ただ、G20閉幕後に発表する声明の文言は、12日にG7が発表した声明と異なる可能性を示した。
シルアノフ財務相はロイターに対し、G20を構成する新興国はG7のコアのメッセージを支持するとの見通しを示したが、「文言は(G7声明と)異なるかもしれないが、意図は変わらない」と語った。
円安の一要因となっている日本のデフレ脱却に向けた取り組みについては「通貨間ではなく経済の競争であるべき」と指摘した。
昨年11月のG20声明は、為替について「競争的切り下げを控える」よう求めた。G7は12日に発表した声明で、為替レートは市場で決定されるべき、などと表明したが、競争的切り下げには言及していない。

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