《225F》8日のナイトセッションから週明け11日へ

2013/03/08 21:37
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いやはや圧巻の日経平均300円高でした。というより、週足ベースで見れば約600円幅の上昇ですか。そのうちの半分を今日1日でやってのけた、いや昨日まで四日かかった上げ分をわずか1日、今日1日だけでやってのけたといった方がよいのか、とにかく文句のつけようのない「ザ・金融相場」を見た思いです。

グレートローテーションという言葉がいま囁かれています。運用機関はいろいろな投資物件に資金を振り分けていますが、安全なもの=債券、危険なもの=株式など、という考え方が定着していました。

これをバンクオブアメリカ・メリルリンチが昨年「株式の収益率が債券の収益率を上回り始め、資金が株式市場にシフトする」として指摘しはじめた考え方が起源とされているようです。このグレートローテーション、これが起きていくのか、すでに起きているのか、今後加速拡大するのか、という段階です。

巨額の運用資金が機械的に動くことになりますからさながらブルドーザーがF-1のレーシングカー並みに走るイメージでしょうか。

本日日中の値動きは<O:12030 H:12230 L:12010 C:12220>で、これだけでも圧巻ですが先程始まったナイトセッションはさらに輪をかけて<O:12240 H:12350* L:12230* C:*>と迫力を増した展開となっています。

気になるシグナルの推移は? 早速見てみましょうか。


《225F》8日ナイトセッションのストラテジー

J-GATE(超短期波動)
変化:売りへ
レベル2★★

※シグナルの推移は昨日からの持ち越しロングがこのナイトセッションの寄り付き12240を受けてシグナルとして改めて「売りへ」と進化したものです。頭と尻尾まで全部食うなら11900円どころから12240まで、まさに大きな波動だたわけですが、なかなかです。美味しい魚の美味しい一部分はすこし食べられた、で納得するようにします。

何より、プロの専門家の八割が遠慮がちに「まあ届かないだろうけれども一応掲げておくか」、位のノリで提示していた今年の高値予想12000円説でした。わずか2ヶ月ちょっとでそれを達成してしまうとは、プロの看板が泣く(笑)。今日はその驚きの方が強いでしょう。

インクレディブルバブルの行く末はいよいよ誰にもわからなくなって行きそうです。

さて、独自運用術ではこれで第三次ショートポジション構築強化月間に入りました。つまり、連騰気味のkeeping&lifting、(PKO.PLO.)といったものにもすべて対応してきた結果ですが、下げるべき時に下げない、下げてエネルギーを蓄積した方がよいであろうときも下げさせない、などをへてこれで三回目の強化月間に入ったものです。コストのコントロールの結果、これで独自試算妥当値が11960辺り これに近づけましたが、またまたこうしてナイトセッションで引き離されているところです。いやはや強い相場です。
┐('〜`;)┌


SWING(短中期波動)
売り
レベル2★★

※引き続き短中期波動としても売りスタンスです。値幅が派手ですから煽られますが、マーケットのイメージは「残りが三枚になったババ抜き」です。売り方、買い方ともに虚々実々の駆け引きが繰り広げられますが、圧倒的に有利に見れる買い方派も最後にババをつかめば敗けですから。
また、オセロでOthelloで例えるならこれで買い一色に見える盤面も売り方が角を3つ押さえました。アタックチャンスも実は売り方が握っています。


《OPTION/e-Warrant》
put買い意識
レベル3★★★


バトルポイント
12590 12370 12150
12090 11870 11650
コアポイント
12153


※好評のマーケット珍味度判定です。ニュートラルがしばらく続きましたが、仄かに点灯したものは<珍味/レベル2☆☆>です。つまり食ってみると(買ってみると)案外うまい、とするものです。が、上記公式シグナルが、超短期が「先物売り+put」、短中期も「先物売り+put」、とあの【暴落崩落急落不時安型、〜に備える型】ですから、そんななかで「珍味」となってもなかなか手が出しにくいものです。

米国の経済指標発表がまたマーケットの激震を呼ぶでしょうからその動きには煽られ過ぎないようにいまから心の準備をしておきます。

上を見れば、アカデミックにはこれで12658円、14518円、18261円、等が次の目標値として語られ始めることでしょう。が、独自解析では「割高の修正としての下げ」はこれまで100%の確率を誇っています。上を見るのも人情としてじゅうぶん理解できますが、逆に
12658円、14518円、18261円、を語る前に「独自試算妥当値、現状ならアバウト11950前後」からそれはいくら上方乖離しているのか、していくのか?で考えていきます。


週足ベースバトルポイント暫定値:修正の可能性大
13310 12640 11970
11820 11150 10480
週足ベースコアポイント:修正の可能性大
12003


〜〜ネット拾い読み〜

http://blog.m.livedoor.jp/nevada_report-investment/article/4414665?guid=ON

NEVADAブログ
更に悪化した見通し(ユーロ圏経済成長率)
2013.03.08
ECBは、ユーロ圏の今年の成長率を今までの<−0.3%>から<−0.5%>に引き下げていますが、ECBとしては金融緩和しか道はないとしています。

金融緩和で経済成長しないのは今までの歴史を見れば誰でもわかりますが、今やECBはお金を投入するしかやることがない事態になっているのです。

財政支出を削減しながら増税していれば、経済成長をするはずもありません。
アクセルとブレーキを同時に踏むという言い方をしますが、今のヨーロッパは、ブレーキを踏みながら更にサイドブレーキをかける動きをしており、それで前に進めと言いましても無理な話です。
前に進むどころか、車体が壊れる寸前に来ており、このままいけば、タイヤから出火し、車が全焼する事態もあり得ます。


〜〜気になるニュース〜

ニュース本文
国際監視下での円安「第2幕」スタートか、ドル95円前半に
[2013/03/08 16:00]
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[東京 8日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の95円前半。2月の中国輸出が市場予想を大幅に上回ると、前日のニューヨーク市場で付けた2009年8月以来の高値を突破して一段高となった。
短期筋に加え、海外勢の日本株買いに伴う円売りヘッジも相場を押し上げた。市場では、国際的な監視の目を気にしながらの円安「第2幕」がスタートしたとの見方も出ていた。
<海外勢の円売りヘッジも>
ドル/円は一時95.45円と、2009年8月以来の高値をつけた。予想を上回った2月の中国輸出が発表されると、円売りの動きが加速。前日のニューヨーク市場で付けた高値95.10円を突破して上値を追う展開となった。短期筋に加え、海外勢の日本株買いに伴う円売りヘッジも相場を押し上げた。「海外勢はドル/円はボックス圏とみていたが、円安傾向が続きそうだということで、円売りヘッジをし始めている」(外銀)という。
ドル/円をめぐっては、日米欧7カ国(G7)緊急声明や20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で露骨な円安誘導にくぎを刺されたことから、相場をけん引してきた海外勢の円売りの勢いはいったん弱まったものの、なかなか下がらない相場に再び強気に転換。今週に入りロングを積み上げるなど、相場上昇の原動力となっている。
市場では目先の上値めどについて「リーマン・ショック直前の高値から2011年安値の61.8%戻しとなる97円前半あたりを目指す展開になるのではないか」(前出の外銀関係者)との声が出ていた。
<円安「第2幕」スタート>
みずほコーポレート銀行国際為替部マーケット・エコノミスト、唐鎌大輔氏は足元の状況について「昨年11月から今年2月が第1幕だとすると、3月以降は国際監視下での第2幕に入る」との見方を示している。「11月から2月は3カ月で15%上昇とアクセルを踏みっぱなしだったが、これからはアクセルとブレーキを交えながら緩やかな円安相場になるだろう」という。
もっとも、本格的な円安につながるには国内投資家の円売りが不可欠との見方が根強い。財務省がきょう発表した2月の投資部門別対外証券投資ではその兆候はまだ見られないことから、唐鎌氏は「円安が加速していくこともないだろう」とも付け加えている。
(ロイターニュース 志田義寧)

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