和諧の消えた街 北京

2009/05/05 21:57
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 大陸浪人です。仕事の関係で少々ご無沙汰していましたが、この数ヶ月で北京と広東省を回ってきました。なんといっても無理をしてウマく行っているように見せるのがウマい中国ですから、実際に足で歩いて報道発表の裏や人民の温度感を読む必要があります。やはり現地の様子は報道やチャイナウォッチャーの予想とは少し違っていました。ゴールデンウィークの暇つぶしにどうぞ。
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「経済危機?北京はいまのところ影響はほとんどない、というよりも全く感じないね」タクシーの運転手たちはたいていこう答えます。オリンピックに合わせた整備で新しい店が増え、洋服などを売る店があちこちに新しく開いています。少し奇麗になって、オリンピックの喧噪が消えた北京は歩きやすくなりました。
 
 給料が減るということも周囲ではまだ聞かないようです。ただし大学生の新規雇用は非常に厳しくなっており、周囲の大学生は卒業後に実習という形でアルバイト的に働き始め、また大学院に行って時間稼ぎをするようなことを言っていました。人々の購買意欲は旺盛で、レストランもかなりの盛況です。

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